~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

昼下がりの鑑賞会

2006年04月15日 16時44分56秒 | 交響曲・管弦楽曲等
見ました!「深夜の音楽会」の録画。
まさか水曜の深夜に撮ったものが今日送られてくるなんて思ってなかったので、
思いがけずうれしい土曜の午後のひとときとなりました。

いやもう天才少女、パワーアップしてました。
たしか『戴冠式』は、おととしの9月に彼女と話したとき「ただ今練習中」とのことでしたが、
それから幾多の舞台を経て完全に看板レパートリーになってました。
目を閉じて弾くかと思えば、右手だけの部分は左手で指揮でもするかのように曲をなぞり、しかも『戴冠式』にふさわしい堂々した低音・リズムの刻み。
指揮もオケも骨格のしっかりした、でも流麗なすばらしい演奏でした。

そのあと、『ドン・ジョバンニ』からツェルリーナとドン・ジョバンニのアリア、
『魔笛』の序曲、<夜の女王>のアリアの最高音の聴かせどころ・・・・ときたところで、ブチッ。 
実は、この日の放映は急に15分押しになってしまっていたのでした。残念ですが、まずタイマー録画だと致し方ありません。
ほんとにここまででも録画を見られて幸せです。
吉田先生のエネルギッシュな指揮を1年数ヶ月ぶりに拝見し、ぜひプッチーニなどのオペラをライブで見聴きしたいとの思いを強くいたしました。

興味のおありになる方、よろしければ近々鑑賞会でもいたしましょう。

2億年ぶりの相棒発見?・・・

2006年04月15日 00時00分39秒 | 見る・読む
こんなことがあっていいものかと思うのだが、自然界は謎だらけだから
あってもおかしくないというべきなのだろう。

約2億年前からメスしかいないと考えられていたカイミジンコ(体長約1ミリ)のオスが鹿児島県の屋久島で見つかった

なんでもこのカイミジンコの仲間は化石研究などで約2億年前からメスしか見つかっていなかったのだそうだ。
よって、メスからメスが生まれる無性生殖を続ける世界最古の多細胞生物とされていた。
それが、2003年春、屋久島の海岸近くの湧き水で新種が見つかり、その中から生殖器があるオスを確認したということだ。
ある古生物学教授のコメント:
「オスはメスの幼体と形も大きさも似ている。オスはいなかったのではなく、姿を小さくしていき続けていたのではないか」
         

何が不思議って、2億年も見たことのない生殖器をどうして「それ」と確認できるのかということ。写真が出ていたが、私にはただの毛にしか見えない。

次に、なんでオスの化石は2億年さかのぼっても出てこなかったのか。よくある話で、メスに食べられたり、体の一部に組み込まれたりしていたのか?

なぜ今、なりをひそめていたオスが新種として目撃されるようになったのか?

以前、メスの体内に生殖器を残して去ってしまうアンモナイトのような貝の話(タコの仲間)を書いたが、こういう話はツボにはまってしまって朝読むと一日頭を離れない。
ともあれ、「メスからメス」じゃなかったということは、ものすごいこと・・のはず。こういう研究を地道に続けておられる科学者の方を本当に尊敬する。