現在の夕張駅は3代目になります。
初代・夕張駅は1892年、石炭の運搬を目的として北海道炭礦鉄道(北炭)により開業、
場所は現在の夕張市石炭博物館の辺りにありました。
その後国有化され国鉄に継承、夕張線から石勝線となりますが、
その間に石炭産業が斜陽になり炭鉱が次々に閉山していきました。
そうなると駅設置の当初の目的が果たされなくなり、
第2代・夕張駅として街の中心部に移転したのが1985年です。
場所は市役所の裏側、現地に行ってみるとよくぞこんな隙間にというところ。
駅舎も貨車3両を転用した、いかにもというものでした。
実はここ、廃止された夕張鉄道の夕張本町駅跡です。
その後レースイ地区の開発に伴い駅は1990年に現在地に移転しています。
それが昨日紹介した、3代目・夕張駅です。
さて、初代の駅があった場所はその痕跡がなさそう。
2代目の駅があった場所は市役所の裏というとことで行って参りました。
本当に狭い隙間に、線路が突っ込む形になります。
画像左手の土手と右側の柵に囲まれた草地に駅がありました。
土手側から線路、ホーム、そして駅舎(貨車)。
駅として最低限の施設ですね。
駅の立地としては現駅よりこちらの方が中心部に近く利便性が高い。
もっとも駅がここにとどまっていたとしても、利用者は…。
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