場所は市街地から離れた美生地区なので、訪れるのもなかなか大変です。
建物は廃校になった美生小学校の敷地内に平成11年に、
芽室町の開基100年を記念して作られた新しい施設です。
展示物は普通の市町村にある郷土館の類のものと同じです。
そういう意味では目新しさはありませんが。
手に触れて体験できる“ブツ”が多い。
展示品も肌感覚を感じられる距離感と質感があります。
私が子供頃(約40年ほど前)に使われていた農具などが実際にどう使われていたか、
それらの使用感を実感できる展示方法がとられています。
私の祖父の家にも実際にあった自家製製麺機の実物やミシン、農業用のホークなど。
昔ではないけど、今でもない。
昔と今をつなぐ、私の記憶に残っている時代の様々なもの。
歴史的に見ればつい最近のことなのですが、
実は一番資料が残りにくい時代のものの展示が豊富な上に、
実際に体験出来る工夫が出来ている。
それにですね、
毎週第2・4土日曜日には月替わりの体験学習を実施しているというではないですか。
丸太切り、石臼引き、ポンプ水汲みや手造りおもちゃなど。
入館料を含め全て無料です。
規模じゃなく、質のいい資料館です。
お勧め。
火曜日が定休というのも珍しいですね。
隣接している「集団研修施設 かっこう」には元横綱の『大乃国資料室』があります。