奥井みさき、旅の記録と徒然日記

仕事の合間に旅行、旅行の合間に仕事。
フリーライター・奥井みさきの旅日記と、日々思うこと。
札幌からです。

沖縄4日間、自由気ままな旅 … ヤンバルクイナ生態展示学習施設

2014-10-31 06:00:43 | 道外の博物館
9日(ぐるっとやんばるの一日)


  


ヤンバルクイナは国の天然記念物、沖縄本島のやんばる地区にだけ生息しています。
個体数は減っており、環境省のレッドリストで絶滅危惧種に指定されています。

とはいうものの、この辺りに住んでいると結構庭先にやってくるそうです。
地元の方にとっては昔からありふれた鳥だった。

さて、遠路はるばる来たからには是非見てみたい。
運が良ければドライブ中に見ることができるそうですが、
そんな幸運はそうあるわけがない。

親鳥が抱卵を放棄した状態で発見された卵を保護、
孵化させ人工飼育したヤンバルクイナを生態展示しているのがここ。

ここに来ればいつでもヤンバルクイナを見ることができます。

館内は野生に近い環境を作り、1羽のヤンバルクイナを飼育しています。
そこにいるのはメスのキョンキョンちゃん。

この日は機嫌が良かったのか、目の前まで来てくれました。





いやいや、結構動きますなぁ。

保護され人工飼育しているヤンバルクイナは他にもいて、
野生に放すことを検討しているそうです。

ですが人工飼育したヤンバルクイナをそのまま放鳥するのは難しい。
保護はしなくてはいけませんがそれだけで増えるわけではない。

難しいものですね。





*ヤンバルクイナ生態展示学習施設

住   所:国頭郡国頭村安田1477-35
開館時間:9:00~17:00
入 館 料:大人500円、小中高生200円
休 館 日:年中無休
コメント

沖縄4日間、自由気ままな旅 … 民具資料館(奥ヤンバルの里内)

2014-10-30 05:11:36 | 道外の博物館
9日(ぐるっとやんばるの一日)





沖縄は海に囲まれています。
古くから産業はもちろん漁業、そして農業と相場は決まっている。

ところがやんばるはちと違う。
目の前が海だというのに奥の集落には漁師はいなかったそうです。

生活の糧は背後に広がる広大な山、そしてわずかな平地で営まれた農業。

その昔道路はなく、外との交通手段は船(やんばる船)のみ。

その船で行きは木材、薪炭、イノシシなどを運び、
帰りは食料や日用雑貨を積んできました。

農業はコメやサトウキビなどを栽培していましたが今はお茶が特産になっています。
そのお茶は奥共同店で売っていますので、是非お買い求めを。

などなど、昔の奥集落のいろいろなことが、
当時の生活用具と共に解説されています。

いやいや、私はまさか海に面した集落で漁師がいないなど想像していなかった。

ですがやんばるという豊かな山の恵みを抱えるこの地方は、
私の想像を超える生活が営まれていたのです。

また道路がなく海が荒れれば陸の孤島になる。
それが“共同店”を生んだのでしょう。

国頭村奥集落、是非1泊くらいしてしてみたいものです。




*民具資料館

住   所:国頭郡国頭村字奥1280-1
開館時間:8:00~18:00
入 館 料:大人200円、子供100円
休 館 日:年中無休
コメント

沖縄4日間、自由気ままな旅 … 奥共同店(国頭村奥)

2014-10-29 06:19:46 | 道外の旅日記
9日(ぐるっとやんばるの一日)





やってきたのは国頭村奥にある『奥共同店』、
実は今回の旅で一番来たかったところです。

“共同店”とは集落の住民が共同で出資・運営する商店です。
沖縄のやんばるや離島に今でも多数あるそうです。

今は普通の商店のようなところが多いのですが、
かつては地域の産品の出荷や売買、資金の融資なども行われていました。

商店、商社、銀行などの役割を担っていたのですね。

最近は減ってきたと聞いていましたが、ドライブの途中でかなり見ました。
やんばるでは“共同店”、まだまだ健在です。

その“共同店”のルーツがここで、開設は1906年とのこと。

お店の中に入るとそこは普通の商店と同じ。
生鮮品から雑貨まで、いろいろなものを売っています。

昔はこういうお店、たくさんありました。

私はブルーシールのアイス(130円)と「奥集落の歩き方」(200円)を購入。
このアイス、美味しかったなぁ…。

『奥共同店』は見た目は普通の田舎の個人商店のようですが、
実は集落の中心として精神的支柱になっているに違いありません。

ところで「奥集落の歩き方」の表紙と裏表紙の画像をアップしました。
現在と昭和30年の奥集落の違いをご覧ください。





奥集落に道路が通じたのは昭和28年、それまでは陸の孤島でした。

何かあれば幾日も、よその世界と隔絶されていた。
そのような時には集落全員が協力して共同体を維持せざるを得ない。

共同店の成り立ちとその在り方がよくわかる画像ですね。

さて、すぐそばの「民具資料館」へ行きましょう。
コメント

沖縄4日間、自由気ままな旅 … 辺戸岬

2014-10-28 05:16:10 | 道外の旅日記
沖縄の旅行記を再開します。


9日(ぐるっとやんばるの一日)

沖縄本島の最北端、太平洋と東シナ海に面する辺戸岬。





天気がいいと奄美群島の与論島や沖永良部島を見ることができるそうですが、
この日は台風が近づいているせいか残念ながら見ることはできませんでした。

ちなみに与論島(鹿児島県)までは22㎞。

津軽海峡の汐首岬から対岸までは18㎞なので、
やはり晴れていれば与論島は間違いなく見えますね。

それにしても海が荒れている。
岬は崖の上にあり、海面からは相当な高さがあります。





ですが波が押し寄せるたびに波しぶきが私までかかってくる。
南の島にいるとはいえ、気分はすっかり宗谷岬です。

ここから先に行ってはいけないような気分になる。

ところでここは沖縄が日本に返還される前は国境でした。
それまではまさに宗谷岬と同じようなところだった。

「日本祖国復帰闘争碑」もあり、沖縄の返還闘争を象徴する場所ですね。





車ではここから北へはもう行けません。
このあとは国道58号線と県道70号線を南下します。

まずは奥集落へ
コメント

新千歳空港、ILS新設で経済効果1億円

2014-10-27 05:06:57 | 交通
ILSとは、航空機を電波で誘導する計器着陸装置のこと。

新千歳空港は3千メートル滑走路を2本持っていますが、
このうちA滑走路は南北に、B滑走路は南側にILSを持っています。

そこでB滑走路北側にILSを新設、欠航や遅延を減らそうというもの。

新千歳空港は09年~11年度平均で、
年間149便が欠航し1407便が遅延したそうです。

今回のILS導入で4.8便の欠航と109便の遅延が避けられると予想され、
それによる経済効果は年間1億円以上と見込んでいます。

さて、年間4.8便の欠航と109便の遅延がなくなるだけで経済効果が1億円。

これには欠航による払い戻しなどを含んでいるのでしょうが、
大変な金額ではあります。

こういう数字は実態よりも大きく見せがちですが、
話半分にしても5千万円の経済効果がある。

航空事業というのは大変な金額が動く巨大なビジネスだとわかる。
特に国内幹線路線は経済的影響が大きいと感じています。

私は先日沖縄に行ってきましたが、
帰札の翌日は台風19号の影響で那覇空港が1日閉鎖になりました。

あれも相当な経済的損失があったということだな。

何であれ利用者としては欠航や遅延が減るのは有難いこと。
これからも安定した運航に努めてほしいものです。
コメント

道議会食堂

2014-10-26 06:56:43 | つらつら思ったこと



道庁に行った折、地下通路を通って道議会棟にある食堂に行きました。
ここの名物は“ざるそば”だということで、その名物を食べようということで。

メニューを見ると『ざる』『大ざる』『特ざる』『大特ざる』とあります。

メニューにはありませんが『大大特ざる』というのもあるそうですが、
私は無難な『特ざる』を注文。

場所は道議会とはいえここはいわゆる“社食”。

こういうところは通常、食券を買ってカウンターに提出というところですが、
さすがにセンセイ達が利用するからであろうか注文は店員にします。

麺は当たり前ですが冷たい。
しかしつゆは温かく小エビ天、ウズラの卵、鶏肉などが入っています。

このつゆにとうがらしを入れて食べるのだそうで、
私もここの流儀に沿いとうがらしを入れて食しました。

お値段(550円)にしては美味しい。

この食堂は幾度か経営が変わっているそうですが、
このざるそばだけはメニューから消えることなく残っているそうです。

道議会という禁断の場所で食べるざるそばは、なかなか“いける”。
また機会があれば、温かいそばにもチャレンジしてみよう。

※ざるそばの画像は、食べログなどをご覧ください
コメント

新しくなった幸福駅

2014-10-25 07:20:27 | 鉄道



旧広尾線の幸福駅の先代駅舎は老朽化のため解体、建て替えられました。
旧駅舎には壁一面に切符や写真、名刺が貼られていた。

先日、近くを通った折に建て替えられた幸福駅に寄ってきました。

新しい駅は旧駅舎の面影をかなり残しています。
そして壁には旧駅舎と同じく、
建て替えられてから貼られた絵葉書などがいっぱい。

「愛の国から幸福へ」ブームが巻き起こったのは1973年、駅の廃止は1987年。

それからもここは観光地として整備され、
観光客が訪れる名所となっています。

廃止された駅がこんなに長く名所であり続けることに驚く。

お土産物屋さんがあり、駐車場、トイレも整備され、
静態保存されているキハ22も2両あり中を見ることができます。

もちろん愛国から幸福行のきっぷも売っています。
何もしないでも無限に売れ続ける不思議なきっぷだ。

私はブームを覚えているので懐かしく思い立ち寄りますが、
ブームを知らない若い方はどう思っているのだろう?

などとも思いますが、何であれそれで地元にお金が落ちるならいいか。

“愛”とは無縁なそんなことを考えてしまった、無粋な私でした。
コメント

ハローキティ―、40周年

2014-10-24 05:20:33 | イベント
沖縄の旅行記は数日お休みします。

さて、ハローキティ―は今年で誕生40周年だそうです。
これを記念して全国で、いろいろなイベントが行われています。

札幌では11月4日まで(催事場での催事は今月26日まで)、
各階で様々な催しを行っています。

催事場での派手な催しはこの日曜日まで、キティラーはお急ぎください。

この催事で娘が大通館B1のとうまんで「キティ―とうまん」を、
そして菜々かまどで「ハローキティ―わくわくセット」を買ってきた。

「キティ―とうまん」は画像の通り、食べるのを憚れるような可愛い刻印付き。





専用のペーパーバッグもこれまた可愛い。

「ハローキティ―わくわくセット」は私が画像を収める前に食べてしまった。
なのでこちらはチラシから拝借した画像をご覧ください。





私はお稲荷さんだけ、おこぼれにあずかりました。

どちらも食べてしまえば普通のとうまんと稲荷ずしですが、
見た目がキティ―だと特別の感慨がある。

今や日本だけではなく世界中で展開されている『ハローキティ―』、
世界中で身の回りの様々なグッズが発売されています。

これほど世界中で愛されている日本発のキャラクターはそうそうないかも。

それが40年か。

あやかりたいものだのう…。
コメント

沖縄4日間、自由気ままな旅 … 芭蕉布会館

2014-10-23 06:32:59 | 道外の博物館
9日(ぐるっとやんばるの一日)





植物の“芭蕉”には糸芭蕉、実芭蕉(バナナ)、花芭蕉の3種類があり、
その中の糸芭蕉からは織物にできる繊維が採れます。

『芭蕉布』はその糸芭蕉から採った繊維を織った、沖縄伝統の織物です。

大宜味村喜如嘉(きじょか)は“芭蕉布の里”といわれており、
そこで織られる芭蕉布は国の重要無形文化財にも指定されています。

芭蕉布会館は芭蕉布の製作や後継者育成のため村が建てました。

1階が事務所、芭蕉布の展示・販売、ビデオ上映など、
2階が作業場となっており、実際に芭蕉布を織っているところを見学できます。

ということでここは観光施設ではなく、仕事の場です。

2階へ上がり作業風景を見学させてもらいました。
お年を召した方もいらっしゃいますが、若い方もちらほら。

いやいや、大変な作業だ。

一反の芭蕉布を織るのに必要な芭蕉は200本といわれますが、
その芭蕉から繊維を取り出し丁寧に選り分けていく。

かなり高度な技と根気がいる作業だとわかります。
いうのは簡単ですが、その大変さはここを見ないとわからんだろう。

職人の技による伝統工芸、ですね。




*芭蕉布会館

住   所:国頭郡大宜味村喜如嘉454
開館時間:10:00~17:30(11月から3月は~17:00)
入 館 料:無料
休 館 日:日曜日、旧盆、年末年始
コメント

沖縄4日間、自由気ままな旅 … 旧大宜味村役場庁舎

2014-10-22 05:02:03 | 道外の博物館
9日(ぐるっとやんばるの一日)

この日は恩納村のホテルで朝8時にレンタカーを借り、やんばるを回ります。
名護市をすり抜けまずは大宜味村へ入り、旧役場庁舎へ。





1925年に建てられた、県内に残る最古のコンクリート建物です。
1972年まで役場として使われ、現在は村史編纂室が入居しています。

2階が村長室だったそうですが、これが8角形になっている。

何とまぁ斬新で美しいデザインかと思っていたら、
台風の風圧を軽減するためにこうなったとか。

風土に根差す、とはこのことだね。

中に入ると資料室、右手が村史編纂室の事務所です。
中央のホール(?)を支える柱は5角形、ホールの形は村長室と同じ8角形。





大正時代にこんなデザインを考え出した人は素晴らしいね。
また当時の方々はこの役場を見てビックリしたろうな。

ところで大宜味村の大工は「大宜味大工」と呼ばれ、
県内各地で活躍していたそうです。

その「大宜味大工」の名を高めたのがこの建物だったとか。

そういう伝統があったからこそですね。

ちなみに敷地内には琉球政府時代の水準点があるそうです。
しまった、見逃したよ。




*旧大宜味村役場庁舎

住   所:国頭郡大宜味村字大兼久157-2
開館時間:9:00~12:00、13:00~17:00
入 館 料:無料
休 館 日:土、日、祝日
コメント