帯広ー十勝三股間を走っていた士幌線は1987年に廃止されました。
音更駅は2面2線の相対式ホームと複数の側線を持っていたそうです。
音更駅跡は結構広い敷地を持つ交通公園になっており、
中には除雪車・キ704や8600形蒸気機関車などが保存されています。
これらは自由に見学することができ、案内なども整備されています。
8600形蒸気機関車に至っては側面がカットされ内部構造を見ることができます。
蒸気機関車の内部構造を、それも屋外で見せるなぞ音更町はなかなかやってくれます。
周囲は住宅地、住民の憩いの場で家族連れや子供たちが気ままに歩いていました。
駅舎跡が交通公園になっているところは各地にありますが、
そのほとんどが“これでも公園か?”と思うところが多い。
本当の公園とは住民が憩える場所であるべきなのですが、
ここは鉄道関係の展示の工夫や公園の構造によりくつろげるスペースになっています。
駅はなくなっても人が憩える場所として残る。
音更駅はなくなってしまいましたがそこには人が集う、幸せなことですね。
※音更町大通6丁目