奥井みさき、旅の記録と徒然日記

仕事の合間に旅行、旅行の合間に仕事。
フリーライター・奥井みさきの旅日記と、日々思うこと。
札幌からです。

十勝のあれこれ … 音更駅跡

2017-04-30 06:47:29 | 北海道の旅日記(道東)



帯広ー十勝三股間を走っていた士幌線は1987年に廃止されました。
音更駅は2面2線の相対式ホームと複数の側線を持っていたそうです。





音更駅跡は結構広い敷地を持つ交通公園になっており、
中には除雪車・キ704や8600形蒸気機関車などが保存されています。





これらは自由に見学することができ、案内なども整備されています。
8600形蒸気機関車に至っては側面がカットされ内部構造を見ることができます。

蒸気機関車の内部構造を、それも屋外で見せるなぞ音更町はなかなかやってくれます。

周囲は住宅地、住民の憩いの場で家族連れや子供たちが気ままに歩いていました。

駅舎跡が交通公園になっているところは各地にありますが、
そのほとんどが“これでも公園か?”と思うところが多い。

本当の公園とは住民が憩える場所であるべきなのですが、
ここは鉄道関係の展示の工夫や公園の構造によりくつろげるスペースになっています。

駅はなくなっても人が憩える場所として残る。
音更駅はなくなってしまいましたがそこには人が集う、幸せなことですね。

※音更町大通6丁目
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十勝のあれこれ … 渋谷醸造株式会社(本別町)

2017-04-29 05:59:36 | 北海道の旅日記(道東)



ここで私は北海道にも小規模な味噌や醤油メーカーがあると書きました。
    → http://blog.goo.ne.jp/okui-m/e/8e64207f41b92bfb659277f34d5ad6af

その中の一つが本別町の渋谷醸造(株)、場所は岡女堂駅跡の横。

国道横の丘の上に建つ結構大きな建物なのですが、岡女堂駅跡の存在に邪魔され目立ちません。
国道沿いの駐車場から同社を見てみると“ショールームへ気軽にお立ち寄りを”と書いてある。





であるならば、行くしかあるまい。

丘を登り社屋内にあるショールームへ顔を出すと奥から係の方が出てきて、
ショーケースに並べられた商品を前にいろいろとお話してくれました。

味噌や醤油、原料の大豆はもちろん本別産、麹に使うお米は北海道産、
それで無添加の味噌や醤油などを作っています。

出荷先は近隣や業務用が多いとのことですが、札幌ではきたキッチンやHUGマート、
どさんこプラザなどで手に入れることができるとのこと。

いろいろな商品がある中、私は無添加のこいくち醤油(300ml)を所望、
定価324円のところショールーム価格300円で買いました。





原料の大豆は地元本別産、無添加なので常温保存はできず冷蔵保存、
これは我が家の冷蔵庫の中に鎮座しております。

生産量は味噌が70t/年、醤油は60kl/年。
ちなみにキッコーマン千歳工場は2万kl/年。

十勝や北海道産の原料にこだわった地元密着の醸造所、
いつまでも頑張ってもらわないとね。
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十勝のあれこれ … 岡女堂駅跡

2017-04-28 06:41:00 | 北海道の旅日記(道東)



岡女堂駅は廃止された北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線の駅でした。
場所は本別町の国道242号線沿い、隣接して観光情報センターがあります。

岡女堂は神戸に本社があった甘納豆を主力としていた老舗企業で、
この駅はこの地にあった本別工場のために同社が資金を出し新設されました。

しかし岡女堂は倒産、その後は地元資本により新会社を設立、
工場と売店は今でも稼働を続けています。

十勝の豆は、ブランド力があるのだな。

駅は単式ホームがそのまま残り、廃止当時の時刻表もそのまま残されています。





駅の裏にはホームから直接行くことができる工場と売店があり、
今でも訪問客を温かく迎えてくれます。

この駅が廃止当時のまま残っているのは、この売店の誘客効果を狙ったものだな。
そして“十勝の豆”をアピールするものでもあるわけだ。

そのためにこの駅は解体されず今も残っているのですね。
それが他の駅跡とは違うところです。

今の岡女堂、工場と売店はいつまでも存続してほしいな。
それがこの駅跡の存続にもかかわることですしね。
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十勝のあれこれ … 北海道立農業大学校

2017-04-27 05:12:28 | 北海道の旅日記(道東)



行政としての北海道はいろいろな仕事をしています。
道職員でもその全てを把握しきれるものではない、いろいろなお仕事を。

その中に“農業大学校”というものがあります。

場所は本別町西仙美里、本別市街地から7㎞ほどのところにありますが、
ここに行く公共交通機関はなく周囲は当然見渡す限りの農業地帯のその真ん中。

学校の位置づけは専門学校で修業年限は2年、卒業すれば短大卒業と同等の資格を得、
その後は農業大学3年への編入も可能となっています。

学生生活は全寮制、土日も含め1日3食の食事が提供されます。
学ぶ内容は畜産、畑作園芸、稲作経営など、定員は1学年80名、授業料は年間164,160円。

さすが道立学校、授業料が安い。
校舎も立派で実習農場なども充実している。





“道にお金があるときに建てた建物です”
今ならとてもこんな立派な建物を建てることはできないとのこと。

現校舎の完成は平成11年、そうなんですね。

農業の後継者や新規就農を考えていらっしゃる方、その他農業関係に就職を考えている方、
こういう進路もあるということは考慮してもいいと思います。

またJA職員や家畜人工授精師への就職、帯畜や酪農学園への編入など、
多様な進路があるようです。

こういうことも北海道としての大事な仕事なのですね。
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十勝のあれこれ … 幌舞駅(幾寅駅)

2017-04-26 05:38:22 | 北海道の旅日記(道東)



根室本線の幾寅駅は映画“鉄道員(ぽっぽや)”の舞台となりました。
映画が封切られたのは1999年、駅舎は今もそのセットのままです。

外観は昔ながらの木造駅舎、駅名も正面玄関が“幌舞駅”となっており、
駅前には映画セットの食堂やキハ40を改造した“キハ12 23”も保存され、
ここが「幾寅駅」であると主張しているのはホームの駅名板などごくわずか。

この駅は完全に映画に依存しているな。





“キハ12 23”はキハ40 764を改造したもので窓枠を「バス窓」にしたもの、
廃車後に前頭部を切断しここに設置したものです。

「バス窓」の気動車はキハ20の初期型以来だったのではないか。





駅舎内には“鉄道員記念展示コーナー”があり、
映画関係の写真や小道具、衣装やサインなどが展示されています。

私がお邪魔した4月9日(日)はオフシーズンにも関わらず、
ポツポツとではありましたが途切れなく見学者が来ていました。

高倉健、人気があります。

尚、展示コーナーの見学は9時から17時までです。
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十勝のあれこれ … 拓鉄公園(新得町)

2017-04-25 05:20:29 | 北海道の旅日記(道東)



“拓鉄”とは、北海道拓殖鉄道のこと。
新得を起点に上士幌まで、開業は1928年で廃止は1968年です。

会社自体は現在も運輸会社として存続しており、
またバス部門は北海道拓殖バスとして独立し営業を続けています。

拓鉄公園は本社や機関庫などがあり拓鉄の中心だった南新得駅跡に広がる公園で、
湿地や池がある自然公園となっています。





場所は新得駅から帯広方面に歩いて10分程の線路際。
公園の一角には拓殖バスの営業所もあります。

公園は4.5haとかなり広く、往時の拓鉄の繁栄ぶりが偲ばれます。
ここ全部が駅跡地だったのか。

そして町によって整備された、自然公園としてもかなりレベルが高いとみた。
真夏にここを散歩すると気持ちよかろうに。

運が良ければリスにも会えるそうです。
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十勝のあれこれ … 占冠村郷土資料室

2017-04-24 05:52:01 | 北海道の博物館
村中心部から少し離れた場所にある石勝線占冠駅、
そのすぐ横に「占冠村物産館」があります。





「物産館」の1階は広いホールになっていますが“物産”の販売などはなく、
一角に誰でも読めるように置かれた本と村のパンフレットなどが置いてあるのみ。

“物産”の販売は村中心部にある道の駅が担っています。
シーズンではなかったので物販がなかっただけかもしれませんが。

2階でメインになっているのは「レストランメープル」。

食べログなどで見ると評判がすこぶるいいのですが、
私が訪問した日曜日は定休日ということで食することができませんでした。

そのレストランの向かいにあるのが郷土資料室、
管理人などはおらず扉を開けて無人の室内へ潜入。





展示室には土器や動物の骨格、農機具や民具などが雑多に並べられています。
それを見ると占冠村は山と共に生きてきた村だということがわかります。

しかし解説の写真や文章が古く、現状には合っていないだろうなと思う。
土器類なども出土地が明示されていないので村で出土したものかどうかわからない。

現在の占冠を知るというわけでも、昔の占冠を知るという訳でもありません。
そんな施設ですが、村の数少ない訪問先としてリストに入れてみてはいかがでしょうか。




*占冠村郷土資料室

住   所:勇払郡占冠村占冠
開館時間:10:00~19:00(基本)
入 館 料:無料
休 館 日:不明
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今月はいろいろと…

2017-04-23 04:49:24 | つらつら思ったこと
今月はあちこち行きましたなぁ。

2日は一日散歩きっぷを使って根室本線経由で新得、
そして石勝線を通って札幌へ。

プライベートで行ったこの時のことはブログに書きました。

9日と10日は1泊2日で十勝地方へ、16日は日帰りで帯広へ、
これで日曜日は3週連続十勝に足を踏み入れたことになりました。

19日と20日は1泊2日で宗谷地方へと行っています。

これらはいずれも仕事でしたが、
さすがに遊びと違ってこれだけ遠出が続くと疲れる。

さてその中でも空き時間であちこち寄りました。
明日からその様子をアップしていきます。

20日以上かかるぞ…。
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北海道全179市町村完全制覇&2017道の駅スタンプラリー

2017-04-22 07:37:42 | イベント
クラブツーリズム(本社・東京)、略称“クラツー”という旅行代理店があります。
この会社、訳のわからないツアーをこれでもかというほど仕掛けています。

例えば、富士山の裾野を17回に分けて歩くツアー。
1年間に延べ17回に分けて、ひたすら富士山に出かけその周りを歩いて1周します。

この17回全てのツアーに参加すると富士山のすそ野を1周できます。
これが首都圏で大人気で、9年間で7,000人以上が完歩したのだとか。

これに似たツアーが北海道で進行中です。

それが“北海道全179市町村完全制覇&2017道の駅スタンプラリー”です。
    → http://www.club-t.com/spgroup/feature/bus/013_stamprally/

16回シリーズで全てに参加すると北海道の全179市町村と全道の駅を制覇する、
札幌発着のバスツアーとなります。

各市町村ごとに「到達証明書」をもらえる他、全16回すべてに参加すれば「オリジナル楯」が、
その他こまごまといろいろな記念品をもらえたりするらしい。

これは人気を集めそうだ。
来年3月開催の第14回道南編がすでに“催行決定”となっている。

ということは、何があっても全制覇するぞという方が相当いらっしゃるということですね。

第1回札幌近郊編は今月と5月で延べ5回開催されます。
ご興味のある方、まだ間に合います、是非お申し込みを。
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急に決まりました

2017-04-18 05:22:16 | つらつら思ったこと
日曜日は日帰りで帯広に行ってきました。
帰宅は23時ころになったのですが、とりあえず無事帰宅できてよかった。

で、今日から通常通りにブログを再開する予定でしたが、
急に決まったのですが明日と明後日は稚内を中心に近辺をまわることになりました。

明日は出発が早く、明後日も帰りが遅いのでブログは金曜までお休みします。

稚内は久しぶり、多分20年以上行っていないと思います。
車で行くのは初めて、今回は車でしか行けないところにも寄ります。

帰りは音威子府駅で蕎麦かなぁ。

それでは。
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