奥井みさき、旅の記録と徒然日記

仕事の合間に旅行、旅行の合間に仕事。
フリーライター・奥井みさきの旅日記と、日々思うこと。
札幌からです。

俺のために優勝しろ

2016-10-31 05:40:14 | スポーツ

北海道日本ハムファイターズ、優勝おめでとうございます。

思えば今年は逆境からの逆転ばかりでしたね。

レギュラーシーズンは最大11.5ゲーム差を追いつき追い越しまさかの優勝。
今年は某球団が史上最速で優勝するという観測もあった中、それは見事でした。

クライマックスシリーズは余裕で突破したものの、日本シリーズはいきなり2連敗。
日本シリーズ初戦から2連勝なら優勝確率は80%ほどだそうで。

そこからホームで3連勝、そして敵地での勝利で日本一。
いやいや、凄いな。

この結果は今年の日ハムを象徴しているようです。

ということで今年で引退する武田勝の激励も効いたのでしょう、
栗山采配も見事に当たって日本一となりました。

ファンとしては15連勝のころから、いい夢を見させていただきました。

北海道日本ハムファイターズの皆さま、おめでとうございます。
そして、ありがとうございます。

さて、セールだ。

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名古屋から仙台への5日間 … 文化のみち二葉館(文化のみち)

2016-10-30 05:51:34 | 道外の博物館
14日(金)


    


ここは日本最初の女優・川上貞奴と、電力王と言われた福澤桃介が暮らしていた邸宅です。
この二人の生涯と馴れ初めなどは非常に面白いのですが、ここでは述べない。

創建当時は東二葉町(現・白壁3丁目)にあり敷地は2000坪以上、
和洋折衷の豪華な建物は「二葉御殿」と称されていたそうです。

そこに住んでいたのが電力王、そして女優を引退していた貞奴、
建物は豪華、それは華やかな風情だったと思います。

館内には1階と2階を結ぶ螺旋階段がありますがそこを盛装した貞奴が降りてくる、
そしてアーチ状に張り出した出窓とステンドグラスで彩られた大広間。

サロン、ですね。

展示は貞奴や福澤に関すること、当時愛用していた品々、大理石でできた配電盤など。
やはり貞奴関連の展示が面白い。

それはそれ、ここはやはり「二葉御殿」と言われた建物自体を楽しみました。
北海道で豪華な昔の建物というと鰊御殿とかなので、こういう建物は面白いな。

さてここで名古屋のお話は終わります。

※女優としての貞奴は知っていましたが、名古屋に縁がありこんな生涯を送っていたとは…




*文化のみち二葉館

住   所:名古屋市東区橦木町3丁目23
開館時間:10:00~17:00
入 館 料:大人200円、中学生以下無料
休 館 日:月曜日(祝日、振休日の場合は次の平日)、12月29日~1月3日
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名古屋から仙台への5日間 … 文化のみち橦木館(文化のみち)

2016-10-29 06:31:26 | 道外の博物館
14日(金)





ここは1897年に設立された井元商会の創業者・井元為三郎によって建てられた邸宅です。

井元商会は陶磁器の素地を仕入れ上絵を付けて製品にし輸出する会社で、
昭和の初めにはサンフランシスコやシンガポールなどに拠点を構えていました。

名古屋の、この界隈はその陶磁器産業の集積地になっていきました。

最盛期には日本で作られた輸出用陶磁器の70~80%がこの界隈で生産されていたそうです。
その中心にいたのが井元為三郎だったのです。

さて広い敷地の中に和館、洋館、2棟の蔵、茶室、庭園が残されています。
邸宅も広い、そこを喫茶と展示室、貸室として利用しています。

展示は陶磁器産業の歴史、昭和初期の生活の様子など、
そして貸室は6室ありこの日も様々な展示などが行われていました。

常設展示自体は“そこそこ”ですが、貸室の展示でバリエーションがついている。

それはいいとして、本当に広い邸宅だ。
敷地も広いし建物も広い、一体どれだけ財力があったのかと思います。

当時はさぞいろいろな人が出入りしていたのであろうな。

名古屋の陶磁器がこんなに力があったとは知りませんでした。
そういえばノリタケカンパニーの本社は名古屋市、なるほどねぇ。




*文化のみち橦木館(しゅもくかん)

住   所:名古屋市東区橦木町2-18
開館時間:10:00~17:00
入 館 料:大人200円、中学生以下無料
休 館 日:月曜日(祝日、振休日の場合は次の平日)、12月29日~1月3日
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名古屋から仙台への5日間 … 旧春田鉄次郎邸(文化のみち)

2016-10-28 05:31:37 | 道外の博物館
14日(金)





春田鉄次郎は多治見市生まれ、太洋商工(株)を設立し陶磁器を輸出し成功した人物。

邸宅は旧豊田佐助邸の横にあり1階の一部はレストランとして営業しています。
中を見学するときは旧豊田佐助邸の係の方に声をかけてからになります。

建築年は1924年、入り口から入って手前が洋館でレストランに、その奥が和館という造り。





と書きましたが和館と洋館とはっきり分かれているのではなく、
外観も内装もその両方が入り混じった造りになっているように見えました。

さて中を見ることができるのはレストランとして営業していない部分、
1階の一部と2階の半分ほどですが、豪華な雰囲気は十分味わうことができます。

中には当時実際に使われていたという家電や家具があります。
室内の造作と合わせ、当時の様子がうかがい知れて面白い。

ところでここで営業している創作フレンチレストラン「デュボネ」。
ランチは3,150円、ディナーは5,500円だそうです。

私が見学した日のランチタイムは貸し切りとなかなか人気がある。
気軽に昼飯でも食べながらレストランの中を拝見、とはいかないようですね。

ウエディングもできるというレストラン営業エリア、
さぞ見ごたえのある造作なのであろうなぁ…。




*旧春田鉄次郎邸

住   所:名古屋市東区主税町3丁目6-2
開館時間:10:00~15:30
入 館 料:無料
休 館 日:月曜日(祝日、振休日の場合は次の平日)
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名古屋から仙台への5日間 … 旧豊田佐助邸(文化のみち)

2016-10-27 06:14:31 | 道外の博物館
14日(金)

豊田佐助はトヨタグループ創始者・豊田佐吉の実弟です。
兄を助けながらのち、豊田紡織の社長を務めています。

建築は1923年、木造瓦葺2階建ての和館と木造陸屋根2階建ての洋館かなる和洋折衷。
この一帯は名古屋城下の元武家屋敷があったところです。





外から見るとそれほど広く見えない邸宅の入り口からは洋館が見えます。
敷地に入ると和館が連なっているのが見え、実は中は広いとわかる。





そして邸宅の中を見学すると奥行きが感じられ裏には蔵もある、さすが豊田家一族。
要は外からの見かけによらず中は広く家も豪華、ということです。

洋館は1階が応接室が3室、2階は和式の座敷、ここは来客の接待用の建物です。
和館は1階、2階とも和室が4室、家族の住居として使われていました。

ところで館内には豊田家の家系図が掲げられていました。
それを見ると一族で財界に様々な人材を輩出していることがわかる。

さすがトヨタグループですなぁ。

尚この辺りにはかつて佐吉邸、喜一郎邸、利三郎邸もあったそうですが、
現存するのはこの佐助邸だけとなっています。




*旧豊田佐助邸

住   所:名古屋市東区主税町3丁目8
開館時間:10:00~15:30
入 館 料:無料
休 館 日:月曜日(祝日、振休日の場合は次の平日)
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名古屋から仙台への5日間 … 名古屋市市政資料館(文化のみち)

2016-10-26 05:19:43 | 道外の博物館
14日(金)





この建物は1922年に名古屋控訴院地方裁判所区裁判所として建てられ、
以来1979年まで名古屋高裁・地裁が移転するまで中部地方の司法の中心として使われていました。

全国8か所に設置された控訴院庁舎は2か所現存しますがその最古の建物です。
ちなみに現存する2番目に古い建物は札幌控訴院(市資料館)で1926年築。

市公文書館を兼ねる建物は3階建て、1階は主に公文書館、2階は公文書館と集会室など、
3階は市政資料館の展示室となっています。

展示内容は名古屋市の歴史と控訴院のこと。

名古屋市は1878年に独立した行政区の名古屋区となり1889年に市制施行、
そのあたりから現在までの市の発展の様子が詳しく解説されています。

と簡単に書いてみましたが、何しろ中部地方の中心都市、商業と工業も盛ん、
その他諸々名古屋にはいろいろあるわけです。

これでもか、という展示にお腹いっぱいになりました。
しかし名古屋は、知れば知るほど面白いところだな。

控訴院としては会議室、昔と今の法廷を再現したものなどの展示があります。

最後に、古くて豪華な建物だけあってそれを見るだけでも価値があります。
ということでドラマの撮影などでも館内各所、使われています。





“館内ロケ場所マップ”も置いてあり、興味深かったです。




*名古屋市市政資料館

住   所:名古屋市東区白壁1丁目3
開館時間:9:00~17:00
入 館 料:無料
休 館 日:月曜日(休日の場合は次の平日)、第3木曜日、12月29日~1月3日
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名古屋から仙台への5日間 … “文化のみち”

2016-10-25 05:21:52 | 道外の旅日記
14日(金)





名古屋城から東側、尾張徳川家の邸宅があった「徳川園」に至るエリアは、
江戸時代から明治、大正へと続く名古屋近代化の歩みを伝える建物などが立ち並んでいます。

ここは“文化のみち”としてイベントや建築遺産の保存・活用が進められており、
産業考古に興味のある私には心揺さぶる一帯となっています。

特に白壁、主税町(ちからまち)、橦木町(しゅもくちょう)辺りは元武家屋敷、
その跡地に財界・文化人が住み着き今も当時の雰囲気を伝える独特な景観を呈しています。

今回はその3町を中心に散歩してきました。

まずは地下鉄名古屋駅から桜通線で久屋大通駅、名城線に乗り換えて市役所駅で下車。
地上に出ると当然そこには名古屋市役所があります。

その本庁舎の存在感が凄い。

1933年竣工で昭和天皇即位記念事業として建設されたもので国の重文。
名古屋市の都市景観重要建築物にも指定された歴史的建造物。

隣は1938年完成の県本庁舎もある。
これも昭和天皇御大典記念事業の1つとしてとして建てられたものだ。

のっけからこれか!
これはこれからお散歩するエリアに何があるのかワクワクしてしまう。

きっととんでもない“ブツ”が現れるのであろう。

さて、行こうか。
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名古屋から仙台への5日間 … まずは名古屋へ

2016-10-24 05:01:53 | 道外の旅日記
14日(金)

朝早く自宅を出て新千歳空港へ。

仕事で飛行機を使うという私にしては珍しいシチュエーションですが、
日程ほか様々な事情で今回の出発はここになりました。

搭乗するのはスカイマーク762便、新千歳8:55発の中部国際空港行、
到着時刻は10:45、席は事前予約で25Hの窓側を確保しています。

機内は程よい混み具合、飛行も順調、佐渡島がくっきり見えます。
直江津から小木へ向かっていると思われる佐渡汽船らしき船影も確認できました。

スカイマークオリジナルの「キットカット」の無料配布も。





ほぼ定刻通り中部国際空港に到着、すぐ名鉄に乗り名古屋へ向かいます。
11:17発の名鉄岐阜行の特急が出るところだったので乗車。





6両編成でそのうち2両が特別車両、一般車両に乗るには特別料金はかかりません。
私はミューチケット(特別車両券)を買ってのんびりと名鉄名古屋駅まで過ごしました。





この特別車両、座席も広くすこぶる快適です。

どこぞのJRの空港アクセスは快速列車で指定席に乗るには520円の追加料金、
名鉄は特急でも料金は不要で特別車両に乗るときだけは360円の追加料金。

思想の違い、競合の有無などいろいろな要因があるのでしょうが、
座席と料金の差にガッカリしてしまいます。

11:54、名鉄名古屋駅に到着、ホテルに荷物を預けて一息。
約束の時間まで少し時間があるので街中をブラブラすることにしましょう。

“文化のみち”へ
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名古屋から仙台への5日間 … プロローグ

2016-10-23 06:59:45 | 道外の旅日記
名古屋へ行かなければならない用事がありました。
ですがそれだけでは諸事情で行くわけにはいかない。

そこに東京での仕事が舞い込んできました。
それなら、名古屋と東京を組み合わせて出張の予定を組もう。

名古屋までは調べてみるとスカイマークが意外と安いとわかりました。
“いま得”で片道6,210円、東京へ行くより安い。

さて名古屋から東京までの移動はどうするのか。
“18きっぷ”がないこの時期はいつもならば夜行バスが第一の選択肢ですが。

JRグループではこの時期、“秋の乗り放題パス”を発売しています。
JRの普通列車に3日間乗り放題で7,710円。

よし、これだ。

出発は10月14日(金)、帰りは10月18日(火)、
いつものようにふらふら出かけたのでした。

さて、始まるぞ
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「土人」

2016-10-22 04:46:06 | つらつら思ったこと
沖縄に派遣されていた大阪府警の機動隊員が「土人」と発言した事件。
いろいろニュースになっているのでご存知の方も多いと思います。

「土人」という発言自体はもちろん許されるものではなく、
いろいろなところで批判されているのは当然のこと。

さて、私には「土人」という言葉は馴染みのある言葉です。
それは北海道では1997年までこの言葉がついた法律が存在し効力を発していたから。

その法律とは“北海道旧土人保護法”で、ここでいう「土人」とはアイヌの方々のこと。
制定は1899年で目的はアイヌの方々を「保護」すること。

実際はこの法律の下、同化政策や職業制限が行われていました。

同法は“アイヌ文化の振興並びにアイヌの伝統等に関する知識の普及及び啓発に関する法律”、
いわゆる「アイヌ新法」の公布により1997年に廃止されています。

つい20年ほど前まで、「土人」の名がついた法律が存在したのです。
それが今では公務員が発言すると批判されるようになった。

時代は変わったなと思う。
ですが、人々の深層は変わらない。

差別をする思想がふと、様々な場面で現れてしまう。

中央から見て北と南の両端、そこに住む方の心情などどうでもいいのでしょう。
いつまでも判りあえない何かがここにあります。
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