奥井みさき、旅の記録と徒然日記

仕事の合間に旅行、旅行の合間に仕事。
フリーライター・奥井みさきの旅日記と、日々思うこと。
札幌からです。

1泊4日、津軽の旅 … そして帰札

2024-09-15 06:58:35 | 道外の旅日記

8月21日

五稜郭5:54(キハ40、藤城支線・砂原支線経由)ー森7:44、7:58(砂原支線経由)ー
大沼8:58、9:11(本線経由)ー森9:49、10:07(キハ40、本線経由)ー
函館11:34、12:35(藤城支線・本線経由)ー長万部14:56、15:30ー東室蘭16:54、17:05ー
苫小牧18:23、18:41ー北広島19:25、19:27(快速エアポート157号)ー札幌19:45


最終日、午前中は函館と森の間を行き来し午後は函館から真っすぐ帰ってきました。
この日のターゲットは昨日も書いたキハ40に乗ることと藤城支線に乗ること。

函館ー長万部間の各列車で書いた車種でキハ40以外はキハ150、
七飯―森間の経由地は行程に書いた通りです。

これで藤城支線を通る1日3本の列車のうち2本に乗ることができましたし、

砂原支線も2回乗り、本線も乗ることができました。
七飯ー森間の8の字になっている函館本線を制覇した。

それから終焉が近いキハ40です。

キハ40は来年のダイヤ改正で運用なら離脱することになっているので、
函館本線を走っているキハ40に乗るのはこれが最後になるかもしれません。

またキハ40に乗る機会はあるのだろうか。

昼前に一度函館に戻り、午後はひたすら札幌めがけ乗り続けました。
「1泊4日、津軽の旅」、久々に乗り鉄を満喫したよ。

旅行記最後の恒例となっている領収書の披露は、今回はありません。
現地では「津軽フリーパス」だったからな。

旅行記はこれで終わります。

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1泊4日、津軽の旅 … 弘前から、北海道へ

2024-09-14 06:17:05 | 道外の旅日記

8月20日

弘前17:41(快速)ー青森18:13、古川(青森市バス)21:13=新田21:21…青函フェリー・青森FT23:30(はやぶさ)~

8月21日

~青函フェリー・函館FT3:20…五稜郭


さて、弘前から脱出します。
まずはJRで青森へ、そして青森滞在中の恒例になった「まちなか温泉」へ。

ここまで結構ハードに動いてきた身には、天然温泉は天国のようです。
こんなオアシスみたいなところが駅のそばにある青森は素晴らしい。

お風呂から上がった後は路線バスに乗って新田へ、そこから歩いて10分ほどでフェリーターミナルです。
この路線バスの乗り場・古川が「まちなか温泉」の目の前なのですから、物語としては出来過ぎだ。

フェリーターミナルで遅い夕食をとり乗船、目が覚めたら函館です。
船内は弘前に来た時とは違いトラックが主力、一般船室は空いていました。

函館ターミナルで時間調整し、来た時と同じ道を歩き五稜郭駅へ。

五稜郭から先はしばらく、函館ー森間のJRを行ったり来たりします。
ターゲットは2つ、今や貴重になったキハ40に乗ることと函館本線・藤城支線に乗ること。

函館本線・函館口のキハ40は今はJR北海道でも珍しい準主力車両として活躍している区間です。
それから藤城支線を通る列車は長万部方面へ向かう1日3本だけというレアな存在、それをこの日だけで2回乗った。

その結果、七飯ー大沼ー森間を結ぶ函館本線の本線と、藤城支線・砂原線を8の字で乗ることができました。
この辺りの複雑なことは詳しく説明しないのでご了承ください。

明日で終わります。

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1泊4日、津軽の旅 … 中央弘前駅

2024-09-13 05:56:20 | 道外の旅日記

8月20日

弘南鉄道の中央弘前駅はJRとはちょっと離れた街中にあります。
街中を散策して弘前公園に行くにはちょうどいい立地だ。

ちなみに弘前公園・弘前城までは歩いて15分ほど、
その途中にいろいろな観光スポットもあります。

まずは駅の外観を見て頂きましょう。
どうですか、いかにもローカル私鉄らしい佇まいはたまりませんね。

駅前は以前は乱雑な何でもありのごちゃごちゃした感じで駅が突然現れる感じでしたが、
2022年に駅前広場が整理されとても綺麗になりました。

写真に撮っておけばよかったなぁ。

待合室に入ると出札窓口、自動券売機や自販機などがあります。
リンゴの産地らしい、木の工作物もありました。
イベントなどで使うのだろうか。

改札開始は列車出発の5分前、今でも駅員が立ちきっぷに鋏を入れます(入鋏)。

私も入場券を買い、鋏を入れてもらいました。
その画像はいつかアップしたいと思っています。

構内は1面1線、列車が入っては出ていくという単純な運用になっています。

駅といい列車といい、ナント味のある鉄道なのだろうか。
皆さんも是非ご乗車下さい。

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1泊4日、津軽の旅 … JR大鰐温泉駅、弘南鉄道大鰐駅

2024-09-11 06:21:24 | 道外の旅日記

8月20日

両駅は同じ場所にありますが、駅名が違います。
JRの大鰐温泉駅は1991年に大鰐駅から改称しています。

JR大鰐温泉駅の秋田側に弘南鉄道の駅舎があります。
改札も別になっており、大鰐線利用者は弘南鉄道の駅からホームに入ります。

駅とはいっても無人で駅舎内には何もなく、ただの通路になっているだけ。
この両駅が南口になり、大鰐温泉への玄関口になります。

構内は1面1線の1番線と島式ホーム1面2線の2、3番線がJRが使用、
弘南鉄道は1面2線で4、5番線がありますが基本は4番線から発着しています。

ホーム上に簡単な駅舎があり、そこで出札、グッズ販売などを行っています。
この駅舎が北口になります。

それにしても大鰐線・大鰐駅は寂しい雰囲気の駅であることか。

南口駅舎も2009年までは駅員がおり出札もしていたようですが今は何もない。
北口駅舎も有人駅としてはこれ以上ないくらいに簡素化されています。

そして何より客が少ない。
これが余計に寂しさを増しています。

これは機会があればまた乗っておかねばならないな。
次に弘前に来ることがあったら弘南鉄道に乗って大鰐に来て、大鰐温泉に泊ろう。

※明日はお休みします

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1泊4日、津軽の旅 … 大鰐往復

2024-09-10 05:40:56 | 道外の旅日記

8月20日

弘前14:47ー大鰐温泉14:58、大鰐15:30ー中央弘前16:05


20日は弘前からJRで大鰐温泉に行き、弘南鉄道大鰐線で中央弘前に戻ります。
大鰐温泉までは2駅、所要時間は11分、運賃は240円、乗ってしまえばあっという間に大鰐温泉です。

ここからは同じ構内にある弘南鉄道大鰐線で弘前へ。

と思ったら、車両トラブルで出発が遅れました。
やっと出発したものの、途中駅でもトラブル続き、とうとう津軽大沢で車両交換となりました。

本当に運転不能になるかと思いましたが何とか辿り着いてよかったよ。

さて大鰐線は「リンゴ畑鉄道」の愛称がついています。
秋になれば赤く実ったリンゴ畑が車窓から見ることができます。

輸送実績は厳しく、2019年度の輸送密度は498人、コロナ禍で今はもっと減っているでしょう。
そのために常に廃止問題が持ち上がり、いつ廃止されるか予断を許さない状況となっています。

輸送密度は石北本線・旭川ー上川間(477人)と同じレベル、
そこに設備費のかかる電車を走らせているのですから大変だ。

確かに車内はかなり空いていました。
前日の弘南線と比べてもその差は明らかです。

頑張ってほしいですね。

中央弘前までは起終点を含め14駅、所要時間は35分、運賃は440円。

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1泊4日、津軽の旅 … カプセルイン弘前

2024-09-07 06:25:27 | 道外の旅日記

今回の宿泊先はどこにするかといろいろ考えました。

探しているうちに見つけたのが「カプセルイン弘前」です。
画像は、撮り忘れたのでありません。

弘前程の規模の都市でカプセルホテルとは珍しい、どんなものかという好奇心に負けた。

男性専用、ビルの5階に「アサヒサウナ」という24時間営業の温浴施設があり、
その一角を仕切り「カプセルイン弘前」があるという造りです。

「アサヒサウナ」は札幌で言うと普通の銭湯とスーパー銭湯の中間のような施設、
温泉の大浴場、休憩場所、食事処など一通り揃っていますが、どれも規模が小さい。

この規模感が弘前という街に合っているのであろうな。
「カプセルイン弘前」利用者は「アサヒサウナ」の施設が自由に利用できます。

私がここに決めた最大の理由が、自由に温泉に入れるからということ。
これは当然満足し、大変寛ぐことができました。

感想は、ここは旅行者や出張者の利用をあまり想定していないだろうということ。
駐車料金はナント100円、立地は街中の一等地、顧客のターゲットは近隣から弘前に通勤する男性とみた。

車で通勤していれば飲んだ後は車で帰ることができません。
そこで、安い駐車料金で気軽に一晩を過ごすことができるここが活用される。

カプセルに泊まるもよし、休憩室で仮眠をとるもよし、そして朝になったら帰る。
繁忙期は忘新年会と歓送迎会のシーズンと見た。

ちなみに「アサヒサウナ」の利用料金は12時間だと2,400円です。
これだとタクシーで帰るよりは間違いなく安い。

「今日は飲み会があるからアサヒに泊まるよ(標準語訳)」

こんな会話があちこちでされているような気がします。

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1泊4日、津軽の旅 … 黒石観光(雑感)

2024-09-06 05:04:24 | 道外の旅日記

8月19日

黒石の街中を、「こみせ通り」を中心に歩いてきました。

「こみせ通り」のことは以前から知っていました。
何か機会があれば一度行ってみたいとは、以前から思っていた。

今回実際に歩いてみて感じたのは、想像以上に癒しの空間だったということ。
有名観光地ではないが故、地元の方も訪れた観光客も実にのんびり歩いていました。

この空気感はネットで検索してもパンフレットを見ても感じることは出来ません。
「こみせ通り」自体に“物語”があるのですが、それが伝わってこないのです。

黒石にもっと観光客を呼び込みたいなら、ネットやパンフでこの空気感(物語)をいかに伝えるか、
そのためにはどうしてらいいのかを考えなければいけないでしょう。

これは他の地域にも言えることで、結局は住んでいる方が地域のいいところを知らないということに尽きる。
観光案内になるとどうしても“モノ”の紹介で終わって“物語(コト)”の紹介ができていない。

“物語(コト)”の体験こそ、観光客が本当に求めていることなので、それをどうするかを考えて下さい。
観光ガイドの本に「るるぶ」というのがありますが、見習ってはいかがだろうか。

さて街ブラ中に見かけた“ブツ”を3つ紹介します。

冒頭の画像はTimesの駐車場、60分100円で最大料金は24時間300円、見たときには絶句しました。

電柱の看板にある住所が「甲徳兵衛町」、地名の由来が知りたい。
「乙徳兵衛町」という地名もあります。

「こみせ」は設けられていませんが「こみせ通り」で発見した『旧岩谷歯科醫院』。
昭和初期の建造かと思いますが時代が近代化する過程で建てられたこういう建物は貴重です。

黒石の街、もっと知りたいなぁ。

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1泊4日、津軽の旅 … 黒石観光(鳴海醸造店)

2024-09-05 05:42:57 | 道外の旅日記

8月19日

「こみせ通り」の出口にある、大きな造り酒屋で代表銘柄は「菊乃井」。
創業は文化3年(1806年)で、200年以上の歴史があります。

今の7代目当主が蔵を引き継いだころは製造の80%は普通酒だったそうですが、
丁寧な酒造りを目指し純米酒を増やし、今は品評会で金賞も取るようになりました。

製造量は年間300石(一石、一升瓶100本)、だからこそできたことだと思います。

仕込み水は八甲田山の伏流水が湧き出る敷地内の井戸水を使用、
お米と米麹も青森産米を中心に使っています。

お店の奥に行くと登録記念物の「鳴海氏庭園」があり、その中に井戸があります。

さて、試飲だ。
3種類のお酒をいただきましたが、どれも丁寧に作られているのがわかる雑味のないやさしいお酒でした。

こういうお酒はついつい飲み過ぎてしまうので要注意だ。

私はその中から「特別純米酒 菊乃井」を買ってきました。
このお酒は冷やがいい、我が家の冷蔵庫で出番を待っています。

ところで黒石市には現在、2軒の酒蔵があります。
1軒はここの鳴海醸造店ですがもう1軒は中村亀吉酒造店、どちらも「こみせ通り」にあります。

黒石には酒蔵が幕末には大小100軒以上、明治中期にも11軒あったということです(黒石百年史、S37)。
豊富な八甲田山からの伏流水と近隣から収穫されるお米がこの地に醸造業を栄えさせたました。

その後は時代の変化に付いていけず、日本酒は衰退していきましたが今は盛り返しているところ。

今も残っている地方の酒蔵はそんな日本酒盛衰の波を乗り越えたところです。
小さな蔵が多いですが、そんな酒蔵巡りも旅の楽しみの一つです。

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1泊4日、津軽の旅 … 黒石観光(松の湯交流館)

2024-09-04 05:57:40 | 道外の旅日記

8月19日

「こみせ通り」の象徴的な建物がここです。

元は銭湯の「松の湯」で、記録によると1911年には営業をしていたという老舗でした。
その「松の湯」が1993年に廃業、保存の声が上がり2008年に市が取得し2015年に交流館としてオープンしました。

銭湯の前はというと、江戸時代は旅籠(旅館)だったと推定されていますが、
外観を見ると確かに昔の旅館の雰囲気が感じられます。

名前の由来になった、建物から飛び出ている松の木の樹齢は推定350年、
最初から生えていたのか後から増築で取り込んだのかわかりませんが、歴史を感じます。

館内はいろいろなスペースに分かれていて、観光情報の発信や物販スペースやカフェ、
誰でも自由に休憩できるお休み処などがあります。

銭湯当時の番台と女風呂の浴槽をそのまま残したインフォメーションもあります。
ここの水道の蛇口はLANケーブルになっているという仕掛けもあり楽しい。

私も休憩を兼ねてお邪魔しましたが、観光客や地元に方々がこの中で好きに過ごしていました。
何とゆったりした時間が流れていることか、こんな雰囲気の場所は最近は滅多にない。

全館飲食可能で持ち込もOKという緩さも、ゆったりと流れる時間とは無縁ではなかろう。

もっと時間をかけて、コーヒーでも飲みながら過ごしたかったな。
真夏でなかったら間違いなくそうしていたでしょう。

それにしても、観光客が少ない。
弘前と目と鼻の先なのにと思いますが、お盆明けの平日ではそれも仕方ないか。

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1泊4日、津軽の旅 … 黒石観光(こみせ通り)

2024-09-03 05:38:13 | 道外の旅日記

8月19日

黒石は津軽藩の支藩があったところで、弘前と青森を結ぶ街道が通っていました。

その黒石に行ったならぜひここにというスポットがあります。
黒石市中町にある「こみせ通り」、伝統的建造物群保存地区に指定されています。

“こみせ”とは商家主屋の道路側に設けられた木製の庇で、
日差しや吹雪から人を守るアーケードの役割がありました。

実際にこみせの下を歩きましたが、直射日光が遮られて涼しかったよ。
中町には江戸時代から続くこのこみせのある商家が残り、今も営業をしているお店もあります。

最盛期にはこみせが連なる街並みが4.8㎞も続いていたのだとか。

ということで駅を降りて歩いて10分ほど、「こみせ通り」を歩きます。
インバウンドなんぞいません、というか観光客自体も少ない。

一方通行の道の両側にこみせを設けた商家が連なっています。
飲食店に利用されているもの、休憩所や案内所になっているもの、現役の商家など。

利用形態は当時と変われど、建物は江戸時代のままです。
よくぞ今まで、昔の姿のまま今に残ったものだと思う。

通りの空気は暖かい、そこを歩く人々も暖かい、いろいろな方と楽しくお話させていただきました。

私の素直な感想は、『癒される…』でした。
弘前から電車で30分ほど、こんなに近いのにいろいろともったいないなぁ…。

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