奥井みさき、旅の記録と徒然日記

仕事の合間に旅行、旅行の合間に仕事。
フリーライター・奥井みさきの旅日記と、日々思うこと。
札幌からです。

旧マンロー邸(北海道大学文学部二風谷研究室)

2015-09-30 05:07:17 | 北海道の旅日記



ニール・ゴードン・マンローはイギリス出身の医者、考古学、人類学者です。

1963年生まれ、1891年に来日し横浜、軽井沢で医者として活躍、
1905年に帰化し日本人と結婚もしました。

その後、アイヌ文化研究のために二風谷に移住、1933年に建てられた自宅兼病院がここ。

マンサード屋根で木造3階建てでで、出窓の多い洋館です。
これは当時の二風谷では目立ったでしょう。

調べてみるとこのマンローという人物、なかなか面白い人生を歩んでいます。
その業績はもっと世に知られるべきだな。

マンローが死去したのは1942年、その際に彼はアイヌ式の葬式をするよう伝えていた。
それほどアイヌに心酔したイギリス人の人物像にもっと触れてみたい気がします。

※内部は原則的に公開していません。
 外観は自由に見られますが、民家に隣接しているので迷惑のないようにしてください。
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萱野茂 二風谷アイヌ資料館

2015-09-29 05:34:28 | 北海道の博物館






萱野茂(故人)は二風谷生まれのアイヌ文化研究者で自身もアイヌ民族、
参議院議員も務め国会史上初めてアイヌ語で質問したこともあります。

自身が蒐集したアイヌ関係資料を公開するため1972年、二風谷アイヌ文化資料館を開館、
のちに町立に移管しましたが二風谷アイヌ文化博物館開館により資料は全て移されました。

1992年、旧資料館の建物を再利用し萱野氏のアイヌコレクションなどを展示、
新たに開館したのがこの資料館です。





両博物館のコレクションのうち1121点が重要有形民俗文化財の指定を受けています。

それにしても一人の研究者のコレクションから二つの博物館ができ文化財にも指定される、
どれだけ貴重な資料を膨大に集めたのかと思う。

展示はアイヌ文化資料館と重なるものも多く、それ自体目新しいものはありません。
ただ、雰囲気はのんびりしているのでいろいろな資料を気楽に見ることができます。

世界各地の先住・少数民族の資料もあり、貴重な写真や民具なども見学できます。

ここはアイヌ文化を堪能するというよりも、
萱野茂という傑出した研究者の功績を忍ぶためにある施設といえるでしょう。

萱野氏がいなければアイヌ文化の継承はどうなっていたのかわからない。
そういう意味で貴重な資料館です。




*萱野茂 二風谷アイヌ資料館

住   所:沙流郡平取町二風谷79-4
開館時間:9:00~17:00
入 館 料:大人400円、中学生以下150円、乳幼児無料、共通入館券あり
休 館 日:無休、ただし11月16日~4月15日は事前連絡要
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沙流川歴史館

2015-09-28 05:41:20 | 北海道の博物館






沙流川流域の遺跡、特に二風谷ダム建設地にあったチャシ(砦)や二風谷遺跡を中心に、
土器などの出土品、自然や二風谷ダム関連の資料が展示されています。

また平取町の歴史年表や産業、教育などの展示もあり、
実質的に町の郷土館の役割も担っています。

展示を見ると、かつては町内に鉱山が結構あったらしい。
また木材の流送(王子製紙に運ばれた)が季節の風物詩であったことや、
鉱石や木材を運ぶ鉄道のことなどがわかります。

ここ、掘り下げた解説が欲しいのですが、無理だな。

展示は考古や自然が中心とはいえそれ以外の展示もかなりあり、
それなりに満足できる内容でした。

屋上は展望台になっており、ゆったり流れる沙流川を見ることができます。
二風谷はアイヌの聖地だったのですが、それが目の前にある。

ところで、ここは二風谷ダムのダムカードも配布しています。





国交省管轄の二風谷ダムは建設時、大いにもめました。

歴史館の事業主体は平取町らしいのですが、二風谷ダムの見返りとして建てられた。
そんな側面がうかがわれる施設です。




*沙流川歴史館

住   所:沙流郡平取町二風谷227-2
開館時間:9:30~16:30
入 館 料:無料
休 館 日:月曜、12月30日~1月5日
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二風谷アイヌ文化博物館

2015-09-27 05:51:16 | 北海道の博物館






沙流川流域は今もアイヌ文化が色濃く残るところ。
平取町二風谷にはアイヌ工芸を今に伝える職人さんがたくさんいます。

そこに建てられたこの博物館ではアイヌの暮らしや精神世界の展示、解説がされています。

他の博物館のアイヌ関係展示と違うのは、ここの展示物がつい最近まであったものか、
今でもあるのも(営まれているもの)が中心であるということ。

屋外には復元家屋(チセなど)が展示されていますが、
これは毎年計画的に茅の葺き替えを行っているのだとか。

その他工芸品も含め、技術の伝承を強く意識しているのがここの特徴です。

これらの展示物やアイヌ文化が残っているのは萱野茂氏の功績が大きい。
二風谷にアイヌ文化の集積があったことはもちろんですが、
中心になるひとりの情熱がアイヌ文化を残してきたのですね。

この博物館で私が感激したのは解説シートの種類の多さ。
展示に関係ないものも含め、70種類以上の解説シートがありました。

そこでは博物館では展示できない周囲の景観や自然なども知ることができます。

文化というのは景観、自然、歴史などの積み重ねがあって成立するもの。
展示内容と併せ、興味のある解説シートがあれば是非お手に取ってみてください。




*二風谷アイヌ文化博物館

住   所:沙流郡平取町二風谷55
開館時間:9:00~16:30
入 場 料:大人400円、小中学生150円、萱野茂二風谷アイヌ資料館などとの共通券あり
休 館 日:11月16日~4月15日の月曜日、12月16日~1月15日
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振内鉄道記念館(平取町)

2015-09-26 05:37:01 | 北海道の博物館



旧富内線の振内駅跡を整備した施設です。
建物の中を見学できるのは平日だけ、それも要連絡という面倒くさいところ。

私は祝日にお邪魔したので見学できませんでしたが、
窓から覗いてみると真ん中に蒸気機関車の動輪が鎮座していました。

外にはD51-23と客車(2両)が保存されています。





D51-23はファンの間では“おおナメクジ”といわれる独特な形状だったのですが、
展示車両は普通の“ナメクジ”になっています。

この車両は元々樺太で活躍したものが里帰りしたのですが、
その過程で改造などがあったのでしょうか。

“おおナメクジ”のままだったら人気が出たかも。

客車はライダーハウスとして利用できるのですが、かなり荒れています。
5月~9月まで、1泊600円、コインシャワー200円。

ホームやレールは当時のまま保存されているようです。
駅舎も当時のままだったらよかったのにな。
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学園都市線(札沼線)乗車

2015-09-25 05:40:30 | 北海道の“鉄旅”日記



札幌まで戻った私の次のターゲットは学園都市線、新十津川まで往復します。

札幌16:20-当別17:06、17:27ー新十津川18:56、19:22-北海道医療大学20:48、21:04-札幌21:53

この区間は北海道医療大学までは電化され列車本数も多いのですが、
その先は単行列車のみが走る閑散区間で浦臼ー新十津川間は1日3往復のみ。

北海道医療大学ー新十津川間の乗車密度は81人(JR北海道では最小)ですが、
浦臼ー新十津川間だけなら何人になるのか。

当別を出発した列車は石狩平野を淡々と走ります。

石狩月形まではそこそこ地元客の利用がありましたが、
その先はほとんど乗降がなくなりました。

結局終点の新十津川で下車した客は8名、そのうち6名が“鉄”という見事な状態。
帰りはさらに閑散とした状況になり、ほぼ“鉄”専用列車は終点まで走りました。

新十津川停車中に日が暮れて帰りは夜の景色、それがまた侘しさを漂わせる。

日が沈んだ沿線は並行するR275を走る車のライトだけが賑やかさを演出しています。
進行右手は山、左手は田畑が広がり石狩川を挟んでその向こうにR12沿いの街の明かり。

列車内の明かりと向こう岸の明かりの間は石狩川が形成した平野部、
この間に川に挑んだ人々の苦労と恵みが詰まっています。

この夜景はなかなかいい、函館本線に乗っているとわからない味わいがある。

この風景を味わえるのもいつまでかわからない。
冬は乗る気がしませんがそれ以外の季節はまた乗りたい、そう思いました。
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海線から山線へ、ぐるり一周の旅 … 山線編

2015-09-24 05:16:16 | 北海道の“鉄旅”日記



長万部からは2両編成の小樽行き、席はかなり埋まっています。

この区間は山間部を走る閑散路線、数年のうちに何駅かは廃止になるかもしれません。
ひと駅たりとも見逃すわけにはいかないな。

天気は晴れ、海岸から離れると夏らしい暑さが戻ってきました。
羊蹄山が山頂まで綺麗に見える。

比羅夫駅は駅舎が民宿になっていて、夕食はホームでジンギスカンだ。
一度泊まってみたいなぁ。

倶知安では約20分の停車、社外に出て体をほぐす。
銀山でも小休止、日差しがじりじりと暑い。

余市からは大量の乗車で立ち客も多数、まっさん効果はまだ続いているのだろうか
などなどで定刻、小樽に到着。

途中の小駅では乗降はほとんどありません。
廃駅になりそうな駅もやはりある。

また将来、北海道新幹線が札幌まで開業すると線路の存続自体も危うくなるでしょう。
美しい山や川が続く風光明媚な山線ですが、将来は悲観的にならざるを得ません。

かといって活性化もままならん。
このまま静かに朽ちていくのを待つばかりなのであろうか。

小樽からは快速「エアポート」、冷房の効いた車内は快適そのもの。
それまでとの落差が、世の現実を映し出しています。

海線から山線への一周旅、これで終わります。
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海線から山線へ、ぐるり一周の旅 … 海線編

2015-09-23 04:58:42 | 北海道の“鉄旅”日記



JR北海道はここ最近、駅や路線の廃止を具体化させています。

石北本線では上白滝、しもしらたき、旧白滝、金華の各駅を廃止する意向ですし、
それを含め数十駅の廃止や無人化、留萌ー増毛間の廃止などが話題になっています。

数年後には北海道の鉄道網は今とは全く違う姿になっているかもしれません。

そこで私は1年ほどかけてJR北海道の全線に乗ることにしました。
実現できるかどうかはわかりませんが。

まず手始めに10月で廃止が噂されいた小幌駅を見てこようと、
札幌から室蘭経由で長万部、そして小樽経由で戻る旅へと出かけました。

札幌6:21-東室蘭9:07、10:09-長万部11:53、12:10-小樽15:29、15:34-札幌16:06

今まで何回も乗った単純なコースで、小樽ー札幌間以外はすべて気動車。

東室蘭停車中に寝台特急「カシオペア」を見送りましたが、
これも来年3月で廃止になります。

11:35着の小幌駅では下車、乗車とも多数あり、廃止間際で賑わっている様子。

それはいいとして、次に小幌駅に停まる列車は15:21発の長万部行き。
ここで下車した方々はそれまで何をして過ごすのであろうか…。

小幌駅を見るのもこれで最後になるはずでしたが、廃止は延期になりそうだ。

長万部に到着、海線の旅はこれで終わり。
海岸線だけあって気温は低く肌寒いくらい、札幌の暑さをしばし忘れたひとときでした。
(行ったのは8月です)

さて、すぐ海線へ。

続く
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じょうてつバス「バスの日イベント」に行ってきました

2015-09-22 04:30:20 | イベント
9月20日は“バスの日”ですが、それを記念して9月19日(土)はじょうてつバスでイベントが開かれました。
場所はじょうてつ川沿サービスセンター(川沿5条2丁目)横の広場、10:00~12:00まで。

イベントはヨーヨー釣りなどのお子様向け企画からバス部品販売会などマニア向け企画まで盛りだくさん。

バス部品販売会はナント本物のバスからその場で部品を取り外すという荒業を披露、
車内では同社の技術陣が本当にバスから部品を取り外していました。

あるべき部品が車内から外された無残なバスがそこにあった。

私は座席を外して買うという荒業を披露してくれるバスマニアを期待していたのですが、
さすがにそこまでする猛者はいませんでした。

私は藻岩営業所の路線図(100円)を買いました。





これは自宅のリビングの壁に貼ってあります。

ところでじょうてつは創立100周年ということで、
復刻カラーバスもお目見え、会場に華を添えていました。





このカラー、宗谷バスに似ているな。
車いす用スロープも初めて見た。





その他機器操作体験会、乗り方教室、抽選会などがあり、
イベントは盛況のうちの閉会となりました。

イベント自体は楽しかった、満足した。
運営関係者、協賛各社に感謝いたします。

さて、一番印象に残ったのは。

会場にいたバスマニアはいかにも怪しい風貌、行動、言動。
ファンではなくマニア、“鉄”以上に気味が悪かった…。
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第19回オープントーナメント全北海道空手道選手権大会、観戦

2015-09-21 05:01:51 | イベント



9月13日(日)、空手大会を観戦してきました。
第19回オープントーナメント全北海道空手道選手権大会、場所はきたえーる。

知り合いのお子さん(女の子、それもふたり)が出場するということで、
いそいそと出かけたのであります。

実はその知り合い、空手のローカル大会の成年女子で優勝したことがある。
蛙の子は蛙、ということですね。

私はその優勝した大会を見に行った。
空手観戦はそれ以来になります。

試合は年齢・男女別に階級が分かれており、
きたえーるのサブアリーナに3面の試合場を設置、次々と試合が行われました。





1試合2分~3分ほどですから、慌ただしい。

小さい子の試合はかわいいな。
でも高校生くらいになると迫力が出て、シニアだとかなりのもんだ。

この迫力は実際に観戦しないとわからない。
会場は選手とその家族などで大混雑、道場の仲間の応援とかすごいな。

さて知り合いのお子さんは決勝進出とはなりませんでしたが、
でも楽しんで試合をしていて何より。

来年も試合に出場するのなら誘ってほしいな。
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