網走湖温泉郷にある「温泉旅館もとよし」の別館になります。
私が数年前、この宿をネットで発見したときは「もとよし別館」でした。
その当時からここは“鉄”の香りがプンプンするお宿でしたが、
いつの間にか正式名称が「鉄ちゃんと鉄子の宿」となりパワーアップしました。
そもそもここは旧国鉄の保養所だったところ。
なので建物は古く、館内の随所に“昭和”のテイストが感じられます。
お宿の場所は石北本線のすぐそばでしかも目の前が踏切。
お部屋にはその踏切の通過予定時刻が常備されているという心遣いがにくい。
ここにいるだけで朝から深夜まで、踏切の音をBGMに過ごすことができるという、
“鉄”にとっては夢のようなお宿ではあります。
だからこそ、鉄分のない方は泊まってはいけない。
お部屋の至近距離にある踏切の音は騒音でしかなく、クレームになるから。
館内は全体が“鉄道資料館”になっています。
書籍から模型、きっぷ、写真、鉄道グッズなどがいたるところにあります。
客室の中には“鉄”関係のビデオまで備え付けてある。
その他いろいろ貴重なものがたくさんあるのですが、
それはここで詳しく述べるより実際に行って確かめてもらった方がいい。
ここに詳しく書けないという理由もわかると思いますので。
温泉は本館の「温泉旅館もとよし」にあり、滞在中はいつでも利用できます。
本館はここから30m、私は浴衣のまま歩いて入って来ました。
温泉は体に負担のない優しいお湯、こういうのは疲れがよく取れる。
番頭さんともいろいろお話をさせていただきました。
この番頭さんのお話がまた面白く、
旅は人との出会いが彩りを添えるものだと改めて納得。
しかし“鉄”にとっては夢のようなお宿だ。
流行って欲しいが流行りすぎるとまた困るという“鉄”心理。
それは他の方のブログなどを見てもよくわかる。
うん、また泊まりに行こう。