日本は少子化が進み、将来に不安を抱えたまま時間が過ぎています。
総人口も2022年の推計では前年に比べ55万6千人の減少、減少幅は年々拡大しています。
これでは日本の将来は危ういということで、政府は「異次元の少子化対策」をしようとしています。
その予算も倍増するということですが、本当に倍増するのは2030年初頭なのだとか。
そんな先に予算を倍増したからといって、少子化対策に間に合うはずがない。
ってか、そもそもお金を出せば少子化は止まるのか?
ところで結婚した夫婦の最終的な出生数(完結出生児数、といいます)は2021年で1.90人でした。
国立社会保障・人口問題研究所の「第16回出生動向基本調査」より。
→ https://www.ipss.go.jp/ps-doukou/j/doukou16/JNFS16gaiyo.pdf
結婚した夫婦は平均で1.9人の子供を授かったということになります。
これはよく言われる「合計特殊出生率」の1.26人(2022年)よりかなり多い。
ということは、結婚をした方は独身者を含めた総平均に比べ出生数がかなり多いということですね。
であれば、単純に結婚者数を増やせばいいのではないか。
そうすれば夫婦一組当たり2名弱の子供を授かることになるぞ。
それが真の少子化対策であるのは前述の数字が示しています。
一番簡単にできる対策は夫婦別姓を認めることですね。
それならば、法的にも守られ安心して結婚をし子供を授かろうという方が増えるのは間違いない。
予算の必要もなく、法律を通せば経費ゼロで実現できるぞ。
これを待ち望んでいる方がいかに多いか、今までの経緯からわかっているだろうに。
これは何十年も前から当事者から要望されてきたことです。
それすら叶えずに今更『異次元の少子化対策』とは、本当に笑えるな。
政府が早々に本気で少子化対策を考えていたなら、今頃は…。