奥井みさき、旅の記録と徒然日記

仕事の合間に旅行、旅行の合間に仕事。
フリーライター・奥井みさきの旅日記と、日々思うこと。
札幌からです。

かみすながわ炭鉱館

2019-05-31 05:28:42 | 北海道の博物館



上砂川の炭鉱は三井によって開発され、「一町一山」と呼ばれていました。
三井と上砂川は切っても切れない深い関わりがあるのです。

廃止された函館本線・上砂川支線も最初は三井の専用線として開通したほど。
また上砂川の市街地も三井によって建設されました。

その上砂川の石炭の歴史を展示・解説しているのがこの炭鉱館です。

炭鉱だけではなく、スペースは小さいですが他の展示もあり、
実質的に街の郷土館の役割も与えられています。

さて上砂川の採炭で特徴的なのは“水力採炭法”を採り入れていたことです。
これは高圧水を炭層に噴射させ水で流出させ採炭する方法。

文字にすると具体的にどういうものか分かりにくいのですが、
これが模擬炭坑で解説しています。
それでも完全に理解することはできないですけどね。

私でも理解しがたい、特殊な採掘法なわけだ。

ということで上砂川での出炭開始は1914年、専用鉄道の開通が1918年、
その鉄道の旅客扱い開始は1926年で全山の閉山が1987年、鉄道の廃止は1994年。

この短い間に栄枯盛衰がありました。

尚、開館日が限られていますのでご見学の際はご確認ください。




*かみすながわ炭鉱館

住   所:空知郡上砂川町本町北1丁目1-3
見学時間:10:00~16:00
入 館 料:無料
開 館 日:5月3日~10月27日の土日、5月3日と4日、8月13日と14日
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地下無重力実験センター跡

2019-05-30 05:29:15 | 北海道の旅日記(道央)




上砂川町には廃坑になった炭砿の中央竪抗を利用した実験施設がありました。
これは垂直に地下に伸びる構造を活かして無重力実験を行う施設でした。

それが地下無重力実験センター(JAMIC:Japan Microgravity Center)です。

櫓と竪抗で710mの落差があったらしい。
これで約10秒間の微小重力状態を作り出していました。

落下の作用により微小重力状態を人工的に作り出し、
いろいろな実験を行う施設ということですね。

要は無重力に近い状態で行う実験を宇宙に飛ばすより安価にできる施設、ということ。
“10秒”という時間でどれほどの実験ができたのかはわかりませんが。

開設は1989年、廃止は2003年です。
場所は上砂川駅跡から500mほど山側に向かったところの右側。

炭坑跡の産業遺産を生かし先端技術の実験施設として再生し、
更にその遺産となってしまったこの施設。

まったくねぇ…。

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見ていて恥ずかしい

2019-05-29 05:38:05 | つらつら思ったこと
大国の庇護を受けている某国に、かの大国から大統領が訪問し某国首相が対応しました。

例えばある日、昼間は二人の趣味とされているゴルフを楽しみ、
夕方はその国で国技とされている格闘技を見学、そして夜は郷土料理で会食。

格闘技のチャンピオンには大統領から記念のトロフィーが贈られました。
これからはこの国技のチャンピオンに対し、継続してトロフィーが贈られることになりそうです。

この大国にすがるしかない某国の首相、粗相がないように最大のおもてなしをしました。

この二人の行動は某国の国民に広く広報され、両国の“同盟関係”が強固であることを示しました。
またこれは庇護を受ける国の首相がその大国に対する行動のお手本として世界で報道されています。

そして大統領は某国の国政選挙が終わった後に某国からの献上があるとツイッターで発信、
両国の間で何らかの密約があると仄めかしましたが当然首相はそんなことをおくびにも出しません。

これぞ大国の庇護を受けている某国のリーダーの振る舞いというものでしょう。

滞在最終日には某国の軍艦に乗船、その艦に大国産の戦闘機が搭載されることを誇示、
国のパワーの違いを見せつけた後に帰国しました。

滞在中、一応首脳会談も行われたようですが共同声明などの発表はナシ。
そういうものが無くても両国の関係は変わらないことを印象付けました。

何があろうと貿易でも防衛でも大国が上なのだ、言うことを聞けということなのでしょう。

両国の友好関係がいつまでも続くといいですね。
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暑かった北海道

2019-05-28 05:35:14 | 北海道のこと
昨日と一昨日、北海道は非常に暑かったですね。
あちこちでいろいろな記録を作りました。

佐呂間町では26日に最高気温が39.5℃で5月としてはおろか北海道の観測史上最高気温。
その他全道各地で“5月としては”やら“観測史上”やらの最高気温を記録しました。

さすがの私も記録を追いきれません。
それ程の猛暑でした。

実はこの時期に北海道で最高気温が全国で一位になることは珍しいことではありません。
まま、あることではあるのです。

主な原因はフェーン現象なのですが。

ですが今回はフェーン現象以外にも様ざまな要因が重なった。
それがこの猛暑なのですね。

それも今日からは少し落ち着きそうです。
でも油断しないでお過ごしくださいね。

熱中症の危険性は常にそばにありますので。
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上砂川駅跡

2019-05-27 05:15:19 | 北海道の旅日記(道央)







1994年に廃止された函館本線上砂川支線の終着駅でした。

1984年のテレビドラマ『昨日、悲別で』(きのう、かなしべつで)のロケに使われ、
駅跡にはいたるところに「悲別駅」の表示があり駅舎内にはゆかりの展示もあります。





駅の向きが道道と直角になっています。
本来なら道道と並行し建てられるのがセオリーですが、これは移転されたから。

いつも思うのですが、オリジナルの場所でそのまま保存できなかったものか。

ところで上砂川町は1949年に砂川町(当時)から独立し成立しました。
その時の人口は2万9千人余り、“村”を経ずにいきなり“町”になっています。

最盛期は1952年で人口は32,103人、北海道一面積が小さい自治体である上砂川町、
全道一人口密度が高かったそうです(今は3千人ほど)。

尚、構内には車掌車と客車が各1両が静態保存されているのですが、
ちょっと痛々しい姿だったので画像には残しませんでした。

野ざらしだからなぁ、仕方ないな。

※保存するだけなら簡単だが、それをどう維持するかを考えていないところが多い

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明日から出かけます

2019-05-21 05:28:49 | つらつら思ったこと
明日から出かけます。

いつもなら“今日から”としているところですが、
明日の出発時間が早いので今回は今から告知いたします。

明日は移動日、明後日はお仕事、そして金曜日は帰ります。

正直、明日の水曜日と金曜日はどこで何をしているのかそのとき次第な感じ。
私が元気ならあちこち行くだろうし疲れているなら直行で直帰だ。

さてどうなるのか、ツイッターでは多分要所で発信して参ります。
ご興味のある方がいらっしゃれば、ご確認ください。

ブログは土曜日までお休みします。

ではでは
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七飯町の逆走車、逮捕

2019-05-20 05:48:54 | つらつら思ったこと
七飯町の国道5号線を逆走した事件で容疑者が逮捕されました。

いろいろ報道されていますが動画を観ると警察に追われながら逆走、
よくぞ事故がなかったなと、それだけはよかったですね。

取り締まりから逃げるため逆走した旨詳述しているようですが、
そのお陰で動画が拡散し氏名なども特定され逮捕という結果になった。

このご時世、逃げてどうなるものでもなかろうに、
いったいどういう神経をしているのかさっぱりわからん。

近頃はこういう、訳のわからないことが多すぎますね。

戦争発言の国会議員もそうですし、車で暴走するお年寄りもそうです。
他にも毎日いろいろあって、よくもまぁ…と思いますが。

変な世の中になったな。
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塩別つるつる温泉

2019-05-19 05:36:52 | 北海道の旅日記(道東)



オホーツク管内は有名温泉地が少ないのです。
有名どころでは温根湯、網走湖、ウトロくらいでしょうか。

実は有名ではないのですが地元では名湯として知られている温泉があります。
それが温根湯温泉から少し奥に行った滝の湯温泉。

現在は2軒のお宿がありますが、私は今回「塩別つるつる温泉」に行きました。

なぜここが名湯なのかというと、“つるつる温泉”の名の通りお肌がつるつるになるから。
ということは、ここはアルカリ性温泉だということがわかります。

そのpHは9.5、今の温泉の分類ではpH8.5以上がアルカリ性なのでこの数値はかなりのもの。
実はコレ、石鹸並みのアルカリ度数なのです。

十勝川温泉のpHが8くらいなのでそれよりもはるかに高い、そりゃぁ、ツルツルするよ。

日帰り専用の受付から中に入り自販機でチケットを買って中へ。
あとは普通の日帰り温泉と同じように着替えて温泉へ。

源泉掛け流しの内湯と露天風呂、のんびりと湯につかりつかの間の休息。
札幌から何時間もかけてやってきた甲斐があるというものだよ。

お湯はもちろんツルツル、文句なし。
昼食と一緒のランチセットもあるので、お得ですわなぁ。

ところで実はここ、昨日紹介した野村興産の一事業部なのです。
元々は鉱山の保養所として開設、後に旅館業も始めました。

野村興産、いい仕事していますなぁ。
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イトムカ鉱山発祥之地碑

2019-05-18 05:30:45 | 北海道の旅日記(道東)



イトムカ鉱山は東洋一の規模を誇った水銀鉱山でした。

オホーツク管内では鴻之舞金山と並ぶ主要な鉱山で、
1938年に開発に着手され1973年に閉山しました。

さてこの碑があるのは温根湯温泉から石北峠に向かい滝の湯を過ぎてしばらく、
国道沿いにある野村興産(株)イトムカ鉱業所に入り口の前にあります。





この場所はかつて350戸余りの社宅に小中学校、病院や公共施設があり、
大町と呼ばれ栄えていました。
ちなみに同じ敷地内に恵泉小学校跡と恵泉中学校跡の碑も立っています。





鉱山が閉山した後は野村興産が事業を引き継ぎ、
国内で唯一の水銀を含む廃棄物の回収や無害化を行う施設として稼働しています。

乾電池や蛍光灯、昔の水銀を使った体温計や血圧計などですね。
全国の自治体の45%ほどが水銀を含む廃棄物をここへ運んでいるそうで。

鉱山がなくなった後もその技術を生かしてリサイクル企業として残る、
秋田県小坂町のDOWAホールディングス(旧同和鉱業)と同じですな。

もちろん鉱山最盛期のような賑わいはありませんが、
唯一無二の技術を活かして企業として存続しているとはたいしたもの。

石炭は何でこういうことが起こらなかったのだろうか。

ところで鉱山の「選鉱場」は留辺蘂町時代には産業遺跡に指定されていましたが、
今の北見市の指定文化財の中にはこれがありません。

もったいないなぁ。

※「選鉱場」は野村興産敷地の奥にあり、見ることができません
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じゃじゃじゃ~ン!(フジ、関東ローカル他)

2019-05-17 05:47:22 | つらつら思ったこと
面白いテレビ番組を観ました。

じゃじゃじゃじゃ~ン!
    → https://www.fujitv.co.jp/b_hp/jajajaja-n/index.html
フジテレビ関東ローカル・土曜4:52~5:22、BSフジ・月曜7:27~7:55他

「じゃじゃじゃくん」と「じゃ~ンさん」が人工知能の「AIさん」がメインに、
旅をしながらいろいろな出会いによって成長していくという番組です。

子供番組、ですね。
私は先日、TVerで観てひと目で気に入りました。

テイストとしてかの名番組「ウゴウゴルーガ」の現代版かと思いましたが、
ウィキペディアによると「ウゴウゴルーガ」のスタッフも入っているらしい。

なるほど、そりゃクオリティが高いはずだ。

それにしても放送時間、4:52~ですよ。
お子さまがリアルタイムで視聴することは想定していない時間帯ですね。

それに関東ローカルだ。
ということで、TVerで放送することになったのか?

どちらでもいいですが、私もTVerでなければ観る機会がなかったわけですし。

TVer、いい仕事しているな。
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