奥井みさき、旅の記録と徒然日記

仕事の合間に旅行、旅行の合間に仕事。
フリーライター・奥井みさきの旅日記と、日々思うこと。
札幌からです。

弘南バス五所川原駅前案内所

2019-09-30 05:45:08 | 道外の旅日記



五所川原駅向いにある弘南バスの案内所、私はここで東京からのバスを降りたのでした。
弘南バス(本社・青森県弘前市)五所川原地区のバスはここを中心に発着しています。

高速バスは東京方面への「ノクターン号」と「パンダ号東京新宿線」、
路線バスは近郊はもちろん青森や鯵ヶ沢やなど津軽半島各地へ路線を伸ばしています。

外観はなんというか、とてもバスの案内所とは思えません。
どこかの倉庫か…という感じですがいい雰囲気を醸し出しています。





中は広い待合室に並ぶ椅子、そして各地への時刻表があるのですがかなりの昭和感。
この中に私がバスを降りてからすぐ腹ごしらえをした立ちそば「美味そば亭」があります。

営業時間は8:00~となっていますが7:45頃に私が着いたときには開店していました。
完全に高速バス「パンダ号」の乗客を狙っているな。

他に売店などもあるのでバスや列車の利用者には便利な場所かと思います。

最近はこういう味のあるバスの案内所や営業所はなくなってきましたね。

廃止されるか新築されてどこも同じような建物になるかなのですが、
弘南バスでは古くなっても改修して使い続けています。

こういう雰囲気の場所、なくなってほしくないなぁ。
映画やドラマのロケで使ったら、旅情が感じられてよかろうにね。
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ラグビーW杯、日本がアイルランドに勝利!

2019-09-29 06:56:49 | スポーツ

ラグビーW杯・グループAの日本。

対戦する4チームのうち最大の難関と思われていた世界ランキング2位のアイルランド戦、
昨日対戦があり日本が19-12で勝ちました。

正直、勝利は難しいだろうなと思っていました。
アイルランド初戦のスコットランド戦を観ても“こりゃ大変だ”と思った。

ところが昨日の前半、日本が9-12の僅差で折り返したではないですか。
そして後半に入ってもタックルに衰えがない。

逆にアイルランドは疲労が見えはじめ判断ミスや苦し紛れのプレーが増えた。
後半は日本が1T1G1P、アイルランドは無得点で逆転し勝利、勝ち点4を獲得しました。

思えば前回、日本は南アフリカを撃破し「スポーツ史上最大の番狂わせ」といわれました。
今回、アイルランドに勝利すれば前回ほどではないにしてもかなりのインパクトがある。

とはいえ実力はやはりアイルランドの方が上、私は負けて当然で順調に行って7点差の負け、
何かの奇跡が起これば日本の勝利と思っていました。

ふたを開けてみれば僅差で前半を折り返し、これはひょっとするぞという展開。
そして後半は先述した通り、日本は順調に得点を重ね勝利となりました。

さて美酒に酔うのはもう終わり、グループの試合はまだ2戦残っています。
日本の目標はアイルランド戦勝利ではなくあくまでもグループリーグ突破。

前回はグループで3勝したのに突破できませんでした。
その二の舞だけはしてはいけません。

しっかり準備し次戦に備えましょう。

※試合後の世界ランキング、日本は8位でアイルランドは4位。これでは番狂わせとは言わない

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『HTBまつり2019』開催中、JR貨物も出店!

2019-09-28 04:56:05 | 鉄道



HTB(北海道テレビ放送)は明日まで『HTBまつり2019』を開催中です。
    → https://www.htb.co.jp/matsuri/

場所はサッポロファクトリーとさっぽろ創成スクエアの2会場、
時間は今日と明日とも10:00~17:00となっています。

私は昨日、サッポロファクトリー会場に顔を出しました。
オープンして間もない時間でしたが会場は人でいっぱい、去年より出足がいいとか。

そんな人の波をかき分け私が目指したのは“アトリウム”に出店しているJR貨物ブース。
今年は室蘭の貨物フェスティバルも行けなかったし、せめてこれだけでも行くべし!

さてアトリウムのJR貨物ブースにたどり着きました。
そこは賑やかな他のコーナーに比べ大人の雰囲気に包まれた一角が。





画像では物販スペースしか映っていませんが他にも鉄道ジオラマや展示スペースもあります。
鉄道ジオラマは今日と明日、お子様たちの人気を集めるだろうなぁ。

何故かって、それが結構本格的で素晴らしいものだった、これはお子さまには見逃せまい。
他にもいろいろな展示物があります。

でね、物販スペースですがここには私の心をくすぐる“ブツ”がいっぱいあるのですなぁ。

元々“JR貨物”オリジナルグッズというものを買う機会など滅多にありません。
通販かこのようなイベントでしかチャンスがない。

しかも今回はJR貨物・北海道だけのオリジナルグッズを販売しているという。
そんなお話を聞いていると、それを買うしかないよね。

オリジナルクリアファイル・4枚セットで1,000円(税込)。





1枚300円で4枚セットだと1,000円、“鉄”の心をくすぐるあくどい商売だ(笑)

今日と明日、サッポロファクトリーのアトリウムへどうぞ。
このブースだけではなく、いろいろ楽しめる仕掛けがいっぱいです。
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「産地・北太平洋」の悲劇

2019-09-27 05:39:58 | 北海道のこと
近所のスーパーでサンマを売っていました。
サンマはここ最近ずっと不漁で、形のいいものはなかなかのお値段がします。

そのサンマの産地が『北太平洋』となっていました。

その『北太平洋』でサンマ漁船が転覆するという事故がありました。
1人が死亡し7人が行方不明というこの事故、何ともいえませんね…。

事故現場は報道では“根室市納沙布岬沖”ということでしたが実際は640㎞ほど先とのこと、
これはもうどこぞの沖合という距離ではなく、“遠洋”だ。

近海ではサンマが獲れず、やむなくそんな先まで行って漁をしている。

ところで640㎞は新千歳空港からだと仙台までの飛行距離(664㎞)に相当します。
本州方面へ640㎞ならまだわかりますが太平洋沖に向かってこの距離は…。

たった29トンの漁船が行くようなところではありません。

そんな遠くまで、燃料費や人件費をかけて行って採算はとれるのか?
その結果が今年のサンマの店頭価格に反映されているのですね。

“獲れないし採算に乗らないので休漁!”ということにはならないのか。

消費者はそういう実態は知りません。
知っていれば“今年のサンマは我慢する”ということになるかもしれません。

実際に休漁となっても、サンマ漁船としては他に漁獲する魚はないのかもしれませんが。

「板子一枚下は地獄」という船乗りの世界ですが、
この事故ではいろいろ考えさせられることが多いですね。
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2019夏・東京と青森で5日間 … おわりに

2019-09-26 05:27:42 | 道外の旅日記






出発前、実は私はかなりビビっていました。
9月3日の東京の最高気温が34℃などという事前の天気予報があったから。

それがナント、現地に行くと最高気温はまさかの28.5℃。
今年は札幌に住んでいながら熱中症にかかったという私、これには本当に助かりました。

東京での用事が済んでしまえば次の日はいきなり青森県五所川原市、
これで今回の旅の成功が約束されてといっていいでしょう。

暑さにやられたまま夜行バスで五所川原では辛すぎる、それは回避できた。

五所川原では早朝から温泉に入ることができました。
なかなか風情のある昭和感満載の日帰り温泉でかなり満足。

当初はホテルサンルート五所川原の日帰り入浴を考えていたのですが、磯の湯にしてよかった。

それからやはりシルバーフェリーの宮蘭航路に乗船したこと。

北海道を発着する長距離フェリーの中で一番乗船が難しいと思っていた航路、
かなり無理をして宮古まで行きましたが天気もまずまずでしたし乗って良かった。

これで残る長距離航路は新日本海フェリーの苫小牧ー(秋田、新潟)-敦賀だけになりました。

途中に秋田と新潟を経由することから『寄港便』と呼ばれている航路ですが、
新潟ー敦賀間は1週間に1往復しかありません。

苫小牧―新潟間はともかく、敦賀まではハードルが高いなぁ。

あとは伊豆箱根鉄道駿豆線、静岡県の東側は東京から近くていいな。

最後に、今回使った18きっぷとその他の領収書です。
盛岡駅の清算書は18きっぷの区間外、IGR岩手銀河鉄道・好摩ー盛岡間の運賃です。
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2019夏・東京と青森で5日間 … 宮古ー室蘭・シルバークィーン

2019-09-25 05:31:35 | 道外の旅日記
9月5日





宮古港9:25(シルバークィーン)~室蘭港19:25、19:35=室蘭駅19:34、19:50-
東室蘭20:04、20:27-南千歳21:57、22:08(快速「エアポート221号」)―琴似22:58



この航路に乗るためにかなり無理をして宮古へやってきたのです。
その念願のシルバークィーンが宮古港FTに入港しています。

さてこれから三陸を北上、下北半島から突き出た尻屋崎から津軽海峡を横切り、
恵山沖から内浦湾に入り室蘭港までの10時間の旅が始まります。

出港してすぐ、浄土ヶ浜沖を通ります。画像の建物は浄土ヶ浜パークホテル。





その後も北山崎など三陸海岸を北上しますが、海の上からだと断崖絶壁が続いているのが見えます。
同じ景色を陸から見てみるとまた違った景色に見えるのだろうな。

尻屋崎は先端の灯台が見えるほど、そして陽が落ち白鳥大橋をくぐると室蘭港はもうすぐ。





船室は昔ながらの雑魚寝の2等船室が中心、こういう船はやがて消えていくのでしょう。
シルバークィーンも退役が近い、リプレースされるのか退役のまま航路が消滅するのか。

さてずっと日中を走り続ける10時間ですよ。
船内は特に何があるというわけではなく淡々と進みます。

となれば大浴場、場所は船室があるフロアーから階段を登った“コンパスデッキ”という珍しい造り。





それからフリースペースになっているオートレストラン、船室より明るく乗客もほぼいないのでゆっくりできました。

室蘭港からは路線バスとJRを乗り継いで自宅へ、5日間の旅は終わりました。

旅日記は明日でお終い、明後日は恒例の領収書コレクション
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2019夏・東京と青森で5日間 … シルバーフェリー・宮蘭航路

2019-09-24 05:31:19 | 道外の旅日記
9月5日





宮古駅8:15=宮古港FT8:25


いよいよ最終日、この日は札幌に戻るだけです。

さて岩手県宮古市、ここから札幌へ戻るとすればこれしかありません。
2018年6月22日就航の宮古ー室蘭間のシルバーフェリー・宮蘭航路。

私が鉄道の次に好きなフェリー、北海道発着の長距離フェリーは漏れなく乗りたい。
そこに去年新規就航したのがこの航路、秘かにいつか乗ってやろうという野望はありました。

がしかし、室蘭はともかく岩手県宮古市発着というのはハードルが高い。
何しろ用事がない、となれば何かの折に無理やり宮古に行くしかない。

しかも乗るならば絶対に航行中ずっと日中となる宮古発便に限る。
室蘭発便は夜行便なので三陸海岸の絶景を見ることは叶わないので眼中にない。

ということで、前日にかなり無理をして五所川原から宮古まで移動してきたのだ。

さらに、航行距離300㎞以上は長距離フェリーとされていますが、
国内で陽が昇っている最中にずっと航行するのは通常ならば宮古発室蘭行だけ。
その間ずっと、三陸海岸や下北半島、噴火湾などの景色が見られます。

しかもですよ、来年1月までは運賃が40%割引で宮蘭間は3,600円。

更に、航路開設間もないとはいえ今のところあまり業績が良くない。
だからこその40%割引なのですが最悪の場合使用船舶の引退時に航路廃止も考えられる。

などなど様々な条件が揃った今こそ、無理やりにでもこの航路に乗っておかなければならない。
ってか、この機会を逃し運賃が普通に戻ったら乗る機会はないかもしれない。

だから思いきって昨日の夜中に宮古へ来た、これからその真価が問われます。





宮古駅前から連絡バスに乗り10分、宮古港FTにやってきました。
このバスは折り返し宮古港FT発宮古駅前経由盛岡行の「106急行」となります。





なので車両は都市間バス仕様となっています。

さて、乗船
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2019夏・東京と青森で5日間 … 宮古市へ

2019-09-23 06:17:40 | 道外の旅日記
9月4日





五所川原12:09(リゾートしらかみ1号)-弘前12:48、14:51ー
大館15:35、16:20-盛岡19:25、19:57-宮古22:17



さて、札幌に帰りますがどういうルートにするか。
ところで五所川原というのは非常に微妙な立地、ここから弘前や青森にどう行くか。

五能線の本数が少なすぎるのだ。
ということで弘前まではリゾートしらかみ1号の指定席を取りました。
この日は青池編成、車内は空いていました。

私の他にも五所川原から弘前まで乗車する方が何人かいらっしゃった。
リゾートしらかみが五能線内相互でかなり利用されている様子がうかがわれます。

指定区間は弘前まででしたが実際には新青森まで行き折り返し列車で弘前に戻っています。





弘前からは花輪線と山田線を乗り継いで三陸海岸の宮古まで移動しました。
この山田線へのアクセスが良かったのが決め手になりました。

何たって山田線は通しで運行する列車は1日4往復しかないのですから。

残念だったのは山田線内、全線夜だったこと。
沿線は北上山地の最高峰・早池峰山の麓を通る風光明媚なところ。
北海道でもなかなか見られない山岳路線なのですが、仕方ない。

それにしても弘前を出てから10時間ですか。
さすがに遠い、疲れましたなぁ。

翌日、シルバーフェリーへ
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2019夏・東京と青森で5日間 … 「立佞武多の館」

2019-09-22 05:15:23 | 道外の博物館
9月4日





五所川原駅から徒歩5分程、街中の便利なところにあります。

建物は6階建て、1階から4階までがぶち抜きの展示室で3台の立佞武多が置かれています。
5階は体験工房で6階が展望ラウンジとなっています。

まずは本物の立佞武多を見学せねばなるまい。

入館料を払い展示室へ、見上げる立佞武多のなんと大きいことよ、大きすぎてよくわからない。





エレベーターで4階まで上ると今度は見下ろすアングルになりますが、これでも全容がわからん。

高さ23mの立佞武多は街中を練り歩く姿を見ないと本当の偉大さは感じないのかもしれない。





4階からはスロープを下りますがその途中にいろいろな解説や展示があります。
また3階ではほぼ30分ごとにお祭りのスクリーン上映(8分)があり、その熱気が伝わってきます。

ちゃんと見学すれば本当にいろいろなことがわかるようになっていますが、
時間の関係で駆け足になってしまったのが悔やまれる。

その他、館内には物販スペースやカフェ、立佞武多の製作現場などもあります。
建物が大きいだけに、中にはいろいろなものがある。

ここに来れば五所川原観光の全てがわかる、そういう場所です。




*立佞武多の館

住   所:青森県五所川原市大町506-10
見学時間:展示室は9:00~19:00、10月から3月は~17:00
入 館 料:大人600円(リゾートしらかみ利用者は540円)、高校450円、小中250円
休 館 日:1月1日
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2019夏・東京と青森で5日間 … 立佞武多(たちねぷた)とは

2019-09-21 05:18:04 | 道外の旅日記
9月4日





青森の代表的なお祭りといえば青森市のねぶたと弘前市のねぷたですが、
同様なお祭りは実は津軽地方と下北半島各地(約40か所?)で行われています。





五所川原市では8月4日から8日に“立佞武多(たちねぷた)”が行われています。

五所川原で“立佞武多”が行われているのは知っていましたが、何故か急に有名になった気がする。
こういうのは文献を見ても実態はわからない、現地で確認するに限る。

ということで「立佞武多の館」を見学し、また“立佞武多2019公式ガイド”を手に入れて確認してみた。

五所川原のねぷたの特徴はその巨大さ、それが五所川原の記録に登場したのは明治40年頃。
当時から18~20mほどの一人立ちの人形灯籠が街を練り歩いたそうです。

当然明治40年以前にもねぷたは行われていたのだろうな。
その後街中には電線が張り巡らされねぷたは小型化、戦後の大火で巨大ねぷたの資料は失われた。

平成5年、当時の設計図が発見され市民有志が中心になり平成8年に80年ぶりに1回限りで復活、
このときに“立佞武多”の名前がつけられました。

“立佞武多”自体はこのときが始まり、実は新しいお祭りのお名前なのでした。

平成10年に市が支援を決め立佞武多の運行が決定、電線の地中化などが行われました。
行政が本気になると何事も一気に進むのだな。

同年、立佞武多が街中を練り歩き観光客は65万人を記録したそうな。
今ではねぷたは3台揃い、毎年1台ずつ新作が制作され古い順から1台が退役しています。

その3台の保存と補修、新作の制作がされているのが「立佞武多の館」、
お祭りではここからねぷたが街中に繰り出します。





“立佞武多”の高さは約23m、総重量は約17トン、その現物は「立佞武多の館」で見学できます。
ということで、行ってみましょう。

「立佞武多の館」へ
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