6月24日
水戸駅前に戻りこの後、このくそ暑い中水戸城を巡る難行苦行に出かけます。
その前に「水戸城」について軽く解説します。
水戸城の立地は南に千波湖、北は那珂川を天然の堀としてその間にある丘陵を利用した平山城です。
水戸駅から坂を上り一番近いところが三の丸、今は県道232号線が走る空堀の東に二の丸、
そしてこれも空堀の中をJR水郡線が走るその東側に本丸があります。
水戸城の北側、那珂川に向かってはかなりの高低差があり、天然の要害になる地形だとわかります。
水戸城はそのような天然の地形の恩恵を受けた、堅牢なお城だったことがうかがわれます。
本丸は戦国時代に佐竹氏がその基礎を築きましたが秋田へ転封されその後は水戸徳川家の居城になります。
佐竹氏の時代に本丸、二の丸、三の丸の基礎ができたとされています。
江戸時代の御殿は二の丸に、三の丸は藩校などがあり本丸は倉庫などとして使われていました。
現在は三の丸には藩校だった弘道館が現存、二の丸に復元された二の丸角櫓など、
三の丸に移設された薬医門などがありそれぞれ見学することができます。
ビックリするのは城跡にある諸々の学校の多さ。
三の丸には三の丸小学校、二の丸には茨城大学付属幼稚園と小学校、第二中学校、水戸第三高校、
本丸には水戸第一高校と附属中学校が建っており、立ち入り禁止の場所も多くあります。
では、水戸城見学へ参る。