札幌が市政を施行したのは1922年8月1日、今年は市政100周年となります。
中央図書館ではそれを受け、所蔵資料の中から展示室で特別展を開いています。
これがね、コンパクトなのですが見事な展示になっているのですよ。
いつも感心しますが博物館学芸員の心得のある職員さんがいるに違いない。
展示室の真ん中に鎮座するのは2018年当時の札幌市街地のジオラマ。
とにかく精緻、よくぞこんなに精巧なジオラマを作ったものだ。
札幌駅から北海道新幹線が出ている風景も芸が細かい。
某社から拝借したものだということですが、この搬入は苦労しただろうに。
その他様々な資料が展示されていて興味は尽きないのですが、その中から2つご紹介します。
一つはデパートのチラシ。
その解説文の中に「三越は見る店、今井は遊ぶ店、五番館は買う店」と呼ばれていたとあります。
“五番館”、北海道で最初の百貨店なのですが若い方は知らないだろうなぁ…。
三越と丸井は今はともに伊勢丹傘下の同じグループだ。
それから50年の歴史があり、今年閉店した4プラ。
こんな資料も収蔵しているとは、博物館並ではないか。
もっとも、札幌には市立の総合博物館がないのでこういう事態になるのだが。
この展示、市民ならず道民の誰もが老若男女問わず何かを感じることができるはず。
お時間のある方は足を運んでみてくださいね。
※12月13日まで、入場無料、観覧時間は中央図書館の開館時間に準ずる、図書館閉館時も観覧可
詳しくは札幌市図書館のHPで
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