世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

「戦争の世紀」から”テロの世紀”へ一その2― 

2005年12月24日 | Weblog
テロは戦争か否かは、さておき歴史上の初発がフランス革命前後で”政治の目的を果たす行為”とか「暴力的な行為によって国家や社会を恐怖に陥れて一定の政治的目的を果たす行為・主義」だと大まかに定義づけられている。イスラム原理主義者の最終目標は「キリスト教西洋文明に洗礼されてない、毒されてない、純粋<コーランそのものの理念の実現>のイスラム国家の建設」にある、とすれば{一国・西洋多国 対 一国・イスラム圏多国}の敵対図式で、<キリスト教西洋文明> 対 <イスラム圏国家>の果てしない闘争・戦争・テロに二分される構図となる。テロの定義は既述の通りなので「戦争」のそれは『国家対国家の宣戦布告によって発生する国際法上の正規軍の戦い』と定義されている。よって「テロ」には敷衍できない。―「テロを戦争」―と認めてしまえば解決できない雑多な問題が派生し一層、問題解決を困難にする。被害を蒙る最大の対象が一般市民になるからである。よって<テロ>は「人類最悪の犯罪」―だと捕らえ殲滅しなければならない行為―と認識し行動する事である。同盟国として米国に追従しテロを戦争と是認するのは早計である。独立国家としてノーを突きつける勇気も必要である。下記に時系列に頻発した世界のテロを列挙する。付記:・・・
●2001年9月・・・同時多発テロ(アメリカ)
●2002年10月・・・モスクワ劇場占拠(ロシア)
●2003年3月~自爆テロ、爆弾テロ各地で頻発(イラク)
●2004年3月・・・3駅4列車爆破(スペイン)
●2004年5月・・・外資系石由企業居住区襲撃(サウジアラビア)
●2004年5月・・・モスクで爆弾テロ(パキスタン)
●2004年9月・・・チェチェン武装勢力小学校占拠(ロシア)
●2005年2月・・・マニラ・ミンダナオ島、同時爆弾テロ(フィリピン)
●2005年7月・・・ロンドン地下鉄車両爆発(イギリス)
●2005年7月・・・小型バス爆発(トルコ)
●2005年9月・・・ロッケット弾攻撃・襲撃(アフガニスタン)
●2005年10月・・・ニューデリーで連続爆発発生(インド)
●2005年10月・・・バリ島レストラン・カフェ爆弾爆発(インドネシア)