日々

穏やかな日々を

夜だけ開く精神科医院 大阪・ミナミ、心寄り添い

2019年10月03日 23時56分58秒 | 地域
夜だけ開く精神科医院 大阪・ミナミ、心寄り添い
2019年9月30日 (月)配信共同通信社

 大阪市の繁華街・ミナミに、夜だけ開く精神科医院がある。訪れるのは、不眠症や職場でのストレスといった悩みを抱えても昼間の受診が難しい会社員ら。病気の後遺症で左半身まひが残りながら診療する片上徹也(かたかみ・てつや)院長(35)が「駆け込み寺のような存在になれれば」と寄り添っている。
 医院は心斎橋駅近くにある「OWL(アウル)クリニック」。古着店やエステ店が入る雑居ビル3階にひっそりとたたずむ。診療時間は火曜を除く平日午後7~11時。他の一般の医療機関と同様、健康保険が使える。
 髪を染めた若者や会社帰りのサラリーマン、夜型の生活を送る風俗店の従業員らで出入りが絶えることはない。
 「仕事を休むことになっても大丈夫ですよ」。勤め先の経営が傾き、不安で寝られず休職を考えている男性会社員(39)に片上院長は優しく言葉を掛けた。男性は残業も多い。「ここは夜遅くまでやっているので、仕事の後でも来られる。ありがたい」と診療後は落ち着いた様子だった。
 片上院長が開業したのは5年前。アウルは英語でフクロウの意味だ。昼間に精神科に通えない人が多いことから「夜の守り神になりたい」との思いを込めた。若者が集まるミナミを選んだのは、同世代の悩みを知りたかったから。「リストカットをしてしまう」「死にたい」。20~30代を中心に約4500人の患者に向き合ってきた。
 読んだ本に感化され高校生の頃から精神科医を志した片上院長だったが、研修医を終えた直後の2012年、突然頭に激痛が走り倒れた。くも膜下出血で手術は10時間以上に。半年間リハビリに励んだが、左半身にまひが残り、脚を引きずって歩く。
 後遺症は今も完全に受け入れることができていない。それでも自分のクリニックを持つ夢は抱き続けていた。昼間は別の病院で勤務する多忙な日々。原動力は人への尽きない興味だ。時折笑い声も響く診察室で「患者さんが僕のことを自分と同じような存在だと思ってくれたらいい」と、穏やかな語り口で話した。
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電子たばこ疾患805人に 米、死者は12人

2019年10月03日 23時52分14秒 | タバコ
電子たばこ疾患805人に 米、死者は12人
2019年9月30日 (月)配信共同通信社

 【ニューヨークAP=共同】米疾病対策センター(CDC)は26日、電子たばこに関連または関連が疑われる呼吸器疾患の患者が前週比52%増の805人報告されたと発表した。ほぼ全州で疾患が確認され、死者は12人となった。
 死者の内訳はカリフォルニア、カンザス両州で各2人。フロリダ、ジョージア、イリノイ、インディアナ、ミネソタ、ミシシッピ、ミズーリ、オレゴン各州で各1人。
 大半の患者は大麻に含まれるテトラヒドロカンナビノール(THC)が入った製品を吸引したと話しており、当局が関連を調べている。
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若手定着へ 静岡県医師会が病院の垣根越え研修

2019年10月03日 11時37分01秒 | 地域
若手定着へ 静岡県医師会が病院の垣根越え研修
2019年10月2日 (水)配信中日新聞

 人口当たりの医師数が少ない静岡県で医師不足に歯止めをかけようと、県医師会が、病院の垣根を越えて若手医師向けの研修会に力を入れている。教育環境を整えて県内での定着を促す狙いで、全国的にも珍しい試み。県内は医学部定員が人口比で他県より大幅に少ない上、2018年度から始まった新専門医制度で貴重な若手医師が大都市に流出する傾向が強まっていることから、県医師会関係者が危機感を募らせている。
 「今は午前1時の当直時間帯。生後6カ月の女児が運ばれてきました。呼吸が速くて具合が悪そう。皆さん、どう処置しますか」
 15日、浜松市中区の聖隷浜松病院で開かれた若手医師向けの研修会「屋根瓦塾」。県西部の研修医を中心に約30人が参加し、先輩医師からアドバイスを受けながら幼児や妊婦の緊急外来の対応などを学んだ。
 遠州病院(同市中区)の1年目の初期研修医、寺沢美晴さん(24)は「同年代の医師と刺激し合いながら、実践的な知識を学べるのはありがたい」と話した。
 県医師会によると、若手向けの研修は病院ごとの実施が一般的で、広域で病院の垣根を越えて開催しているのは静岡県と京都府だけという。
 厚生労働省がまとめた16年の調査によると、県内の人口10万人当たりの医師数は200・8人。全国の都道府県で40位と低水準にとどまっている。
 背景にあるのは、医学部定員の少なさ。人口約370万人の県内は、浜松医科大(浜松市東区)の定員120人。同程度の人口の4国や人口300万人弱の北陸地方と比べ、4分の1強の定員しかない。人口100万人の秋田県より少ない。
 不足する医師を確保しようと、県は、07年に独自の奨学金制度を創設した。医師免許を取得して2年以上の初期臨床研修を終えた若い医師たちが最大9年間、県内の指定医療機関に勤務すれば、貸与した全額(最大1440万円)の返済が免除される。18年度末までに全国73大学の計1088人が利用し、うち238人が県内で働き始めた。
 それでも県内の医師数が他県と比べて少ない中、同年度に新しい専門医制度がスタート。初期臨床研修を終えて専門医を目指す医師は、指定基幹施設の専門研修プログラムを受けることが必要になった。県内では浜松医科大などが基幹施設になっているが、多くは東京など大都市に集中し、若手医師の流出に拍車が掛かっている。
 危機意識を強めた県医師会は、打開策として屋根瓦塾に力を入れる。参加した若手医師が受講後に指導役を務めるなど、意欲が高まるよう工夫している。
 県医師会の小林利彦理事は「都市圏に行かなくても、県内でしっかり学べる仕組みをつくることで、県内で長く働いてくれる医者を育てたい」と話している。
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ヒト糞便から多様なマイクロプラスチックを検出

2019年10月03日 11時33分18秒 | 
ヒト糞便から多様なマイクロプラスチックを検出
Ann Intern Med2019年10月2日 (水)配信 一般内科疾患消化器疾患一般外科疾患

 ヨーロッパとアジアで33〜65歳の健康なボランティア8人の糞便を採取し、10種類の一般的マイクロプラスチックの存在と形状をフーリエ変換赤外顕微分光法で分析した。

 その結果、全8検体にマイクロプラスチックが存在した。糞便10gあたり20個(中央値)のマイクロプラスチック(サイズ50-500µm)を確認。全体で9種類のプラスチックが検出され、ポリプロピレンとポリエチレンテレフタレートが最も多かった。
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