新米ペアレントの営業日誌・営業中

2005年3月1日に秋田県大仙市にオープンした大曲ユースホステルのペアレント(経営者)が日々の出来事を送ります。

待望の松尾鉱山見学

2019-09-20 23:02:52 | 鉱山


当初予定通りに再来週の月曜日から、いつものビジネスのお客様の長期滞在が始まることが決まりました。残された日も僅かということで、本日は少し無理をして、八幡平の向こう側、松尾鉱山をぜひ見てみようと思いました。盛岡経由で約3時間で八幡平の東端、松尾八幡平地区に。温泉も目的の一つですが、その前に松尾鉱山博物館を見学。



博物館内には、かなりの資料の展示がありましたが、観光で来た方には、あまり興味をひかないかもしれません。屋外には当時の鉱山用機関車に加えて、鉱山から博物館近くにあった東八幡平駅までの間で鉱石を運んでいたゴンドラリフト(架空鉄索)のバケットが無造作に置いてありました。



博物館で、現地の状況などをざっと勉強したところで、現地に。かつて「天上の楽園」とも称された、松尾鉱山・緑ヶ丘アパートの廃墟。もちろん立入禁止ですので、道路からパチリ。その奥の台地状になっているところにも架空鉄索が走っていたり、その更に奥には露天掘りがあったりしたようですが、そこまでは見ることが出来ませんでした。それでも何とか雰囲気だけはわかったような気になりました。本来廃墟関係の現場を見る際には、今のような雑草が残っている時期は不向きで、雪解けすぐ後とか、晩秋の寒くなった時の方がいいようです。



山形遠征③ 温泉編 大石田温泉・あったまりランド深堀

2019-09-19 23:21:07 | 温泉(山形)



一昨日の山形遠征では、山寺でたっぷり汗をかいたし、帰路眠くもなったので、途中のまた大石田にて寄り道して、温泉に立ち寄りました。あったまりランド深堀。4年前にも来た温泉です。



入浴料は50円値上がりして400円に。単純温泉で源泉42.1℃、pH7.4のお湯を加水、循環なし、加温、消毒ありの掛流で使用。内湯が2つ、露天一つに、ツボ風呂が1つ。それぞれ茶褐色、無味、消毒臭で、以前の記憶では露天がまだまし、とは覚えていました。



夕方ということもあってか、かなりの入浴客。内湯はパスしてさっさと露天に行きましたが、かなりの消毒臭。こんなにきつかったかな?と。それでも少しはヌルツル感も残っており、まあ銭湯代わりには十分すぎる温泉感でした。その後は一気に大曲までのドライブでした。

時々


山形遠征 ② 見る編・山寺千手院

2019-09-18 23:34:22 | 観光地


昨日の目的地、山寺。観光地では山形県でもトップクラスの場所で、若いグループや他府県ナンバーの車、外国人など、平日でしたが観光客がそこそこいました。ここでは、立石寺から五大堂に急坂を30分ほどかけて上がって、上からの景色を見るのが普通のルート。

今回は、その立石寺の奥にある、円仁(慈覚大師)さん修行の地とも云える場所を見るのが目的でした。山形方面から立石寺を過ぎて、少し進んだ千手院が入口です。入口前に辛うじて数台車を止めるスペース。本堂まで行く参道の途中に仙山線の線路が無造作にあります。本堂右手の葉地から山に突入。こちらは入場無料。



かなり急で、一応階段らしきものもあるものも、完全に山歩き状態の道を20分ほど、600m進むと最初の聖地、垂水不動尊にたどり着きます。ここは垂水遺跡としてgoogleマップには出ています。



実はインスタ映えするスポットとして、最近脚光を浴び始めたとのことで、テレビで見て、夏休みのお客様にこそっと話をしてしまったので、実地検分の必要がありました。もっと平地を歩くのかと思っていましたので、こそっと話してきてしまったお客様には、来られたかな?と少し心配に。それでも立石寺方面は観光客が多くいましたが、こちらは誰も居ず、森の中で凛とした空気を満喫。



実はここからさらに城岩七岩という場所を経由して、かつての修験者の修験場があるのですが、今回はパス。往路はハアハア言いながら上がりましたが、復路は下りなので一気です。往路の途中でワイルドマンキーが居たのは内緒です。

のち

山形遠征 ① 食べる編

2019-09-17 23:30:13 | 食文化


3連休明けで、今日は久しぶりに山形遠征。目的地は山寺でしたが、その前に腹ごしらえ。新そばの時期はもう少し先ですが、大石田そば街道で、大石田の駅にあるそば屋「ふうりゅう」にて昼食。板そば+げそ天の得々セット1050円+そば大盛150円也。



大盛の場合、高さが違うなど、器は同じものが多いのですが、ここは板の大きさが変わりました。ご同行の方の普通盛と比べると一目瞭然、解り易くっていいです。そばは、山形のそばらしく、そこそこボキボキ感があり、悪くありません。そばつゆは少し甘め、出汁濃いめのものですが、蕎麦湯なしでも飲める感じ。ただゲソ天は。。。食べやすいとはいえ、はなまるうどんの方が豪快でした。

駅に併設のそば屋ということで、テレビの旅行番組でも出る店で、事前予想では、「残念ながら」となる予定でしたが、良い方で予想を裏切られた感はありました。電車で来られた方には、勧めても大丈夫そうです。



駅でしたので、ついでに、山形新幹線つばさをパチリ。



温泉と鉱山の関係

2019-09-16 23:25:09 | 鉱山
3連休の最終日。お客様も激減となり、時間に余裕ができますので、引き続き、山形県の鉱山のお勉強。県北中央部の炭鉱で時間をとってしまい、次は最上地区。ここは山形県では数少ない管理されていない野湯の満沢温泉がありますが、この地域もいくつかの鉱山があった場所です。

鉱山と温泉はかなりの因果関係があります。マグマから水蒸気や水分が地上に噴出し、それが液体で出れば温泉、噴出せず、濃縮されて地中で成分が結晶化すると鉱脈(熱水鉱脈)となります。このため、試掘穴でお湯が出てしまうと、鉱山としては失敗となり、温泉井に変更されたり、また坑道からの湧水である程度の温度があれば、それを源泉として使用する例、釈迦内温泉や花岡温泉など、が見られます。

秋田の海沿いでは油田の試掘で、お湯だと温泉として使用するといったケースも散見されます。秋田温泉「さとみ」や、角間川温泉(廃業)、強首温泉などがその例です。温泉分析表には銅や金などというのはめったに見ることがありませんので、温泉が数万年もの単位で結晶化する必要があるのでしょう。その時の流れを考えると、凄いものだと、感じ入ってしまいます。

のち

鉱山のお勉強、山形県①炭鉱

2019-09-15 23:11:28 | 鉱山

(亜炭・舟形町歴史民俗資料館蔵)

先日から東北の鉱山、初級編で岩手県をお勉強して、次いで山形県に着手。ここもやはり、基礎データの収集からとなります。以前、新庄市及びその周辺地域を観光地ガイドの作成で調べたことがありますので、山形県北では鉱山名と場所だけはおよそわかっていますが、その詳細となるといちから調べ直し状態。

従来、秋田県の鉱山では、主要金属類の鉱山に限定して調べていますが、規模が大きかったり、特徴があったりする場合は、石炭(炭鉱)や石灰、マンガン等も調べてみる必要があります。


(炭鉱道具・舟形町歴史民俗資料館展示)

山形県北、新庄から尾花沢にかけては、東北でも有数の炭鉱(亜炭)があった場所です。ある程度のことはネットでも調べられますし、特に舟形町は町史をネットに全ページ掲載してくれていますので、じっくり読んでしまい、あったいう間に時間が経ってしまいました。


イベント多数の連休初日

2019-09-14 23:08:26 | 季節


今日から秋の三連休シリーズの開始。今回は明日の田沢湖マラソンに加え、今日・明日は大仙市協和で横手出身の歌手、高橋優さん主催の音楽フェスがあり、今回マラソン関係のお客様はありませんでしたが、フェスに行かれる方の利用がありました。さらに夜には大仙市神岡や横手市増田で花火大会も開催され、イベントたくさん状態でした。

関東地方ではどんより天気だったようですが、こちらは比較的良い天気が続いており、昨日は中秋の名月、本日は満月をきれいに見ることが出来ました。

とはいえ、快晴の朝は気温が下がります。ここ数日、朝の最低気温は15℃を下回るまでになり、シャツ一枚では寒く感じます。昼間の最高気温はまだ25℃を上回る状態で、扇風機が必要かな?と思えますので、温度差が大きくなってきました。これから来られるお客様は、上着を一枚持ってきてください。来週あたりには、ストーブのテストも考えなくてはいけないようです。


大館、花岡温泉共同浴場

2019-09-13 23:03:02 | 温泉(秋田)



一昨日の大館ツアーでは、帰路に眠くなるのを防ぐことと、前回来てからだいぶ時間が経ったので、せっかくだからと花岡温泉共同浴場にドボン。

入浴料250円。カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉で、源泉39.6℃、pH8.2のお湯を加温あり、加水、循環、消毒なしの掛流で使用。無色透明、無味のお湯で、浴室には内湯一つだけ。共同浴場ですので、シャンプーや石鹸はありません。



他の利用客が数名いたため、広くない浴室では強いシャンプーなどの匂い、脱衣所では整髪料の強い匂いがして、気分が悪くなるほどでした。お湯や設備は悪くはないのですが、タイミングが悪かった状態で、あまり良い印象にならず、少し残念な思いでした。


花岡鉱山跡を探して

2019-09-12 23:53:59 | 鉱山

(釈迦内鉱山・選鉱場跡)

昨日の大館ツアーでは、博物館で見学中に当日の飛び込みのお客様からの電話があり、当初予定を大幅に切り上げて戻る必要が出てしまいました。それでも1時間ほど時間があったので、郷土博物館から車で10分ほどの花岡の街の探検に向かいました。


(松峰鉱山・竪坑入口跡)

こちらは予定外の行動だったため、事前に詳しく調べてはおらず、感で勝負と。かつて一度来たことはありましたが、その際に花岡鉱山の跡かたはほとんど見られませんでしたが、今回ウロウロして、少しは位置関係がわかってきました。


(鳥潟会館)

途中、街中にある鳥潟会館なる旧家の保存建物もサラッと見ましたが、鉱山関係ではないようで、花岡事件を扱った花岡平和記念館は、金~月曜のみ開館で見ることはできませんでした。


(花岡鉱山近くの鉱水処理場)

時々

大館郷土資料館

2019-09-11 23:46:17 | 鉱山


今日はお客様の予約がなかったので、思い切って秋田県北に日帰りツアー。目的地は大館の郷土博物館。廃校になった建物の再利用の物件でした。この時期、ここに来たのは、再来週から1か月、展示物の配置換えで休館になり、その後は県南から出向くには雪のリスクが伴う可能性があるため、今週がラストチャンスでした。

入館料300円。本館(旧校舎)3階は美術展示、こども科学室、まげわっぱ展示室などになっており、今回はパス。目的のものは展示館(旧体育館)にありました。事前の調べでは、工機の現物が並んでいるとのことでしたが、実際に見るとやはりインパクトあります。



大館をかつては支えるほどだった花岡鉱山を始め、戦後に開発された深沢鉱山や松峰鉱山といった大館周辺の鉱山についての展示がありました。なにも知らないで来た方には、坑道図などは、また難しいものがある!といった感じですが、地元で鉱山の展示をするならもう少し気合を入れて、展示してほしかった感じで、少し物足りなさを感じでしまいました。



花岡鉱山についても、長くかなり詳しい年表はありましたが、それでは余程興味のある人しか見ることはないようです。また花岡鉱山については、今その場所がどうなっているのかが非常にわかりにくい状態になっていますので、どうせジオラマを作るなら、それがわかるようなものがあれば、今は昔となってしまった鉱山がもう少し身近に感じられるのかと思います。

時々