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2005年3月1日に秋田県大仙市にオープンした大曲ユースホステルのペアレント(経営者)が日々の出来事を送ります。

「逆さ鳥海」を探して-由利本荘市(由利/矢島)の水場巡り⑥

2021-09-06 23:39:54 | 水関連

ここから続きます

<大谷地溜池> 由利本荘市西沢字南由利原5-5

由利地区、西目駅からの県道287号線と、仁賀保駅からの県道32号線が交差する少し東の南由利原の南端にある農業用溜池(堤高14m、堤長359m)。

明治43年(1910)に鮎川の農業用水源地として、180mの堤防が築堤された。その後大正10年、昭和の大改修(昭和17~31年)を経て現在の形となった。東北屈指の大きさの灌漑用溜池で、秋田県では最大規模。昭和42年出来た鮎川発電所の発電用水にも使われている。周辺にはサイクリングターミナルやキャンプ場があり、溜池の一画ある展望台からは鳥海山が見え、周囲には自転車道が整備されている。

<谷地沢西溜池> 由利本荘市矢島町城内字谷地沢

矢島地区、花立牧場から県道32号線(鳥海グリーンライン)を北、西に進み、県道312号線に入り、2kmほど進んだ場所にある農業用溜池(堤高6m、堤長145m)。あまり知られていないが鳥海山が綺麗に見える場所のひとつ。

<花立(堤)第一溜池> 由利本荘市矢島町城内字花立

矢島地区、由利高原鉄道矢島駅より県道58号線を南に10kmの場所にある農業用溜池(堤高7m、堤長236m)。周辺は鳥海高原花立牧場公園として整備されており、遊歩道やコテージがあり、牧場にはレストハウスや駐車場がある。花立堤は、江戸時代の万治2年(1659)頃に生駒藩によって築造されたもので、昭和29年、昭和58年に大規模改修工事が行われた。

<花立第二溜池> 由利本荘市矢島町城内字花立

矢島地区、花立牧場から県道58号線を西に450m進んだゲート手前にある水源用溜池(諸源不明)。下流の花立第三溜池と流出路でつながる。水道用のため周辺は立入禁止となっている。

<花立第四溜池(推定)> 由利本荘市矢島町城内字花立

矢島地区、花立牧場の南東、花立堤の上流、子供の国の円内にある農業用兼上水用溜池(堤高2m、堤長60m)。流出路から下流の花立堤につながっており、この上流にある花立第二溜池とも流出路でつながる3段溜池。

 

ここで時間となりましたので、帰路につきましたが、開店休業状態で夜遅くになっても問題がないので、少し遠回りして、国道108号線の笹子経由でもう一カ所。

<笹子清水> 由利本荘市鳥海町上笹子 矢島街道

鳥海地区、国道108号道の駅鳥海郷から雄勝方面に3.4km進んだ国道沿いにある湧き水。国道108号松ノ木トンネルの工事中に湧きだしたもので、工事を請け負った建設会社が地域住民のためにアーチ状のトンネルを作って整備した。県外からも水を汲みに来る人がいると云う。

というわけで、幾つかの池で鳥海山が映り込むことが確認できましたが、そもそも風がある日には、逆さ鳥海もきれいに映らないことが判明。また大谷地溜池のようにこの時期水が潅水状態のところもあるので、春の雪どけ時にもう一度同じところを廻れればなどと考えています。


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