数年前からの人件費上昇、諸物価高騰と30年ぶりの金利のある時代の再開などで、建物の建設費が高騰しており、テレビでは東京の中野サンプラザの再開発が中断したり、病院の移転再開発がとん挫して廃院になるところも出たりと、世の中で大きな影響が出始めているようです。
人件費高騰は一昨年秋から当YHでは想定しており、想定よりまだ低いかなと思うほどですが、世の中のとらえ方はそうではないようです。また諸物価上昇に関しても、昨今春闘の結果が出始めて、昨年同様の6%程度の上昇が通るとの話もあり、給料が上がるといって喜んでいるマスコミは、その反面で影響大の物価上昇については一切触れずというテイタラク。
春闘で賃上げできる企業はいいですが、一方で倒産件数は何年かぶりに高水準で、ラーメン屋がつぶれ、喫茶店がつぶれと飲食店でも多くみられているようです。これらの飲食店では物価の上昇が大きいようですが、人を多く使う建設業では物価上昇は発注先に云えるものの人件費の上昇は発注先には言い訳として通りにくく自分の所で吸収する努力が求められそうです。
この冬は秋田では雪が平年の2/3程度と少なく、屋根の雪下ろしも自分でやったのが一度、業者に頼むほどにはなりませんでした。頼んでいたらいくらになったか知りたいところですが、来年の事を考えると知るのが少し怖い感じでもあります。特に秋田ではベースの人件費自体が全国的に上がっていることに加え、人口減少で働ける人が少なく、また高齢化していますので、労働力不足の点から人件費の上昇が止むを得ず、これをしないと人が集まらない状況とも言えます。
建設関係では住宅建設が従来の25%増になっているとも云い、かつては田舎では都会より安く住めるという間違った情報が普通に流れていました。田舎でも住宅を作るには土地代はただみたいなもんですので、その分は安くなりますが、建物の費用は都会と一緒か人件費や運送費などで都会より高くなる場合もあります。収入の伸びが少ない都会では、家を建てようと思ったけど、想定より高くなっていて止めるなんて話も出ているでしょうし、そのため大工さんたちの仕事が減って、廃業する建設会社が出てという、負のスパイラルにならなければと思います。
雪がなくなって暖かくなったら、建物の一部修理をお願いしようと思っているので、今回はちゃんと見積もりを取らないととんでもないことになりそうです。