ここにきてニュースなどで新電力などと呼ばれる電力供給の新会社の倒産が相次いでいるとのこと。発電所などで作られた電力の内、余剰電力を売買する仕組みがあり、これを利用して電力を供給するだけの会社がそれにあたるようです。そもそも電力会社なのに発電設備を持たず、送電設備もほとんどなく、素人にはどうやって事業が成り立つのかが不思議な仕組みです。ロシアのウクライナ侵攻などにより原油価格が上昇し、また地震の影響で発電能力が落ちたことで、調達できる余剰電力がなくなり、新電力会社にとっては仕入れコストが見合わなくなっているため、事業が立ち行かなくなってきたとのこと。当然起業の際にこうしたリスクを勘案して、対策をすべきだったのでしょうが、片手落ちになっていたようです。
当YHでも、自前の設備は脆弱ですので、情報と云う名で人のフンドシで相撲を取っているようなものです。温泉は日帰り入浴が許されているため、泊まらなくとも入浴出来て、当YHでも夜のお話しの時間に温泉談議で盛り上がりますが、すべての施設が日帰り入浴をやめたら、当YHに来られて温泉の話をする人は非常に少なくなってしまうでしょう。ただ温泉施設としては、宿泊客のいない昼間に設備を空かせておくのはもったいないので、日帰り入浴と云う形で受け入れを行っているのでしょうが、人手不足で対応ができなかったり、新型コロナの感染防止で日帰り入浴を中止する施設も散見され、楽観視は出来ないかもしれません。
こうしたリスクに備えて、一つのことに拘らず、多くの話のネタを用意するようにしていますが、どうしても自分一人で考えていると、新たな展開が見えにくくなることもありますので、来られた際にアドバイスを頂けると助かります。
時々