フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

7月25日(木) 曇り

2013-07-26 08:22:35 | Weblog

  8時半、起床。

  ベーコン&エッグ、ご飯、トマト、冷麦茶の朝食。洗う食器が少なくて済むのでワンプレート。   

   11時頃、自宅を出て、大学へ。神楽坂で途中下車して、大学まで歩く。健康のためではなく、「レリーサ」でお八つのクッキーを購入するためである。

  神楽坂から早稲田への道は写真に撮りたいものがたくさんある。たとえば「滝沢新聞」。そんな新聞聞いたことありますか。ないですよね。 

 「滝沢」は新聞の名前ではなく、会社の名前なのである。

   洋品屋さんの店先の青シャスと青色申告のポスターがマッチしている(?)。 

   昼食はコンビニで購入したおにぎりですます。

   3限は大学院の演習。土曜日の修士論文中間報告会での質疑応答を踏まえて、今後の進め方を考える。

   5限は「日常生活の社会学」の教場試験を行う。受講生400人のうちの9割が試験を受ける。 

   6限の時間、研究室に長谷正人先生、坂井素思先生に来ていただいて、「maruharu」でテイクアウトしてきたサンドウィッチをつまみながら、明日のトークショーの打ち合わせ。時間は90分。一人のトークであれば構成を考えるのは簡単であるが、3人でのトークとなると、ある程度の段取りを考えておくことは必要だ。どんなことを話題にするか。ただし、個々の話題について各人がどんなことを話すのかまでは打ち合わせない。打ち合わせのときに話したことを、なぞるようなトークではライブ感がなくなるからだ(これ長谷先生の持論です)。たとえば、打ち合わせのときに初めて聞く話にびっくりしたとする。その同じ話をトークショーの席上で聞いても、すでに一度聞いて、びっくりしてしまっているわけだから、びっくりした「ふり」しかできない。これではライブ感は失せてしまう。とはいってもまったくのぶっつけ本番、出たとこ勝負というのも冷や汗ものなので、「音合わせ」程度はやっておく。雑談を交えて(その方が多かったかもしれない)、7時半頃まで話をした。その後、私はトークショーで配る資料の作成などをして、9時頃大学を出る。

    今春卒業したばかりのHさんからメールが届く。今日、辞令が出て、東北支社(山形支店)への配属が決まったそうだ。Hさんの実家は秋田なので、それが考慮されたのだろう。Uターンならぬ、その一歩手前のJターンだ。Hさんは、地方配属の可能性が大きいと覚悟はしていたし、地方であれば南よりも北がいいと思っていたので、その通りになったわけだが、東京(関東)に残ることを密かに期待していたので、落胆は大きいようだ。「でも、落ち込んでいても始まらないので、頑張ります!」と書くところが、いかにも彼女らしい。8月3日には山形に引っ越すそうだ。辞令一枚で生活が一変するのはサラリーマン(とくに総合職)の宿命だが、彼女はいまその現実をひしひしと感じている。


7月24日(水) 曇り、時々雨

2013-07-25 01:44:01 | Weblog

  7時半、起床。

  寝起きから体調が悪い。発汗と手の痺れと吐き気。たまにあることなのだが、風邪とかではなく、自律神経のバランスが崩れているのだろう。原因は明らかで、昨日からちょっと心配なことがある。当初は大した問題ではないと思われていたことが、それは私の楽観で、もしかしたら相当の問題になるかもしれない。杞憂かもしれないが、そうでない可能性が出てきた。昨日はそのことがずっと頭の中にあった。今朝になってそれが身体の症状として出てきたということだろう。

   演習「個人化の社会学」の36本のレポートのPDF版をコースナビにアップし、感想用BBSを設置する。感想の投稿の締め切りは8月3日。

  朝食はとらず(食欲がない)、10時に自宅を出て、大学へ。

  11時から大学院の社会学コースの会議。事前に知らされていた議題は数が少なく、これならふだんより早く終わるだろうと見込んで、お弁当は頼んでおかなかったのだが、始まってみると、「その他」の議題や追加の議題がいくつもあって、お弁当を頼んでおかなかったことを後悔する。食欲があまりないとはいえ、朝食をとっていなかったので、エネルギーが低下する。

  会議が終わり、気分転換に「トンボロ」まで昼食をとりにいく。コーヒーにトーストを注文。待っている間に、財布を研究室に忘れてきたことに気づく。やっちまったかと思ったが、不幸中の幸い、定期入れに折り畳んだ千円札が2枚入っていた。やれやれ。これならコーヒーとトーストの代金(1000円)を支払っても、お隣の「SKIPA」で梅ジュースを飲むことができる。人間、気持ちにゆとりをもつためには、ある程度のお金は必要であることを実感した。

  2時前に研究室に戻る。

  左右社のT氏から明後日のトークイベントについての連絡のメールが来る。「座席に余裕あり」とある。「空席多し」の婉曲表現である。『あまちゃん』の中でアキたちGMTのメンバーが路上でプロモーションのイベントをするが立ち止まってくれる人はまばらという場面があったが、あの光景が頭をよぎる。

  2時から教授会。今日は普段より長めの教授会で、6時半までかかった。途中、カリキュラム委員の選挙があり、6名の委員の一人に選出されてしまった。9月から2年間の任期であるが、これもまた不幸中の幸いというべきか、来年の4月から一年間の特別研究期間(ゼミ以外の授業は持たない)に入るため、半年間だけ務めればよい。

  7時に大学を出て、8時に帰宅。シャワーを浴びてから、夕食。心配事は杞憂であったようである(でも楽観は禁物)。ご飯のお替りをする。


7月23日(火) 曇り、夕方に驟雨

2013-07-23 22:51:07 | Weblog

  9時、起床。

  寝たのが4時だったので、寝不足気味。夕食の残りの蟹飯と卵焼きの朝食。

  11時に自宅を出て、大学へ。

  昼休みの時間に面談を一件。

  3限は演習「個人化の社会学」。レポートの提出と一人1、2分で自分のレポートの宣伝を行う。提出されたレポートはコースナビ上で全員が全員のものを読めるようにする。8月2日(土)までに3本のレポートについてのコメントをBBSに書き込むこと。これが最後の課題となる。

  授業の後、面談を一件。窓を叩く雨の音。最近、いきなりの強い雨がよく降る。

  雨が小止みになるのを待って、遅い昼食を「メルシー」にとりに行く。いつものタンメンを注文。 体が疲れ気味のときには温野菜がいい。


   食事の後は、「maruharu」でスイーツとコーヒー。今日のケーキはイチジクのショートケーキ。初めて食べた。

   再び雨が強くなる。はるさんからこーちゃん一家が戻ってきたと教えてもらう。長男(こーちゃん)、長女(あおいちゃん)、そして生まれたばかりの二男(しんちゃん?)。小さな子ども3人を抱えたお母さんというのは最近はあまり見かけない。なかなか大変ではないかと想像するが、はるさんによろと、3人目になるとかえって慣れてきているらしい。そういうものなのか、いや、たくましい。

  5限は現代人間論系総合講座1の教場試験。試験監督で教室に入る。

  試験問題は4人の教員から1題ずつ出題し、計4問のなかから1つを選択して解答する形式。私は4番目で講義をしたので、まだ講義内容の記憶が新鮮というせいもあろう、私が出題した問題を選択した学生が一番多かった。まぁ、しかたないか。試験は、これと、木曜日にやる「日常生活の社会学」(こちらは大人数だ)。レポートは今日の「個人化の社会学」が36本、金曜日の「必修基礎演習」が30本。それと昨日が締め切りの基礎講義のレポートがある。現代人間論系に提出されたレポートは449本で、その中で私が採点を担当するものが77本ある。考えていても数が減るわけではないので、とにかくコツコツ採点していくほかはない。 

   8時過ぎまで研究室で採点作業をしてから帰る。夕食は「メーヤウ」でインド風ポークカリーとラッシー。久しぶりの★3つはやっぱり辛かった。 

  あゆみブックスで、以下の本を購入。

    内田洋子『ジーノの家 イタリア10景』(文春文庫)

    内田洋子『イタリアの引き出し』

  電車の中で『ジーノの家』の表題作をまず読む。日本エッセイストクラブ賞と講談社エッセイ賞をダブル受賞(史上初)したというだけあって、読ませる文章である。


7月22日(月) 晴れ

2013-07-23 08:22:13 | Weblog

  8時、起床。起きてすぐに『あまちゃん』を観る。あきの母親と父親のなれ初めが明らかにされる。そういうことだったのね。

   二色丼(挽肉のそぼろ煮と煎り卵)と冷麦茶の朝食。

  昼食は息子と『鈴文』に食べに行く。店員の女性がお茶をもってくるときに、小さな声で、「お久しぶりね」と言う。前回来たのが4月の下旬だから3か月ぶりである。しかもその日は日曜日で、日曜日はその店員さんは非番なので、顔を合わせるのは年末に来たとき以来だから、7か月ぶりということになる。たしかに「お久しぶりね」と小さな声で言いたくもなろう。永井荷風にでもなったような気分だ。

  ランチのとんかつ定食(950円)を注文し、お新香(300円)をつまむ。お新香はご飯を食べた後に口直しで食べるのもよいが、サラダ感覚で前菜風に食べるのもいい。とくに白菜のお新香はこれだけでご飯を食べられてしまう。  

  久しぶりの『鈴文』のとんかつだ。いつものように、塩+レモン、醤油、とんかつソース+辛子の順で食べる。やっぱり美味い。『喜楽亭』のチキンカツ定食、『ワセダ菜館』のカツ煮定食、『どんべえ』のカツ丼とカツ類はけっこうよく食べているのだが、それははカツとしては変わり種で、『鈴文』のとんかつはカツの王道という感じがする。

   店を出て、息子とは別行動。息子は駅の方へ、私は「phono kafe」へ。

   今日は私は5人目の客とのこと。30分に1人のペースというのはまずまずではないだろうか。

   コーヒーフロートを注文し、とんかつを食べたばかりではあるが、何かスイーツをと考えて、ショーケースを覗くと、ダブルチョコレートケーキというのがあったので、それを注文する。なぜ「ダブル」なのかというと、チョコレートケーキにチョコレートのソースがかかっているからである。 

   帰宅すると、ゼミ一期生のNさんから結婚式の招待状が届いていた。場所は表参道だ。長年東京に住んでいるが、表参道という場所には縁がなくて、一度か二度しか行ったことがないような気がする。今度はちゃんと歩いてみよう。

   ところでNさんは先日のメールで、ブログを始めた(学生時代もやっていたから再開というべきか)ことを教えてくれた。新しい人生のステージに立って、思うところあったのだろう。ブログの名前は「colorful box」という。意訳すると、「色彩あふれるNさんと、彼女の旅立ちの年」だ。ときどき訪問させていただきます。

   今夜の夕食は京都のUさんからいただいた蟹を使った蟹飯。 それと野菜天と焼き鳥。デザートは西瓜。

  さあ、今週は試験とレポートだ。みんな、頑張って。


7月21日(日) 晴れ

2013-07-22 00:09:33 | Weblog

  8時、起床。ウィンナーとキャベツの炒めとご飯の朝食。

  午前中、ゼミ生に連絡のメールを出す。その中で、夏休み前に個別相談の機会を設けるので希望者はメールで申し込んでほしいと知らせる。

     7月27日(土) 3限、4限、5限
     7月29日(月) 3限、4限、5限
     7月30日(火) 3限、4限、5限
     8月 1日(木) 3限、4限、5限
     8月 3日(土) 3限、4限、5限

  この中から希望する曜日・時限を申し込んでもらう。定員は各時限2人ないし3人。この週は試験・レポートの採点期間なので、空き時間は採点作業をしている。

  相談内容は4年生はゼミ論のこと。去年は夏休み明けに行ったが、少々慌ただしかったので、今年はゆとりをもって夏休み前に行うことにした。3年生は、ゼミというものを半期経験したわけだが、これから自分がゼミで勉強していきたいテーマ(ゼミ論につながっていけばよいと思う)のこと。3年生の個別相談はこれまでやったことがなかったが、大人数のゼミなので、年に一度か二度は、そういう機会が必要だろうと思っていた。思ってはいたが、去年の今頃はまだ教務の仕事があったので、どうにも時間がとれなかった。やっと、その時間がとれるようになった。

  メールを送信してすぐに数人のゼミ生から申込みのメールがあった。「先着順」としたので、反応が早い。

  午後、妻と投票に出かける。今回の選挙では、「ねじれ国会」という言葉がさかんに言われている。特定の政党が言うだけではなくて、NHKのアナウンサーまで言っている。衆議院と参議院で中心政党が違うことを指しているようだが、それが「問題」なのだろうか。「解消」しなくてはいけないことなのだろうか。二院制である以上、そういう事態が生じるのはありえることで、あってはいけないのであれば、二院制自体をやめなければならないのではないか。私はそういう素朴な考えの持ち主なので、「ねじれ国会」という言葉を使う政党には投票しない。かといって民主党を支持しているわけでもない。  

  投票を終え、妻はベニースパーに買い物に、私は「phono kafe」へ。

  今日はお暇なようで、開店から2時間以上が経過して、私が最初の客とのこと。それは、それは。

  飲み物だけのつもりで立ち寄ったのだが、売り上げに貢献しなければいけないような気持ちになり、葡萄ジュース、蒸しパンサンド、紅茶、スコーン(きなこ)を注文する。スコーンは見た目が恐竜のタマゴの化石のようである。外側はカリッと、内部はもちもちしている。

  帰宅して、昼寝。夏風邪がまだ治りきってはいないようで、疲れやすい感じがする。

  夜、『半沢直樹』は休みなのかと思いつつ、選挙速報番組を観る。私の投票した候補者は当選した。しっかりやってください。