フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

7月28日(日) 晴れ

2013-07-29 09:41:12 | Weblog

  9時、起床。

  昼前に自宅を出て、池袋へ。新交響楽団のコンサート(東京芸術劇場)を聴きに行く。

  その前に腹ごしらえ。東京芸術劇場の裏手の西池袋公園のそばにパンの美味しいカフェがあると聞いたので、その店を探す。「CAFE TERVE!」という名前なのだが、西池袋公園がどこかだかわからない。野球少年たちに尋ねたら、親切にも公園まで案内してくれた。

  目指す「CAFE TERVE!」はすぐに見つかった。「天然酵母パンのお店」と黒板にチョークで書かれている。

  店内は、ほどよいテーブルの数とお客の入り具合で、ゆったりとしている。

  メニューを広げて、少考して、サンドウィッチとオレンジアイスティーを注文。サンドウィッチはパンも具美味しかった。お腹はまだ余裕があったので、何か追加で注文しようかとも思ったが、『孤独のグルメ』の主人公みたいになるといけないので(本当に呆れるくらい注文するのだ)、他のメニューを注文するのは再訪したときとする。、

  食後のスイーツは「La Famille」というシフォンケーキの専門店で。たくさんのシフォンケーキの中から店員さんお勧めのモモのケーキとコーヒーを注文。

  開場時間の1時になったあたりで店を出て、東京芸術劇場へ。今日は日差しが強い。 

  本日の演奏は、ブラームスの交響曲第3番ヘ長調とR.シュトラウスの交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」の2曲。どちらも有名な曲だが、後者の方は、冒頭部分こそ有名だがコンサートで全曲を通して聴くのは今日が初めてだった。交響詩というのは、4つの楽章からかっちりと構成されている交響曲とは違って、単一の楽章の中でたくさんのテーマが入れ代わり立ち代わり現れて、ストーリーが展開していく。私がこれまでに一番聴いた交響詩はR.シュトラウスの「英雄の生涯」だが(ワセオケがよく演奏するので)、あのストーリー展開はわかりやすかった。しかし、同じ作曲家による「ツァラトゥストラはかく語りき」のストーリー展開はそれほどわかりやすくはない。歴史的ストーリーと哲学的ストーリーの違いだろう。膝の上にパンフレットを開き、ストーリー展開を確認しながら聴いた。ストーリーが難解なだけでなく、奏者にとっては曲そのものも難曲で、ブラームスを演奏していたときよりも、緊張し、難しそうな表情だった。演奏が終わって、聴衆の拍手に応えていたときの笑顔は心底ホッとしたものだった。

  私はアンコール曲を期待したが、奏者たちのホッとした笑顔から、アンコール曲はないのだと理解した。「ツァラトゥストラはかく語りき」の練習に全力を注いだのだろう。お疲れ様でした。素晴らしい演奏でした。

  外に出ると、劇場前の広場では、ベルギービールの催しが開かれていた。私はビールは飲めないが、食べ物がおいしそうだったので、和牛の塩麹焼きというのを食べた。

  蒲田に着いて、「テラスドルチェ」のアイスコーヒーで一服。 よい日曜日だった。

  7時、帰宅。シャワーを浴びてから夕食。本日の献立はカジキマグロのソテー。

  『半沢直樹』の第三話を観る。『あまちゃん』並みの息をつかせぬストーリー展開だ。