9時、起床。この頃は3時就寝―9時起床のパターンだ。
ウィンナー、レタス、バタートースト、牛乳の朝食。録画で今日の「あまちゃん」を観る。15分という短い時間の中にこれでもかというくらい話(の展開)が詰め込まれていた。ユイの母の失踪、種市先輩が寿司屋に就職、アメ女センター有馬めぐのスキャンダル、アキが大女優の付き人に、そして極め付きはヤンキーのようになってしまったユイ。いくらなんでも詰め込み過ぎでしょ。それにしても「ジョジョ」には笑った。『ジョジョの奇妙な冒険』を知っている視聴者はどのくらいいるのだろうか。昨日は「小林薫のつもりかしら」で、今日は「ジョジョ」だ。もしかして薬師丸ひろ子は寿司屋で毎回この手のツッコミやボケをするのだろうか。
大学に出る前に床屋に行く。
床屋から戻って、ありあわせのおかずで昼食。椎茸の佃煮、ぜんまいの煮もの、肉じゃが、メバチ鮪の刺身。食後にサクランボ。
午後から大学へ。
3時から研究室で卒業研究指導。本日のスイーツは、「D-Style TOKYO」のフロマージュ・ブランと「メゾン・カイザー」のラズベリーのムース。
5時から教授会。7時過ぎまで。
ゼミ三期生のNさんが研究室にやってくる。私大の職員をしていて、水曜日はノー残業デーということで、仕事を終えてからやってくることができるのだ。昨日の現代人間論系総合講座1で長時間労働の問題を扱ったばかりだが、アフター5に何か活動ができるというのは健全な労働時間といえよう。
夕食はNさんがまだ行ったことがないというので「五郎八」へ行く。
Nさん本人の近況、それからゼミの同期生たちの近況を聞く。卒業からわずか3か月だが、けっこう大きな変化があるようである。いや、変化のある人と安定している人に二極化しているというべきだろうか。印象では、変化のあった人が研究室に来る場合が多いように思われる。それは私が「定点」のような役回りをしているこということだろう。本当は私も変化しているのであるが、変化の大小は相対的なものだから、若者たちには私は不動の「定点」のように、北極星のように見えるのだろう。
食後のコーヒーは「カフェ・ゴトー」で。お腹いっぱいだねといいながら、りんごとサツマイモのタルトを頼むわれわれ(ただし1切れを二等分してもらって)。「スイーツ」はゼミのアイコンなのであろうか。
昼間は学生たちで賑わう「カフェ・ゴトー」だが、夜の8時を過ぎると客は一組か二組しかいなくなる。落ち着いた空間だ。卒業生にとってはここもまた一種の「定点」なのだろう。マスターにお願いしてNさんと一緒に写真に納まってもらう。気軽に応じてくれるマスター。こういう昔ながらのカフェが早稲田には本当に少なくなった。マスター自身、「トキみたいなものです」と言っている。う~ん、マスターはどうみてもトキという感じではないけどね(笑)。アオウミガメ(これも絶滅危惧種)というのが私の見立てである。
閉店の9時50分まで滞在。では、また会うときまでさようなら。
人生の後悔の半分はその人がしたことが引き受け、残りの半分はその人がしなかったことが引き受ける。どっちみち後悔する可能性があるのであれば、しないで後悔するよりも、して後悔するほうがよいのではなかろうか。