OBERON 日記

1999年1月25日。パソコン通信から始まった公開日記。
できれば、死ぬまで続けたい・・・(爆)。

六十歳以上の新人発掘企画があってもいいのでは

2018-03-24 17:05:07 | Weblog
ぼんやりテレビを見ていて、WOWOWの新人シナリオ大賞の作品募集が目に止まりました。もう随分前から、こういうコンテストに限らず、どんな職種であっても求人系の記事を見ると、無意識に年齢を確認してしまうのですが、WOWOWの新人シナリオ大賞の応募資格は「年齢満40歳以下」でした。ほぉ~。

ずっとずっと前、パン屋さんだったかのレジに並んでいて、レジ脇にアルバイト募集のチラシが貼ってあって、その年齢制限が50歳以下だったか45歳以下だったか、とにかく当時のわたしの年齢より下で・・・まったく応募したい気持ちがなかったにもかかわらず、なんだかとっても切なかった話をしたことがあるかもしれません。ふむ。

それから少し前に、求人の応募条件に「年配の人は固定観念に囚われているので若い人を希望します」とあったけど、そういっている人が「年配の人は固定観念に囚われている」という固定観念に囚われているよねって話を、ここだったか別のブログだったかで話したと思います。はい。

で、何が言いたいかというと・・・ある程度の年になると、人に雇ってもらうのが難しいってことであります。まったく職種や条件を選ばなければ何かあると思うんですが、多少なりともえり好みしたいと思うと、極狭き門になってしまうのであります。

けどね・・・シナリオの作家募集とかで若い人限定にする必要あるのかな・・・これは、すごくすごく疑問であります。

企業の正社員募集の場合なら、「しっかり育てていきますので、長く勤めてほしいと思います」ということで、若い人限定ってことになるのは大いに理解できますが、終身雇用するわけでもない「優れた作品」の募集に、年齢ってどう関係しているんでしょうかね。新しい才能に世に出る機会を与えたいということなら、プロは除外ってことでいいんじゃないでしょうかね、そう思いませんか。

少し前に、「長生きするのが幸せじゃないような超高齢化社会はどうなんだ」って話もしましたが、それにも関連して思うんですよ・・・むしろ、定年後くらいからの年齢の人にこそ、脚本を書いたり小説を書いたり、文筆活動をして欲しいなって。文筆に限らず、いわゆる表現活動全般・・・それも趣味としてではなく、仕事として世の中に打って出るような形で、創作活動をして欲しいって思うんです。

年を重ねた人だからこそ表現できること、ものすごく沢山ありますよ、絶対。それに、仕事が忙しくて出来なかっただけで、やれば技術的にも出来るという人、いっぱいいらっしゃると思いますよ、絶対。しかも自宅メインで仕事ができるから、体の負担とかも会社勤めより軽減されて、高齢者向きでしょ。だから、世の中も、そういう人たちに機会を与える方向に向かってほしいです。そうすべきですっ!!

ずっとずっと前、有名なコピーライターさんが、まだものすごく若いにもかかわらず、「もう年だからコピーは書けない」って仰ったのを何かで読んだような記憶があるんですが・・・たしかにそういうこともあると思います。でも、だとしたら、逆もまた真なりじゃないですか・・・若いと書けないものもあるはず。だったら、若い人には若い人でなきゃ書けないものを書いてもらい、年を重ねたものには年を重ねたものにしか書けないものを買いてもらえる、そんな体制づくり、しましょうよ!!

数十年前の60歳と、今の60歳・・・良くも悪くもずいぶん違うと思います。テレビでアニメ見て、インスタントラーメン食べて育った世代が、そろそろもう60歳ですからね。かなり面白い感性の年寄りだって、どんどん増えていきますよっ!!ってか、今の70歳、80歳代の諸先輩方の中にも、逸材はいっぱいいらっしゃるはずですっ!!これからの新人年寄りでは伝えられないことも、その方たちに何らかの形にして残しておいて頂きたいです。

だから、年配者を対象にした、創作の分野での新人発掘の企画を、各分野、各社、どんどん出してくださいよ!!絶対損はさせません!!って、わたしは何の根拠もなく、自信たっぷりに、そう言い放ちます!!

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