OBERON 日記

1999年1月25日。パソコン通信から始まった公開日記。
できれば、死ぬまで続けたい・・・(爆)。

そういえば・・・二題 (わたしの根性の悪さの証拠)

2024-08-06 08:36:13 | Weblog
昨日、『ニュース雑記帳』の方で、"陰口"を容認する発言をしたんですが・・・その系統の話でいえば・・・わたしって人に"裏表"があることも、肯定的に考えてるなって思いました。

"裏表のない人"といえば、とても"いい人"というイメージになりますよね・・・少なくても、わたしはそう感じます。でも、本当に"裏表"のない言動で、人を傷つけなくてすむ人は、ごくごく一握りだと思うんですよね。真正の根っから善人。腹の底から善人。そういう人じゃなきゃ、いっつも本音を吐き出して、人を傷つけずにすむはずがない・・・って、性悪人間のわたしは思うんです。だって、わたしなら、本音を言ったら、相手を傷つけてしまうようなこと、しょっちゅう思ってますから(爆)。

でも、わたしとて、極悪非道の輩じゃないですから、わざわざ意味なく人を傷つけたくはない。だから、たいていのことは、本音でしゃべらず、オブラートに包んで言ったり、ときには心にもないことをいったりするわけです。本物の善人になれない身としては、"裏表"を使いこなすことで、周りの人を傷つけないようにするという・・・一応、これでも、せめてもの善意なのです。

世の中には、そういう、わたしのような、極悪人じゃないけど、けっして善人とも言い難い人は、たくさんいると思います。そういう人たちには"裏表"を許してほしい・・・と、わたしは強く、願うのであります。

で、もう一つ思い出したのは・・・もうずいぶん前ですが、近しい人に「あなたは信用ならない」といわれたことです(^^;。

当時の私は、ほんとうにペラペラと口がよく回る人間で、複数の人から、冗談で「教祖様になれるよ。一緒に壷を売らない?」なんて言われていましたっけ。で、そのころ、身近にいた人に「ディベートとか得意でしょ」って言われたんですね。で「したことないけど、たぶん得意な方だと思うよ」って答えました。「まったく違う意見の、どちらを振り分けられても、そっちが正しいと相手を説き伏せられるでしょう」って言われたんで、「たぶんね」って答えたら、「やっぱりね。あなたの言葉から、あなたの本心は分からない。あなたが何を言っても、それがあなた自身の声なのか判断できない。だから、あなたは信用ならない」って言われて、なんだかビックリしました。

わたしとしては、近しい人には誠意をもって接しているつもりだったから、なんでそんな風に思わせてしまったのか、見当もつかず、ほんとうにビックリしました。最初に話したように、いつもいつも本音で話していないのは認めます。相手を傷つけないための小さな嘘は、日常的についているとは思います。けど、肝心なところで、身近な人を裏切るような人間じゃない・・・そうは思ってもらえてなかったのか・・・ふむ・・・

まっ、仕方ありませんね・・・たしかに、そうかもしれない・・・その時、わたしはそう思いました・・・で、「あっ、わたしってなんて冷たい人間なんだ」とも気づきました。わたしは近しい人に「信用ならない」と言われて、驚きはしたけど、あまり傷ついてはいなかったんですよね・・・そうなんだぁ~、そうかもしれないねぇ~って、なんだか簡単に受け入れちゃいました。たぶん、究極の自己中人間だからなんだと思います。

わたしが思うに、そう言った人は、きっとわたしを傷つけたかった。傷つけるほど、ちゃんと向き合った人間関係を築きたかった。でも、わたしは、そういう人との関係の作り方が苦手です。そういう近づき方をする人は苦手です。お互い、自立した個人として、ある一定の距離を保ちながら尊重し合いたい・・・なんて、キレイな言葉で纏めましたが、結局は、自己愛が強くて他者に興味がない冷たい人間だってだけなんですけどね・・・

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