OBERON 日記

1999年1月25日。パソコン通信から始まった公開日記。
できれば、死ぬまで続けたい・・・(爆)。

何があっても守ると信じてくれていた・・・

2012-01-18 17:40:43 | Weblog
もう何年も前のことです。
藍那の友達がトラブルに巻き込まれたことがありました。

バイト先が何だか厄介なところで
それを知って辞めようとしたら脅されたというのです。
お前だけじゃなく周りの人もタダじゃすまないぞって。

それで、藍那たちにも危害が及ぶんじゃないかと心配して
友達は、バイトを辞めるのを諦めようとしていたらしいのです。

それを知った藍那は
何を馬鹿なことを言っているんだと
一刻も早く辞めて手を切らなきゃ駄目だと怒ったのだそうです。

そしてその時
彼女は、その友だちに、こう言ったそうです。

わたしは、身の回りで何か不審なことがあれば躊躇わず警察に行く。
それで、あなたに何か不利なことが起こっても、それは自業自得だと思いなさい。
それに、わたしの親は、何があっても、どんな相手からも、わたしを守ってくれる。
だから、わたしのことなんか気にしないで、あなたは、自分がすべきことをしなさい。

当たりまえみたいに
藍那は、この話を、わたしにしました。

ねぇ~、何かあったら守ってくれるよね
そんな感じの依頼でも、確認でもなく
ふつうに事実を述べただけ、という調子で、わたしに話しました。

わたしは、そのとき
お友だちのトラブルのことなんかどうでもよくなり
ただただ、藍那の信頼が嬉しくてならなかったです。

なにがあっても
どんな相手からも
藍那を守ってくれる

藍那は、そう信じてくれていたんだ
親としてこれ以上の喜びはありません。

なのに、わたしは、藍那を守ってやれなかった。
藍那の信頼に応えられなかったことが悔しくてなりません・・・。

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