OBERON 日記

1999年1月25日。パソコン通信から始まった公開日記。
できれば、死ぬまで続けたい・・・(爆)。

尽くしたいという気持ちも独占欲かな(^^;

2006-11-29 23:33:19 | Weblog
藍那が熱を出したので、彼女の部屋まで車で迎えに行き、家に連れて帰ってきた。しんどそうな顔をして寝入っている姿を見ると、愛しさが募る。

ふむ・・・この感覚・・・一種の独占欲なんだろうか。一方的に、世話をしたい、尽くしたいというだけの気持ちで、けっして、何かをして欲しいと相手に要求するような要素のない感情のように見えて・・・これも、やっぱり、立派な独占欲なんじゃないかと思った。

そういえば、裕太が骨折をして、上半身にアメフトの装備みたいなギブスをしている時、風呂で頭を洗うなどの世話が、たまらなく楽しかった時にも、これって『ミザリー』的喜びじゃないかと思ったことがあったな。

ちなみに『ミザリー』というのは、キャシー・ベイツ主演の映画。偶然、大ファンだった作家が彼女の家の近所で事故を起こし、彼女のところに助けを求めに来たことから、彼女の甲斐甲斐しいお世話が始まるのだけど・・・最初は、たしかに親切な行為だったのが、彼女にとって最高に喜ばしいその状況を維持する為に、作家を監禁して世話をし続けるようになるという怖ろしい映画だった。

怪我をしたり、病気になったり、あるいは辛いことがあって精神的に弱っている相手というのは、ある種「手の中の小鳥」みたいな存在で・・・その相手を世話するという行為は、献身的に尽くす行為でありつつも、どこかに支配あるいは所有の喜びみたいなものを含んでいる気がするんだよなぁ。

そういえば、我が子を、わざと病気にさせて看病することに喜びを感じる、母親特有の精神疾病があると聞いたことがあるけど・・・その場合も、こういう心理が関わっているのかな。

とにかく・・・少なくても相手が自立した人間であるなら、世話しないとか、構わないということの方が、ふさわしい愛情表現になる場合が多々ある。なのに、世話したがるというのは・・・それはもう、愛情ではなく、エゴなんだろう。とはいっても・・・捨てがたいもんですよ、好きな者に構いたい欲望と言うのは(^^;。

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