OBERON 日記

1999年1月25日。パソコン通信から始まった公開日記。
できれば、死ぬまで続けたい・・・(爆)。

自分の外にある理論では・・・

2009-10-24 16:44:01 | Weblog
今日は、なんだかダルくてダルくて、どうしても起き上がれなくて、山猫軒、お休みしちゃいました(^^;。まっ、どんなにしんどくても休んだり滞らせちゃいけない仕事もありますが、山猫軒はいいんです、わたしの気持ちしだいで(爆)。それに、これが、わたしのコツです、自分の心の状態を酷いところまで追い込まない為の。

そうそう、裕太が、高校の途中まで、自分の気持ちで、ときどき学校を休む子でした。苛められっ子じゃないし、引きこもり体質でもないし、生き辛いようなタイプの繊細さのある子でもないんですが、時々、ほんと「自分のペース」で学校を休んでました。で、ある時、高校の先生が「どうしましたか」って心配してくださったんです。日ごろ、サッカー部で頑張っている健康な子ですし、ひょうきんで明るく友達も多いタイプの子だったので、ぽつぽつと休むのが奇妙に感じられたのでしょうね。だから「たぶん大丈夫なので見守って欲しい」とお伝えしたら、先生は「ご家族がご承知なら」と放置してくださいました。と、高校の途中で、裕太が突然「もう、おれ、学校、休まへん」って言い出して・・・それ以降は、ほんとに「自分のペースで休む」ってことをしなくなりましたっけ。

それを考えたら、裕太は、それなりに成長を遂げたわけですが、親であるワタシは、まだ「自分のペースで休む」が必要なんですね・・・未熟者であります(^^;。

ところで・・・最近、耳にする機会が多いのが、論理的思考の薦めって奴なんですよね。もちろん、わたし自身が薦められているわけではないですよ。わたしって、自分でもビックリするほど、何に関しても勧誘されない人間なので・・・今まで、宗教の勧誘も、健康食品とか集団購入的勧誘も、どんな勧誘も、知り合いからされたことがないんです。なんと申しましょうか・・・一目で、人のアドバイスを聴かない傲慢な性格であることが見抜かれてしまうんでしょうかね(^^;。だから、今回の話題の論理的思考の薦めって奴も、わたし自身がしてもらっているわけじゃないんですが・・・どうも、耳にすることが多いので、ちょっと考えてみたわけです(^^)。

で、いきなり自分の話で申し訳ないのですが・・・わたし、周りの人には論理的思考をする人、というより理詰めの人と思われがちです。たぶん、喋り方のせいでしょうね(^^;。けど、極々親しい人には、感覚人間だとバレちゃっています。ほとんど全てのことを直感で判断して、それを後付の理論で補強している、そんなタイプの人間です。

と、そういうタイプの人間からすると・・・最近の、自己啓発系の論理的思考の薦めだとか、科学系宗教の論理的思考の薦めだとかには、妙な違和感を感じてしまうんですよね。なんていうか・・・それって、結局、偽者じゃないの?って、思っちゃうんです、僭越ですが。

どういえばいいかなぁ・・・わたしが思うには、教えてもらった論理的思考の体得術は、それ自体がどんなに優れた構造をもっていても、所詮は借り物で役には立たない気がするんですよね。

だから・・・そうですねぇ・・・論理的思考こそ、手づくりじゃなきゃ駄目じゃないかと、わたしは直感的に思うわけです。プレタポルテはもちろん、オートクチュールでも駄目、自分で自分の中に、しかも頭だけじゃなく心も含めた自分全体の中に、自分で構築しなきゃ本物にならないって、そう感じるんです。

たぶん、各種論理的思考の薦めを実践していらっしゃる方たちは、皆さんそれぞれに「いやいや、そうじゃない。少なくても私が学んでいる論理的思考の構築術は、決してお仕着せなものではなく、自己鍛錬の道しるべなんだ」と・・・あくまでも、自分が自分を育てる、あるいはコントロールしているんだと、そう仰ると思うんですが・・・ねっ(^^;。

でも、まっ、薦めにしたがって実践を極めていくと、きっと最終段階で今までに体験したことのない袋小路に迷い入り込み、そこで飛翔を求められるのじゃないかという気もするので・・・そこで、思いっきり飛んじゃえば、他人発進の論理的思考でも、完全に自分のものに出来るのかも・・・とは思うんですが・・・ねっ。

なんていうか・・・論理的思考の薦めに真剣に取り組むタイプの人って・・・やっぱり真面目な人なんだろうなと推測するわけです。きっと、上昇志向があり、社会に対する関心や責任感もあり、勤勉な人たちなんだろうなって。でも、だからこその危なっかしさを、ダラシナイ人間たちは、心配してしまうんですよねぇ~。当然「お前たちのようなダラシナイ人間に心配されるいわれはない」と、思われるでしょうが・・・ほんと勝手に危ぶんじゃうんですよね。実際、かなり余計なお世話だと、思うんですよ・・・・だって、社会的には、彼らの方が、勝者とやらになる確率が、絶対的に高いに違いないですからね、はい(爆)。