OBERON 日記

1999年1月25日。パソコン通信から始まった公開日記。
できれば、死ぬまで続けたい・・・(爆)。

間違い電話から、いたずら電話の思い出へ(^^;

2009-10-01 18:32:53 | Weblog
さっき、家の固定電話が鳴りました。固定電話って、ほとんどが勧誘電話なので、内心(ああ~、うっとおしい~)と思いながら出ました。と、受話器の向こうから勢い込んだ女の人の声が「○○だけど」と言います。○○というのは近所に住む従兄弟の娘の名前で、しかも彼女とは交流がないわけではないので、何だかそのテンションが変だと思いつつも「ああ、はい」と答えました。すると彼女は「今日、招待状が届いたんだけど」と言います。実は最近、やはり近所に住む別の従兄弟の娘の結婚のが決まったばかりだったので、そのことなのかなとは思ったのですが、わたしの思っている○○ちゃんだとしたら、結婚式に招待されてはいないと思うので、念のために「何の招待状?」と聞くと、「幼稚園の」と言います。幼稚園となると、もう完全に見当違いだと思うので、さらに「どこの幼稚園?」と言ったら「しんちゃんの」と言います。(しんちゃん・・・あれ、また知っている名前に戻ってしまった)と焦ったワタシは、「しんちゃんて?」と確認しました。すると、そのあたりで相手も何か変だと感じたみたいで、怪訝そうな声で、彼女のしんちゃんのフルネームを教えてくれました。もちろん、わたしの知っているしんちゃんとは別人でした。そこでやっと、わたしは「あの~、どちらにおかけですか」と聞きました。すると相手は、自分が掛けたつもりの電話番号を言いました。まったく違った番号でした(^^;。

相手の名前に若干の心当たりがあった為に、気づくのが遅くなりすぎましたが・・・やっぱり、電話をかけたら、自分の名前を名乗るだけでなく、相手のことも確認しましょうね。最初に一言「□□さんのお宅ですか」と言ってくれれば、わたしたちが過ごした数分は不必要でしたから(^^;。

ということから、ふと記憶が、悪戯電話へと流れていきました。ずいぶん前に、話したことがあるように思うんですが・・・一つは、恥ずかしながら悪戯した記憶、もう一つは悪戯された記憶です。ただ、両方とも、展開が「身の上相談」になっちやったという妙な体験でした。それを思い出しました(^^;。

悪戯電話をした話はですね・・・ほんと、今考えると、とんでもないことではあるんですが・・・若気の至りと申しますか・・・中学の頃に一度、悪友と一緒に、元同級生(わたしは中学から別の学校に通い始めたので、ほとんど交流がなくなっていたけど、悪友の方は、そのまま地元の公立中学に行ったので、その子とはその時も同級生)にしちゃったことがあったんですよね。悪友と二人、家で遊んでいて・・・どういう経緯だかまったく覚えてないのですが、なぜか「△△ちゃんに悪戯電話してみよう」という話になって・・・普通の悪戯電話とは逆に、わざと間違い電話のふりをして、まったく知らない人間として電話をかけ、何かの縁だからと雑談をしかけたんです。こちらの予想としては、どうせ迷惑がられて直ぐに切られるだろうと思っていたんですが、なぜかそうはならなかったんですよね。知らない相手だという安心感からなのかな・・・かなり突っ込んだ悩みをうちあけられてしまって・・・しかも、中学生だから、出てくる名前は学校の友達ばかり・・・つまりワタシも知っている人の名前が沢山出てくる打ち明け話になってしまって・・・これは、わたしが聞いちゃいけないと思う話ばかりなのだけど、相手が真剣だから突き放せなくて・・・ものすごい罪悪感に苛まれつつ、こうなればこちらも真剣に対応するしかないと思って、その子の気がすむまで話を聞きましたっけ。もちろん、この苦い経験のおかげで、二度と悪戯電話なんかしようと思わなくなりました(^^;。

で、悪戯された方の話は・・・もう随分前のことですが、まさに「オレオレ」って電話がかかってきたのですよ。「オレって誰?」聞き返すと、軽く笑いながら「オレやんオレ、分からへんの」って言うんですよ。その親しげで落ち着いた話し方に、ついつい知っている相手に違いないと思い込み、分からなきゃ失礼だと焦り、頭をフル回転させて、夫の友人の一人だと閃いたんです。その馴れ馴れしい喋り方(爆)も、声の感じも、その彼に確かに似ていたし(^^;。で「△△さん?」って聞くと、やっと分かってくれたかという感じで「そうそう」と言います。なので「(夫は)居ないよ」と言うと、「いいねんいいねん」と言いながら「最近、みんなはどお?」みたいなことと言うので、変だなぁとは思いつつ共通の知り合いの近況など話していたんですが、やっぱり何か変だなと思って「何か、わたしに話があるの?」と聞くと、これまた身の上相談的な話題になっていったのです。とはいっても、この時は状況的に考えても、軽い感じの一般論的な話だったとは思いますが・・・とにかく、悪戯電話にありがちな、エッチな展開や悪徳商法的な展開は全くなく、もちろんオレオレ詐欺でもなかったんですよ。結局、ずいぶん話したあとで、やっぱりどうも変だと思ったワタシが「ほんとに△△さん?」って聞くと、「いや、違うよ」と告白して、その後はアッサリと電話を切ったんですが・・・彼の悪戯電話の目的って、いったい何だったんでしょうね、未だに不思議です。

で、思うんですが・・・人って、ものすごく寂しい生き物なんでしょうかね。でも、なかなかガードを取ることのできない不器用な生き物なんですかね。だから、偶然に接触をもった知らない相手に、本当は親しい人にこそ聞いてもらいたいけど、なかなか話せないでいることを話すんでしょうかね。なんだか、とっても切ないですよね。