ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

通貨スワップ

2023-05-25 12:15:33 | 社会・政治・一般

もしかしたら日本と南コリアの間で通貨スワップが再び復活するかもしれない。

私個人は反対なのだが、どうも先の広島サミットでバイデン・米大統領からの要請があったのではないかと推測している。もちろん公にされた根拠は一切ない。

日本政府も麻生氏をはじめ強硬な反対論者が多く、岸田首相も決して賛意を示しているわけではないと思う。

だが国際情勢が変化している。率直にいって南コリアの本命はアメリカ・ドルとの通貨スワップであろう。しかしバイデン大統領がサミットを早退したように、アメリカ政府の財政状態は芳しくない。金融不安もあって、とても南コリアを支援する余裕はない。

こんな時こそ便利な日本である。ドルがだめなら円でもいい、やい、日本、通貨スワップを締結してやるぞと言わんばかりの上から目線で昨年から喧しい。

さんざん、南コリアの手のひら返しを味わってきた日本政府も、いくら南コリアが困っていようと自主的には助ける気はない。しかし、前政権とは違い、西側に付く姿勢を見せている南コリアをより強く西側に付かせて、シナおよびロシアへの圧力を強めたいアメリカ政府は、今の南コリア政権を好ましくみている。

だからこそ財政状態が不安定な南コリアを救済するため、日本を活用すれば良いと考えている節がみられる。

正直実に迷惑な話だと思う。

だいたい金を借りる側が、貸し手を呼びつけて偉そうに借りてやるとの非常識な態度をとり、借りたらその翌日には手のひら返して竹島に大統領が上陸するような恩知らずの輩である。

私情としては、日本政府も通貨スワップなんてしてやる気はないだろうが、アメリカの軍事的保護下にある立場がそれを許さない可能性が高い。

日本の国防はアメリカが基軸であり、アメリカの不興を買うことは避けるべき。南コリアなんざぁ断交しても構わないぐらいに私は考えているが、アメリカとは友好関係を維持することは絶対に必要だ。

だから日韓通貨スワップの再締結も止む無しと思うが、せめて交渉場所は東京にするべきだと思いますね。そのくらいの意地は見せてほしいですね。

コメント
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