ヌマンタの書斎

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常識ではあり得ない中国の裏側 陳破空

2020-12-30 14:11:00 | 
一千年以上、日本はシナの帝国を文明の規範としてきた。

ただ、100%受け入れたのではなく、日本の精神風土に適合すると判断したものを選別してきたからこそ、隣の半島国家とは異なる社会となった。

私はその選別を決断した祖先を敬いたいと思う。

同時に肝に銘じて気を付けねばならぬとも思っている。如何に日本の文明にシナの影響があろうと、やはりシナと日本は違う。そのことを痛感したのが、表題の書を読んだ時だ。

例えば孫文。日本では英雄的な扱いをされることが多い人物だが、シナ人の見方は違う。というか、ここまで辛辣な孫文評は初めて読んだ。

他にも、個々に日本とシナとの違いを具体的に列挙してある。現在のシナ、過去のシナに対する見方が、日本とはかくも違うのかと驚嘆した内容でした。

シナに関してはマスコミの報道があまり中てになりません。これは理想像としてのシナと、敵対する対象としてのシナが混在してイメージされているからだと思います。

時には虚心に、シナの方々の意見に耳を傾ける必要があると思いました。なお、読後感ですが、著者の想いとは裏腹に、私はシナには民主主義は似合わないと考えています。多分、独裁のほうが幸せなのだと推測しています。

なぜなら、世の中が悪ければ独裁者の罪で済ませられますから。

日本のような民主主義社会では、世の中が悪いには、治世者を選んだ有権者たる国民の責任です。同時に馬鹿な野党しか存在しないのも、愚かな国民の選択だと自覚せざる得ないから。

同時に馬鹿なマスコミが多いのは、それを喜ぶ馬鹿な国民が多いからなのでしょう。広い意味で、私もその一人なんですけどね。
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