ヌマンタの書斎

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プロレスってさ クリス・ベノワ

2020-12-02 13:04:00 | スポーツ
目標を決めたら、最短距離をまっしぐら。

それが当然だと考える私は、税理士の国家試験の受験生時代は極端に娯楽を制限した。TVは観ない、映画も観に行かない。音楽はヴォーカルのない曲だけ。唯一自分に許したのは読書だけ。

誰に言われたでもない、自分で決めたルールに過ぎない。だが、この自分ルールを厳守したからこその合格だと考えている。だから後悔なんかしていない・・・と思う。

いや、少しだけ後悔しているのは、この間にプロレスもまったく見ていなかったことだ。おかげで、ある選手の活躍を生で見たことがない。それが残念でならない。

それがクリス・ベノイ(ベノワ)選手である。覆面レスラーとしてはペガサス・キッドあるいはワイルド・ペガサスと名乗っていたこともある。ジュニアヘビー級のプロレスラーとしては最強の評が出る。それも同業のプロレスラーからである。

言い出したのは、ペガサス・キッドのライバルであった獣神サンダーライガーである。かなりの名勝負を繰り広げたらしいのだが、私はその試合をまったく見ていなかった。だが、ライガーの言ならば、確認するだけの価値はある。

今年は自宅待機が多かったので、暇な時にユーチューブでプロレスを見まくりました。思わずため息が出るような熱戦を演じていました。ライガーの言に偽りなし、です。

特にアメリカでの試合が凄い。日本でも滅多にない地味なグランドレスリングのレベルが半端ない。本来、アウェイというか、挑戦者として罵声を浴びる立場だと思うのですが、あまりの試合のレベルの高さにアメリカの観客も熱狂していた。

クリス選手はカナダ出身で、ハート道場で鍛えてプロデビューをしている。しかし、実力派の黒人レスラーのバッドニュース・アレンの勧めで、日本の新日本プロレスに練習生として入団。この時の道場仲間が獣神サンダーライガーこと山田選手でした。

クリス選手は日本の技と力のプロレスを気に入り、ここで再デビューとなりました。私はその試合を観ていないのですが、確かに凄い。身長こそ175(公称180)㎝ですが、体つきが太いというかごつい。

当然にパワーはあるし、スピードもある。おまけに技も切れるので、乗ってくると手が付けられない強さがある。当時の新日本プロレスはジュニアヘビー級が充実していたので、クリス選手は思う存分活躍できた。

当時の新日プロには、エディ・ゲレロやジョージ・マレンコといった外人のジュニアヘビー級の実力派がいて、彼らは親しくなり、後の渡米後も助け合い、励まし合っている。

私がプロレスから遠ざかっている間に、ライガーの声鰍ッで他団体との交流戦もあり、クリスは見事に優勝を果たしている。私はその試合の一部しか見てないけど、他団体からのエース級の参戦で、非常にシビアな試合が多いなかでの優勝は価値あるものだと思います。

日本でもアメリカでも活躍したマサ斉藤が、クリスを評して身長が後10センチあったら世界を獲れたと言っています。ですが、私からすると、背が低くても、技とスピード、そして力で戦い抜いた意地があったからこそ、最強の評を得たのだと思うのです。

しかしながら、残念な話もあるのです。現在、クリス・ベノアはアメリカ・プロレス界では消された名前です。長くなるので、次回お話します。

コメント
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