ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

オンラインゲーム

2015-12-29 14:28:00 | パソコン・インターネット

元々ゲームは嫌いではない。

カルタ、トランプなどは好きであったが、元来じっとしているのが嫌いというか、落ち着きがない性分なので、ゲームにも長時間費やすことはなかった。

それが一変したのは、やはりファミコンで遊んだドラクエなどのRPGであろう。始めた頃は、丁度長期間の病気療養中であったので、文字通りはまり込んだ。ファミコン用のTVまで買いこむ始末であった。

やがて働き出すと、必然的にゲームをやる時間は大きく減った。が、それを一転させたのが、オンラインゲームであった。ダウンロード不要で、パソコンとネット環境さえあれば、どこでも出来る。

私の場合、自宅と事務所の両方にパソコンとネット環境があるので、手が空いた時にちょこちょこ遊んでいた。もっぱらパズルゲームが多いのは、短時間で出来るからだ。

ところが丁度二年前にモバゲーで見つけた戦争ゲームにはまってしまった。きわめて自由度の高いゲームで、シュミレーションともRPGとも違うが、アクションゲーム的な要素もある。プラウザゲームとしては、異様なほどグラフィックへのこだわりが強いゲームでもある。

やってみて、日本的な発想のゲームではないように思えたが、その予想は当たっていた。元々は、BATTLE PIRATESという英語版のオンラインゲームであり、その簡易版が中国でリリースされ、更にその中華版を日本語版に転用したゲームである。

当初は何をしていいかも分からなかったが、逆に何をしてもいいゲームであると気付いてからは、好き勝手にやっていた。ほんの5分あれば、遊べてしまえるので、気軽に遊べた。しかも、無料なので、お気楽に楽しんでいた。

私は知らなかったが、当初からサークルが幾つも作られて、そこで仲間たちが腕を競ったり、特定の攻略法や、秘密のノウハウなどを研鑽していたようだ。やがて、同盟機能が実装されると、たちまち多数の同盟が設立されてた。

それを横目で見つつも、私はマイペースでゲームを一人遊んでいた。やがて敵基地の攻略に熱中しだすと、ランキングも急上昇して注目を集めると、幾つもの同盟から勧誘されるようになった。

私は自分のペースで遊びたかったので、束縛されたくない思いが強く、頑固に一人で遊んでいた。やがてゲームに帝国基地攻略という新しいイベントが追加された。これは一人でやるのは難しく、最大4人で協力して攻略するのが賢いようだ。

とはいえ、ずっと一人で遊んでいたので、つてがある訳ではない。だが、その海域のトッププレイヤーの一人から、チャットで「一緒にやりませんか」と誘われて、今まで苦杯を舐めていた帝国基地の攻略に成功した。

これは楽しかった。一人ではなく、即席のチームを組んでのプレーは新鮮であり、チャットでの会話も相伴って、実に楽しいものとなった。仕事を終えてから、夕刻から夜半にチャットで仲間を集めて、帝国を攻略する遊びに熱中していた。

一緒に見知らぬネット上のプレイヤーたちと遊んでいるうちに気が付いた。この人たち、案外と年が近いのではないかしら?

私はオンラインゲームは、若い人たちが中心だと思い込んでいたが、実のところ若い人はスマホのゲームに夢中で、むしろパソコンはあまりやっていないらしい。

そして、私がはまったゲームは、気が付いたら不思議なほど中高年が多かった。なにせ、チャットの会話が「どうしよう、娘がクリスマスにBFを家に連れてくるって・・・」とか、「これから子供を塾に迎えに行きます」とか、「血糖値がやばいよぅ」などという、どうみても若い人の会話ではないチャットが盛んなのである。

ほどなく、私はある同盟に参加した。一人では分からなかった、このゲームの仕組みや、様々な攻略法、艦船の改造などが分かり、正直ビックリした。やはり一人で遊ぶには限界があったと痛感せざるを得なかった。

そんな訳で、このオンラインゲームには未だにはまっています。ゲームというか運営会社には、いろいろと文句はあるのですが、それを上回る面白さがある。また、ここで知り合った人たちとの、ゲーム以外での掲示板等を通じてのお付き合いも楽しいので、当分は楽しむつもりです。

ちなみに、当初は無料で遊んでましたが、時折開始されるイベントでは課金しています。この二年間で合計1万数千円ですから、月換算では千円未満。いたって健全な遊びです。でも、なかには年金をつぎ込んでしまったプレイヤーもいるようなので、くれぐれも熱くなり過ぎないようにと自戒しております。

コメント (2)
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