4/25の続きでございます。
仕事で当地に来た父とカウンターでしまほっけをつつきながら
フランシスコ・ピサロはあほんだらで今年の桜はしょぼいが中村晋也展はすごくよさそうだところで生産サイドと消費サイドがあまりにかけ離れてしまっているのが問題であっていったいワタクシは魚の顔というものが好きなんですがやっぱ呂布がイイよなあ という話になったわけです。
要するに何を話したやらあまり覚えていないわけでございますが
「日曜日の11:00ごろに『エルミタージュ展』に行ってみたのだが
人の列が美術館の外まで続いていたので、辟易して引き返した」
と父が話しておりましたのは覚えております。
世の中は連休でございますから、当面の間、美術館も人でごったがえすことでございましょう。
しかし、ここでめげてはいけません。
だって本展におこしの面々は
この機を逃したら、はるばるサンクトペテルブルクまで出かけないと会えない作品たちなのですよ。
美術館が最も混雑する時間帯は13:00~15:00ごろでございます。
混雑を避けたいなら、一番いいのは開館と同時に入ってお午ごろには出るコース。
また、鑑賞時間は限られますが、15:00ごろに乗り込むというのも手でございます。
入った時はぎゅうぎゅう状態かもしれませんが、しだいに人がはけてまいります。
また最近は金曜日のみ、開館時間を延長している所もございますね。
聞いた話では、そうした遅めの時間帯は混雑することもなく、なかなか快適に鑑賞できるということですが
残念ながら、京都市美術館ではこのシステムを採用しておりません。ちぇっでございます。
というわけで皆様、人波を上手に避けて
タヒチの女たちや、野原で花摘む少女や、本を片手にまどろむお嬢さんに会いに行ってくださいませ。
それからぜひとも会っていただきたいのが、最後のセクション「都市の肖像」にいらっしゃる ↓ この人たちでございます。
ヌーヴィル『上官のご馳走』
仏陸軍のカッコイイ制服を身につけたお2人が、屋外のテーブルについております。
後方には一般客らしき気難しそうな爺様と、給仕の女性の姿。
くつろいだ上官のグラス(というよりコップ)に、ちょっぴりかしこまってワインを注ぐ若い兵士。
タイトルからすると、彼が握っている空のグラスにも
このすぐあと、同じビンからワインが注がれるのでしょう。手酌かもしれませんがね。
きらきらしい兜もサーベルも脇に置いて、
上官は上着のボタンをすっかりはずして足を組み、リラックスしております。
それに対して前屈みになった若い兵士の、神妙な姿勢は何ともユーモラスでございます。
いかにもほのぼのとした雰囲気の作品でございますが
正確なデッサン、シックにまとめられた色彩、軽いタッチながらみごとな質感表現などなど
ほのぼのな外観をまといながらも作者ヌーヴィルさん、相当な手だれでございます。
優しく柔らかな色合いの背景に、仰々しい赤黒の軍服。モスグリーンのフェンスと、鮮やかな赤のズボン。
こうした色調によって、2人の兵士のやや場違いな感じが表現されている一方
都市の中の単なるいち風景であった「小料理屋でくつろぐ兵士」が
戯画的でもありいかにも人間的でもある彼らのポーズや表情によって
親しみある情景として、暖かいまなざしで捉えられておりました。
ところで
去年の『ルーヴル美術館展』でもなかなかに遊んでおりました京都市美術館、今回はゴーギャンの『果実を持つ女』をこんなふうに活用しておりました。
いいと思います。
仕事で当地に来た父とカウンターでしまほっけをつつきながら
フランシスコ・ピサロはあほんだらで今年の桜はしょぼいが中村晋也展はすごくよさそうだところで生産サイドと消費サイドがあまりにかけ離れてしまっているのが問題であっていったいワタクシは魚の顔というものが好きなんですがやっぱ呂布がイイよなあ という話になったわけです。
要するに何を話したやらあまり覚えていないわけでございますが
「日曜日の11:00ごろに『エルミタージュ展』に行ってみたのだが
人の列が美術館の外まで続いていたので、辟易して引き返した」
と父が話しておりましたのは覚えております。
世の中は連休でございますから、当面の間、美術館も人でごったがえすことでございましょう。
しかし、ここでめげてはいけません。
だって本展におこしの面々は
この機を逃したら、はるばるサンクトペテルブルクまで出かけないと会えない作品たちなのですよ。
美術館が最も混雑する時間帯は13:00~15:00ごろでございます。
混雑を避けたいなら、一番いいのは開館と同時に入ってお午ごろには出るコース。
また、鑑賞時間は限られますが、15:00ごろに乗り込むというのも手でございます。
入った時はぎゅうぎゅう状態かもしれませんが、しだいに人がはけてまいります。
また最近は金曜日のみ、開館時間を延長している所もございますね。
聞いた話では、そうした遅めの時間帯は混雑することもなく、なかなか快適に鑑賞できるということですが
残念ながら、京都市美術館ではこのシステムを採用しておりません。ちぇっでございます。
というわけで皆様、人波を上手に避けて
タヒチの女たちや、野原で花摘む少女や、本を片手にまどろむお嬢さんに会いに行ってくださいませ。
それからぜひとも会っていただきたいのが、最後のセクション「都市の肖像」にいらっしゃる ↓ この人たちでございます。
ヌーヴィル『上官のご馳走』
仏陸軍のカッコイイ制服を身につけたお2人が、屋外のテーブルについております。
後方には一般客らしき気難しそうな爺様と、給仕の女性の姿。
くつろいだ上官のグラス(というよりコップ)に、ちょっぴりかしこまってワインを注ぐ若い兵士。
タイトルからすると、彼が握っている空のグラスにも
このすぐあと、同じビンからワインが注がれるのでしょう。手酌かもしれませんがね。
きらきらしい兜もサーベルも脇に置いて、
上官は上着のボタンをすっかりはずして足を組み、リラックスしております。
それに対して前屈みになった若い兵士の、神妙な姿勢は何ともユーモラスでございます。
いかにもほのぼのとした雰囲気の作品でございますが
正確なデッサン、シックにまとめられた色彩、軽いタッチながらみごとな質感表現などなど
ほのぼのな外観をまといながらも作者ヌーヴィルさん、相当な手だれでございます。
優しく柔らかな色合いの背景に、仰々しい赤黒の軍服。モスグリーンのフェンスと、鮮やかな赤のズボン。
こうした色調によって、2人の兵士のやや場違いな感じが表現されている一方
都市の中の単なるいち風景であった「小料理屋でくつろぐ兵士」が
戯画的でもありいかにも人間的でもある彼らのポーズや表情によって
親しみある情景として、暖かいまなざしで捉えられておりました。
ところで
去年の『ルーヴル美術館展』でもなかなかに遊んでおりました京都市美術館、今回はゴーギャンの『果実を持つ女』をこんなふうに活用しておりました。
いいと思います。
「ついたちに行くぞー」と息巻いておりましたが
いわゆる「GW」中唯一の休日であった当日
帽子かぶって上着をはおりカバンを肩にたすきがけして
いざ行かん気候はいかに と窓を開けてみますと
雨がばららんばららん降っておりましたので
そもそも出不精でやる気無し左衛門であるワタクシの意気は
みごとにしぼんでしまったのでございます。
その日はもう一歩も外に出ないで
おうちで本読んでました・・・
しかしギメ
必ずや行くつもりでございますので
後日またレポートさせていただきます。
ついついのろさんも…
いやぁ侮れませんなキュレーター陣。
ええ、ええ行きたいですともえるみたーじう。
そうですそうですへいはちろう。ああああ。
相国寺にイトーさんも来るらしいし
行きたいとこだらけで悩みますなぁ
そういえばもうギメは行ってきたのですか?
またお話を聞かせてくださいまし
ん!んん!なんておいしそーな茶庭!!
甘いものハンターの血が騒ぎますな!
そうですかお吹きになりましたか・・・ やったあ
HPは相変わらずやる気が全く感じられない京都市美術館ですが
わざわざこんなものを作ってらっしゃるのを見ると愛着が湧きます。
去年はあまりこちらに足を運べなかったので
「友の会」登録を継続しようか否か、ワタクシ迷っておりましたが
この「図録を持つ女」のステキさに後押しされて
更新手続きしてしまいまいたとも。
それはそうと行かれましたか?えるみたーじゅ展。
ぜひとも行ってくださいましよ。
お向かいでは へいはちろう展 も始まったことですし
新緑の葉桜が最も美しい季節でもございますしね。
美術館へ行きーの
疎水をぶらぶらしーの
六盛茶庭 ↓ へ行きーの
http://www.rokusei.co.jp/service_satei.html
とつぎーの
なんてコースはいかがでしょうか。
うんうん、ふんふん、ほうほうと読んで
最後で吹いてしまいました。
そういう作戦だったのですね。