のろや

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JUNKFOOD JENNY

2014-03-27 | 音楽
高校生の頃好きだったミュージシャンに、「ICE」という日本のユニットがございました。
過去形で申しましたが、別にその後も嫌いになったわけではなく、住環境の変化に伴ってCDが棚の奥の方に行ってしまい、何となく聴かなくなったというだけのことでございます。彼らの楽曲の中でもとりわけ好きな曲のひとつが『JUNKFOOD JENNY』でございます。
昨今のSTAP細胞や難聴の作曲家をめぐる騒動、また劇場型政治のなれの果てとでも呼べそうな大阪市長選挙の有り様を見るにつけ、この曲のことが思い出されるのでございました。



ICE JUNKFOOD JENNY 歌詞

もちろんJennyの場合とは違って、上記の騒動は「ただのジョーク」から発したものではございませんし、渦中の人たちと「とても内気な少年」Jennyとの間には、あんまり共通点はないかもしれません。少なくとも6億円もの税金を自己顕示のために費やしたも同然の現大阪市長は、Jennyとは全く似ても似つかないと言ってよろしいかと。
しかし、実際の業績(とおぼしきもの)よりも、それをなした(とおぼしき)個人にむやみやたらとスポットライトを当てて祭り上げたあげくに、一旦彼らのいわば商品価値にかげりが見えるや否や、それっとばかりに手のひらを返して袋だたきにする、甚だワイドショー的なマスメディアの取り上げ方が何とも気持ちが悪く、この点において、何の根拠もないままにスーパースターに持ち上げられたのちに、またわけも分からず引き摺り下ろされるJonnyの物語を彷彿とさせるのでございました。


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