
田植えを週末に控え、届いた苗。
田んぼにも給水して水を張り、準備が整いました。
あとは、農業のプロがトラクターで2回耕運し、表面を平滑に。
「大型トラクター」も「田植え機」も持たない我が家。
2反5畝しかない田んぼのための、農業機械購入は過剰投資?
そのため、耕運や田植え・稲刈りを専門家に依頼。
自称「農家」とは名ばかり、水管理と草刈りが仕事です。

毎年の確定申告で、黒字の経験はありません。
農作業への雇人費用が20万円、苗代が5万円、肥料など5万円。
草刈り機購入2台・農具買い替えなど10万円。
私の「作業」は無償でボランティア?それでも赤字です。
備蓄米放出でも米の価格は大きく下がらず、今日時点でも横ばい。
「集荷業者」が1社の落札では、はかどらないのは想定できたはず。
倉庫の古い米から順番に出し、「米屋さん」までの輸送は膨大な作業。
米の袋は重量30㌔。ふた袋で1俵です。
5年前までは何とか運べたが、後期高齢者には30㌔は運べません。
でも昨年からの米価アップで、多少モチベーションはアップ。
確かに米価倍増は、消費者の家計には響くはず。
エンゲル係数の高い家庭ほど、ショック度は大きいでしょう。
ただ 米価は「価格の優等生」で過去長く横ばい状態。
農家の「玄米売り渡し価格」は一昨年まで1万円、昨年倍増で2万円。。
60㌔で2万円なら、5㌔わずか1,700円。高騰前はなんと840円。
「ただ働き」なおかつ赤字で、農業継続など無理な話。

小規模農家が、意欲を失い「耕作放棄地」が急増でした。
農業機械が入りやすい比較的広く・便利な場所も荒れ地に。
休耕田にするために、政府の「奨励金」も。
備蓄米の価格浸透には、集荷・流通の運搬費用の助成が有効かも?
零細農家の稲作継続には、買取価格の現状維持が必要です。

田植えは、家族はもちろん、近隣との共同作業だった昔。
(今は大型田植え機で、手伝は必要なし。逆に邪魔かも?)
田植えの合間の、お茶の時間は「井戸端会議」で息抜きも。
家族・近隣とのコミュニケーションは、有効だったのでしょう。
画像 稲の苗 田植え前に入荷・高さ10cm
トレー1枚1,000円 2反5畝で50枚必要
水を入れた田 土と水を馴染ませます
草刈り機 一台は回転刃 一台はワイヤー仕様
ワイヤーはコーナーとか石垣に有効
ヒマワリの苗 畑で成長 二か所に約1,000本
ワシも子供の頃には、わが家にも田んぼがあり、父親はサラリーマンしながら日曜農家しとりました。それで田植えや稲刈りには手伝いと称して田んぼで遊んどりました。ほいじゃけぇ、近所の人らが総出で田植えをする光景は直に見て知っとります。大人になった頃には田んぼは埋め立てられたんで、もう田んぼには縁が無いよんなったと思うとったのに、田舎の娘を嫁に貰うたもんじゃけぇ、田んぼとの縁が復活しました。じゃけどその頃にはすべて機械で植えとったんで、田植えの手伝いに田舎に行くんじゃけど、田植え風景を見るだけ。ただ女房殿と子供の顔を見せに行くようなものでした。田植えの機械、運転してみたいと思うとりますが、難しいんでしょうね?
私も田植え機の運転経験はありません。
田植え機の運転の難しさは、まっすぐ進むことです。
そうでないと、植えた苗が曲がって、稲刈りまで運転「下手の証拠」が残ります。
新見でも、田植えの時期が早くなりました。
4月末には植えるところも。北部の寒い地区です。
我が家の品種「きぬむすめ」は刈り取りも、遅くて10月。
早いところは盆明けに刈ります。
人間の都合でスケジュールが大きく変わりました。
稲本来の成長では6月田植え、10月刈り取りです。
端境期に新米を出荷すると高く売れるための「欲」でしょう。
美味しさは、昔からの季節に沿った米です。
私の育てる品種は、岡山県で連続1位の「うまい」米No.1です。
ワシらが子供の頃の田植えは6月、稲刈りは10月でした。秋祭りの時には、まだ稲刈りをしてない田んぼに神輿が喧嘩した勢いで入って、稲を台無しにしよったです。それでも田んぼの持ち主が青年団にも文句を言うてくるような事はなかったです。
そうゆー理由で田植えや稲刈りが早ようなったんじゃとは知らんかったです。息子の嫁の里(島根県)では稲刈りは8月中に終わります。猛暑日の続く昨今、機械で刈るとは言え、炎天下の作業を心配しとります。