株価の下落がようやく止まったようです。
企業や株主・投資家はほっとしているでしょう。
私は株は持っていません。
四人の娘の教育費に追われ、余裕がないのです。
しかし大幅に価値の下がった資産があります。
岡山新見の実家の山林や田畑です。
Uターンを前に、市役所に資産価値を調べてもらいました。
びっくりしました。
山林はほとんどタダ同然です。
もっとも固定資産税も安いのですが。
80年以上の大きな木は別にして、国産材は市場価値がありません。
このような状況では、手入れをする人がいなくなるのではと心配です。
下刈や「節(ふし)」をなくす枝うちが必要です。
大きく言うと、CO2を吸収する森林の育成は、地球温暖化を防ぐのです。
田舎では、山や田畑を売ることは「罪悪」です。
先祖の残した資産を切り売りする、だらしない「後継ぎ」なのです。
何十年もかかって手入れをしてきた山林が、時代に否定されたのです。
母親と「こんな資産を守ってきたのか」と大笑いです。
嘆きを通り越して、笑うしかなかったのです。
四人の娘たちに残せるのは教育と「生き方」しかありません。
画像は 故郷 新見市役所
120年前の実家の新築時の経費明細を書いた古い文書
自分達は何をこんなに急いで、忙しく生きているのか?
自然は、それでも人間の社会を生かし続けてくれている、今のところ?
色々なことを考えさせられます。
田舎にUターンする大きな理由は、実家の奥の間から見える景観にあります。石垣の上の少し高い視点から、生まれ育った土地の風景を見続けたかったのです。資産価値はありませんが、山林や田畑を大切にしたいと思っています。
現在は価値の無い物でもご先祖様は子孫の為にと働いて残して下さった物です(^人^)感謝♪もお忘れに成らぬよう
資産の無い我家はさっぱりと子供達に苦労を残さずに済むかなと思っています財産の無い者の負け惜しみ聞こえたら御免ナサイ
おっしゃる通りです。
亡くなった祖父が、昔子供のころ私を山に連れて行ってくれていました。木の一本一本に縄を結びつけながら本数を数えていました。もう50年以上も前のことです。私の学費のために植林をしてくれていました。
ありがたいことです。子供心に山を愛していた祖父のことを思い出します。