
名古屋の土産話です。13日夜は、ご輪番と夕食、知古の人なので、楽しいひとときでした。
14日、逮夜法要の法話を終え、事前に予定していた映画『洗骨』を見に行きました。知り合いの職員が映画館まで送ってくれたので、助かりました。
映画の公式サイトには、「全国大ヒット公開中!照屋年之監督長編第二作、奥田瑛二主演。家族の絆と祖先とのつながりをユーモアたっぷりに描き、世界中の映画祭で絶賛された感動作。」とあります。
パンフレットの解説には次のようにあります。
洗骨とは
洗骨とは、一度土葬あるいは風葬を行い遺体が骨となった後、その骨を海水や酒などで洗い、再度埋葬する葬制である。その風習は全世界で確認されており、北米先住民族、アフリカやインド洋諸島、東南アジア、オセアニアなど広く分布、実施されていた。日本では、沖縄県や鹿児島県奄美群島などで、その風習が確認できる。なぜそのような風習を行うのか。死者を一時埋葬しただけでは、死霊のままで子孫の役に立たないどころか病や死をもたらす危険な存在だが、洗骨によって第2の葬儀をすることにより、子孫に幸福と豊穣をもたらす祖霊となると考えられていた。つまり「死霊の浄化による祖霊化」が洗骨の目的であるとする説が有力である。沖縄においては、洗骨される前の遺体、死者は織れていて神仏の前に出られないので、骨を洗い清めて初めて神仏の前に出られ成仏できる、という信仰が伝わっていた為とされる。
洗骨の儀式後には、宴が開かれるのが通例であったが、飲むのは男性だけで、女性は準備・接待・後片付けの全てをさせられることが常であったという。それが理由のひとつとなり、沖縄県では女性解放運動の一環として反対された。
また、洗骨そのものが肉親の遺体を洗うという過酷さがある上、衛生的な問題もあいまって、火葬場での火葬が推奨され、さらに保健所の指導により沖縄本島では戦後消滅したといわれている。それでも一部の離島では現存しており、現在でも受け継がれいてる地域が存在するとされる。(以上)
柏で6月に開催する講演会に、沖縄の歌手古謝美佐子さんに来ていただくのですが、映画「洗骨」の主題歌「童神(わらびがみ)」を歌い、また同映画にも出演されていました。
映画を見るよりも動画ネットに「NHK沖縄・九州スペシャル洗骨」を見た方が早いかも知れません。失われて行く文化の中に、失われていく絆が思われました。
14日、逮夜法要の法話を終え、事前に予定していた映画『洗骨』を見に行きました。知り合いの職員が映画館まで送ってくれたので、助かりました。
映画の公式サイトには、「全国大ヒット公開中!照屋年之監督長編第二作、奥田瑛二主演。家族の絆と祖先とのつながりをユーモアたっぷりに描き、世界中の映画祭で絶賛された感動作。」とあります。
パンフレットの解説には次のようにあります。
洗骨とは
洗骨とは、一度土葬あるいは風葬を行い遺体が骨となった後、その骨を海水や酒などで洗い、再度埋葬する葬制である。その風習は全世界で確認されており、北米先住民族、アフリカやインド洋諸島、東南アジア、オセアニアなど広く分布、実施されていた。日本では、沖縄県や鹿児島県奄美群島などで、その風習が確認できる。なぜそのような風習を行うのか。死者を一時埋葬しただけでは、死霊のままで子孫の役に立たないどころか病や死をもたらす危険な存在だが、洗骨によって第2の葬儀をすることにより、子孫に幸福と豊穣をもたらす祖霊となると考えられていた。つまり「死霊の浄化による祖霊化」が洗骨の目的であるとする説が有力である。沖縄においては、洗骨される前の遺体、死者は織れていて神仏の前に出られないので、骨を洗い清めて初めて神仏の前に出られ成仏できる、という信仰が伝わっていた為とされる。
洗骨の儀式後には、宴が開かれるのが通例であったが、飲むのは男性だけで、女性は準備・接待・後片付けの全てをさせられることが常であったという。それが理由のひとつとなり、沖縄県では女性解放運動の一環として反対された。
また、洗骨そのものが肉親の遺体を洗うという過酷さがある上、衛生的な問題もあいまって、火葬場での火葬が推奨され、さらに保健所の指導により沖縄本島では戦後消滅したといわれている。それでも一部の離島では現存しており、現在でも受け継がれいてる地域が存在するとされる。(以上)
柏で6月に開催する講演会に、沖縄の歌手古謝美佐子さんに来ていただくのですが、映画「洗骨」の主題歌「童神(わらびがみ)」を歌い、また同映画にも出演されていました。
映画を見るよりも動画ネットに「NHK沖縄・九州スペシャル洗骨」を見た方が早いかも知れません。失われて行く文化の中に、失われていく絆が思われました。
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