仏教を楽しむ

仏教ライフを考える西原祐治のブログです

ワル知恵

2022年03月03日 | 日記

本日3日は、当寺の法話会。智慧の話をするので、話の話題に悪知恵の話はないかと図書館で検索していたら、『ワルの知恵本』(門昌央と人生の達人研究会編集)がありました。この本から一題。

 

難しい交渉は、騒がしい場所でせよ

 

仕事でもプライベートでも、自分に有利に事を運びたいなら、騒がしい場所を選ぶとうまくいく。

 たとえば、営業マンが顧客にアポイントメントをとりつけるのに、わざと騒音いっぱいの駅や繁華街から電話をかける。

 携帯電話を使うなら、電波の具合がすこし悪いくらいがちょうどいい。

 相手が電話口にでたら、まず、騒がしいところから電話をした非礼を詫び、後は必死に用件を伝える。この必死さが大事だ。息がすこしはずんだくらいで、大きい声で話すとなおよい。

 周りが騒がしいから、早く結論をださないといけないという雰囲気が相手に伝われば、たいていうまくアポとりにこぎつけられるだろう。

 相手にすれば、結論を早急に下さなければならない理由は何もないのだが、こちらの雰囲気に引っ張られて、その気にさせてしまうのだ。

ビジネスで断りを伝える場合や、仲介や借金の申しこみを断りにくい場合も、この方法を使うと、うまく逃れられる。

 騒音が大きく、お互いに相手の話が聞き取れないくらいの状態で、ひたすら大声で、「申し訳ないのですが」とか「ご期待に沿えなくてすみません」などと何回かくり返しいったら、一方的に電話を切ってしまえばいいのだ。自宅から電話をするなら、浴室のなかでシャワーを出しながら、話す方法もある。

また、じっさいに相手と会う場合も、一方的に自分のペースで事を運ほうと思ったら、静かな場所よりも、騒がしい居酒屋やパブを選ぶとか、あるいは雑踏のなかを歩きながらのほうがうまくいきやすい。(以上)

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