超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

明日更新予定

2009-10-23 00:13:46 | 日記

「月曜日/無菌室」聴いてたら涙出そうになった・・・。
すっげえいい作品だわ。
一度聴いてピンとこなかった人も繰り返し聴けば染みてくる可能性高し!「Ghost Apple」。

今日はフジファブリックの5周年記念ツアーに行って来ました。
明日レポートします。
それにしてもまた迷った・・・。新宿広すぎる。


気がつけばまた部屋が散らかっている。片づけてから深夜アニメ観て寝ます。更新も出来たら。




木曜日/寝室

2009-10-22 23:49:56 | Ghost Apple全曲レビュー

木曜日は寝室で。「Ghost Apple」毎日レビュー企画でございます。


「木曜日/寝室」です。もうすぐ眠りにつくころですかね、皆さん。丁度良いですね。



ギターの音色が壊れたおもちゃのようなイメージを彷彿とさせる、今作でも唯一不穏さを感じさせる曲。
この「Ghost Apple」というアルバムは
サウンドはポップ、歌詞は混沌という相反する部分が面白い作品なんですが、
この曲に関してはサウンドも詞も混沌という、正にアクセントとなるべく配置された楽曲だと感じます。


カタカタ一定のリズムで刻まれるギター、それについていくように鳴り続けるリズム隊、
と思えば時折リズムを崩して一気にガラガラと音が変わって、
それを繰り返しつつ、そのまま何もなく終わっていく。

しかし最後の部分で若干音が妙な崩れ方をするんですよね。
本当に何かが壊れてしまったかのような。
注意して聴いてみると、それが個人的なツボに嵌ったり。インタールード、アクセント的な役割を持ちつつ、
単体で聴いても面白い曲です。


歌詞については、


「これ誰かの夢だ!」


この一小節が、全ての意味を引き受けているように思います。
この歌は、白昼夢の歌かな。
泥のように眠っている。何もする気がない。無気力そのもの。



そんな状態のまま、金曜日へ。
集中治療室で再見。




ささめきこと その三「ファーストキス」感想

2009-10-22 02:46:27 | アニメ





とってもロマンに溢れているアニメですね(笑)。
なんかやたら面白く感じてしまう。
登場人物が純粋だからかな?今時めずらしいくらいにね。
という訳でささめきこと3話の感想です。

ちなみに先週書きそびれた2話の感想もさっき書いたので興味ある人は読んでみてください。



で、今週。キスの話。
なんちゅーかね、ハナっから村雨さんのこと眼中にない風間さんの反応が面白いなあ、とか思ってたんだけど
最後まで観ると、「可愛いタイプじゃない」以外にも「親友だから」って理由も大きいんだなって思えて、
面白いだけじゃなくて風間さんの強い意志みたいなものを感じた。
あくまで親友という立ち位置でいるというか。
ま、タイプじゃないってのは本音っぽいですけどね(笑)。


しかしそんなことを(恐らく)分かっていつつも、甘い誘惑に負けてしまう村雨さん。
授業中夢に見たり、
彼女に貸してもらったリップクリームを眺めたり。
やっていることが完全に男子中学生のような。
そこが初初しくて可愛いんだけど。というか妄想の中の彼女が宝塚みたいなキャラだったのに吹いた。
あくまで格好いい自分を好きになって欲しいっていう意識の現われだったのかなー、なんて。


最後のお面を通してのキスシーンはとても神々しかった。
村雨さんに好きな人が出来たと勘違いして、風間さんの提案でファーストキスの練習をすることになって、
普通だったらそれは勘違いって断れば良いところなんだけど、
ここでも村雨さんは誘惑に負けてしまったんだな。
でも、内心は嬉しかったのかもしれない。


そんな場面を、これまた同性愛カップルの二人に見られてしまって。
これが後々の複線になるのは間違いないですね。早く観たい!



しかし個人的には相変わらず朱宮くんのことも応援してたり・・・。
村雨さんと朱宮くん、案外お似合いだと思うけどな。村雨さんが自然体でいられる感じで。
朱宮くんも頑張れー。


しかしこのアニメ、音楽もかなり良いですね。サントラ出たら欲しいかも。神妙な空気感にマッチしてる。




ささめきこと その二「かわいいひとたち」感想

2009-10-22 02:09:04 | アニメ

タイミングを逃しましたが、もうすぐ3話が始まるので感想を書いておく。
ささめきことの2話です。


ちょっとこれ凄くないか?
一話にいろんな要素、展開を詰め込んでいるのに全く重くなく、
むしろたっぷりと話を楽しんだ観心地という。
今更ですが、この2話はもっと評価されるべき出来ですね。


この2話は村雨さんの掘り下げ、風間さんの次の恋、朱宮くんの登場と
3つのトピックを同時に展開させているスタッフの技量が伺える話。
それぞれの複線がキレイに結ばれていく様は芸術的ですらあったと思う。まだやっちゃうの!?って感じで。
この出し惜しみのなさは大げさじゃなく感動したなあ。


村雨さんのペーソスっぷりが非常にいい味出してますね。ストーリーに。
中学生の頃から性格も体力も男勝りで、背も高いので皆が抱く印象は「怖い」とか「格好いい」とか。
変なあだ名まで付けられる始末で、
しかし本人的にはそれはそれで良かったはずなのに、
「可愛いものが好き」な風間さんに恋してしまったせいで、とびっきりのコンプレックスになってしまった。
1話の時点では彼女がどういう人間か分からなかったので感情移入しにくい部分もあったんだけど、
この2話でその点が完全に解消されていて非常に面白いし、満足感も高かった。


しかし個人的には朱宮くんも応援したい!
だって、彼も彼でまた純粋だもんなあ。村雨さんに気に入られる為に可愛い格好を。
読者モデルにまでなっちゃって。しかも女装で(笑)。
んで、そんな女装した彼のことを風間さんは好きになってしまって。
なんだこの三角関係!すげえ面白いよ(笑)。

しかし「共学」って設定がかなり活かされている展開ですな。
女性の同性愛ものでも、
共学だと男子に惚れられるって展開もありなんだ。
これはかなり新鮮。


という訳でこの後直ぐの3話も楽しみなのです!リアルタイムで更新するぞ。


というか、村雨さん普通に可愛いよ?(笑)。
ファッション雑誌見てるとことか、可愛い格好で風間さんに会いに行く場面とか。
朱宮くんに「可愛い」って呟かれた時の反応も極上でした。



水曜日/密室

2009-10-21 23:30:04 | Ghost Apple全曲レビュー

水曜日といえば密室。
密室といえば水曜日。
という訳で「Ghost Apple」毎日レビュー企画、「水曜日/密室」です。


この「Ghost Apple」というアルバムは聴き込めば聴き込むほど面白いですね。
意図してそういう風に作られているというか。
バンドサウンドの妙も、聴く度に新たな発見、面白さがあったり。
この曲にしたって後半のドラムパートが非常に刺激的だったりしますからね。それでいて一体感にも混ざっている。
やはり個々のプレイヤーとしての技量が凄いっすわ。



この曲はアルバムで一番テンポが速く、パワーポップのような印象も受けるキラーチューン。
それでありながらどこか原風景、憧憬を思い出させるような奇妙な懐かしさも内包しているという
個人的に今作でもかなりお気に入りの曲です。単体で聴いても染みる。


そしてこの曲のモチーフになっているのは恐らく遊園地。
「おもちゃの兵隊」
「メリーゴーラウンド」
「リュックサック」
と、それを彷彿させる単語がいくつも出てくるのと、
この曲に於けるバンドサウンドがジェットコースター的というか、
ガーッと勢いに乗るような流れに仕上がっているんですよね。どんどんと言葉とメロディが溢れ出してく感じ。
それもありつつ、やはり遊園地的なモチーフを感じ取れます。


或いは、何かの走馬灯のような印象もありますね。
最後に浮かんだ思い出の羅列というか。
「迷いの庭で天国夢見る」
「大丈夫、もう からだの声に毒されているから」
「密室の蝶みたいだよ 君の祈りは」
「僕らは楽し過ぎたから 動けなくなった」
と、不穏な言葉も同時に並んでいるので。
「溢れ出した 赤いミルク 白い血」というあからさまに悲惨なフレーズも。


個人的な考えですが
月曜日が何らかの障害で、火曜日がそれによる自暴自棄ならば、
これは必死に思い出にすがりついている歌というか。或いは、願いの歌。
「いつか結婚しようね」という詞が何故か無性に切なく感じてしまう。



アルバムで一番ノスタルジックな一曲。 そういう気分の時に聴けば、一層に染みるはず。出色の水曜日です。



では、寝室にてまた逢いましょう。眠りに着く頃に。