超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

SPARTA LOCALS@SHIBUYA-AX 09.9.23 (前編)

2009-10-03 23:46:08 | ライブレポ

大分遅くなりましたが、スパルタローカルズのラストライブのレポです。
とりあえず、最高のロックショーだったことは間違いありません。
このレベルで解散しなければいけないとは、という。
演出もいちいち決まっていて、
これもう少し大きいハコでやった方が良かったのではないかと。
ま、AXだからこそ表情はちゃんと見れたんですけどね。


この日は仕事で四街道に行っていたんですが
仕事が終わったと同時に渋谷に直行、
一曲目「バイオレンスサマー」には無事に間に合うことが出来ました。
あー良かった。

この間には色々なことを考えていました。
どのくらいの曲数やるんだろ?とか
どんなMCするんだろ?
最後の曲はやっぱ「トーキョウバレリーナ」なのかな?とか。

ちなみに秋葉原で何かあったようで山手線が数分止まりました。
こんな日に限ってこれかよ~(笑)。
割と早く動き出したけど、大丈夫だったんだろうか。ずっと考え事してたからよく聞いてなかったわ。

んで、会場につくと大勢のファン、
それもチケットを手に出来なったファンがせめて会場の外からでも音を聴こうと
みんなでスタンバイしてる。
だからもっと大きな会場で(ry

でも、愛されてるんだなって思った。
この人たちの為にも精一杯見届けないと。と再び思った。



時間になって直ぐにメンバー登場、「バイオレンスサマー」ではじまり。
原曲も良い意味でけだるい曲なのだが、
この日はいつにも増してけだるい空気感。
忘れらないライブが始まる、と思わせるには十分だった。

そこからいきなり1st「悲しい耳鳴り」の曲連発!!
「パーフェクトソング」「夜の迎撃」「春忘却」。
これが心底格好良かった。
なんていうんだろう、元々の楽曲の鋭さもありつつ
今日で解散というムードが更にこれらの楽曲の終末感を煽っていた様に思う。
特に「パーフェクトソング」の

「俺の頭にも 君の頭にも 完全な唄よ 流れ続けろ!」

って最後のフレーズは、
正直鳥肌が立つほど格好よかった。
本当に。
ビビるくらい。


ここでMC。
「今日はスパルタローカルズの引退セレモニーにようこそ~」

引退セレモニーって(笑)。
思わず会場から笑いの声がポツポツ。
らしいなあ。


その後もレア曲を連発。
最近ライブでは演ってなかった曲たちを惜しみなく披露。
「Sugar」「ワールド」「オールドスクール」とか、
カップリングの曲たちも普通にセットリストに加えられていて、
しかもそれらの曲が通常の曲と同じくらい盛り上がっていたのが凄かった。
と、いうかどの曲も改めてメロがいいし、曲にオーラがある。
「ワールド」なんて牧歌的な世界観から、
最後はコウセイが伸びやかな、エモーショナルなボーカルで歌うまでの一連の流れが凄かった。
ドラマチックだ。

んで、「Ghost Town」。
これも凄まじいアクトだった。
まずスクリーン一面真っ赤な炎という演出の時点で凄かったのだが
メンバーのアンサンブルのせめぎ合いも眉唾もの。
アートロックとさえ思うほど。
コウセイが「ゴーストタウン!」と断末魔みたいに叫ぶところはあまりの迫力に
立ち尽くさずを得なかった。

ちなみに、この曲が終わった後盛大な拍手がわき起こった。
多分、この日で一二番を争うほど大きかったんじゃないかな。
これは生で観れて幸せだったな。


「FLy」の蕩けるようなムードに包まれて
「象」「IdOL」のようなスパルタの曲の中でも青春を感じさせるグッとくるナンバーで一気に畳み掛ける。
今思えば、この序盤は確実に「聴かせる」ムードでしたね。
個人的に「まぼろしFOREVER」の曲には苦手意識があったんだけど、
ライブで聴いたらすげーいいじゃん!って。
昔はそう思わなかったのに。
最後の最後で新しいバンド・マジックを手に入れたのかと。
とにかく眩しかった。


確かここでもMC。「入れんかった人いるみたいやね」 もちろんそうだよ!と言いたかった。
「今日はめいいいっぱい演るんで」みたいなことも。
その通りに、想像以上の曲数を演ってくれたね。


ここで定番曲の「ロックとハニー」披露。
この日初?モッシュが起こる。
最前線に出て思いっきり歌うコウセイ。
さあ、ここから攻めモードか?

と、思いきやまたもや「Oh Good Life、No Good Life」「エレベーター エレベータ」と初期の曲を披露。
そして「POGO」「赤い砂」と1stの曲も披露。
もちろん「POGO」では観客がピョンピョンとはねる!
これらの曲もじっくりと聴くタイプの楽曲なのに、
不思議と会場のボルテージはヒートアップする方向へ向かっていた。
で、次の曲からそれが爆発する!



と、言うことで個人的に前編と後編を分けるならここだと思います。
ここから先は、信じられないくらいの盛り上がりモードに突入して行きました。
もう一曲一曲がいちいちハイライトなのね。
涙腺を刺激される楽曲もいくつかあった。

とはいえ、じゃあ後半に比べると前半は盛り上がってなかったのか?と言われると全然違う。
前半は、
とにかく「楽曲を聴くモード」「良い曲をしみじみ聴くモード」という、
ならではのモードが確実にあって、
単純に比べられるものではありません。


つまりは、全編通して素晴らしかった、ということです。
そんな訳で後半に続きます。



あ、そういえばどこかは忘れたけど、
コウセイが観客にどこから来たかを聞くシーンがあった。
石川県から来た人~と言ったら一人だけ手を挙げたのが印象的。
また「那覇から来た人」って二度も聞いたのに笑った。
一度聞いて誰もいなかったのに(笑)。

その後、観客の人たちが一斉にどこから来たかを言う場面もありましたが
みんなかなりバラッバラで、
全国から色々な人たちがスパルタの終わりを見届けに来たんだなあ・・・と思うと感慨深かった。
かなりの人数が地方組だったみたいだね。
何かグッときたわ。