火曜日なので空室に籠もります。
という訳で「Ghost Apple」毎日レビュー企画、「火曜日/空室」。
タイトルに通じる音。
歌詞もサウンドも声もどこか空虚で、空しさが漂っている。
ちょっと自暴自棄な感じ。
しかし今作の特徴としての「歌とメロがポップ」というコンセプトからは全く外れてはいない。
むしろビートが性急で、ドラムも特徴的なのでライブで盛り上がりそうな予感すらする。という不思議な曲。
特に終わり際のバンドサウンドが爆発する部分とか。
いきなり来るので驚くけどね。
歌詞にしてもそうだけど、
何かが爆発したような曲だな、と思った。
感情が爆発してるというか。
それも酷く冷静に。
何かに対する、どうしようも出来ない思いをぶつけているような一曲。
とはいえ、この曲は単体で聴くよりもアルバムの流れで聴いた方がいいかも。
水曜日へのインタールード的な役割も持っていると思うしね。
歌詞は脈絡のないような、でも、ないとも言い切れないような言葉がひたすらに並んでいる。
しかし最後の、
「ある朝消えた
彼女は消えた」
という部分が正にこの曲がどういう曲なのかを象徴してくれてると思う。