昨日Caravanの新譜についてあまりにも良い、と記述したんですが
こちらも負けずに良い。
eufoniusのメジャーからは3枚目のアルバム「碧のスケープ」。
自主制作含めると6枚目かな。
(まあ「スバラシキセカイ」「Σ」は実質ミニアルバムなのでフルとしては4枚目、ですかね)
なんというか、また新境地を開いた感じがする。
楽曲のタイプ的にも新しいことをどんどん演っているし
曲順に関しても驚くほど大胆。
なんせ真ん中にピアノソロが来たり、スピード感満載の曲の後にゴスペルナンバーが来たりしますから。
最初は、難易度高い?と思ったが何度も聴いていくうちに「こりゃ新しい!」とどんどんのめり込んで行って。
自分なりに魅力を発見していくのが面白い。
アルバムの最初にダークな曲を配置している意味がだんだんと解ってきたり。
色々な意味で革新的で、ポップ・ミュージックの一つの流れの上に残るアルバムだなと。
売り上げ的には残らないだろうけど、そんなことは関係ない。
これは間違いなく彼らにしか作れない音楽であり、
そしてその完成形の一歩先へ進んだような勇気のある傑作だと思う。
特に「碧色の空」のダークっぷりが新鮮でたまらん。
長年のリスナーであればあるほど驚くだろうなあ。
声にいい知れぬ思いが籠もってますからね。
怒りの匂いですらも。
にしても、改めて「リフレクティア」は名曲過ぎ。
どんどんとメロディが溢れ出して胸に飛び込んでくる感じだ。
純真さの極み。
個人的にこの曲は好きすぎて言葉に出来ないなあ。
という訳で新しいポップ・ミュージック、純度の高いポップ・ミュージックを求める方には是非聴いてもらいたい。
全曲レビューもしたい。時間をみつけて。
今年のeufoniusはかなり滾ってましたね。
eufoniusイヤーといっても過言ではない。
アルバムに入らないシングルまであるという充実っぷり。
リリースに関しては絶えず楽しませてくれましたね。
で、今「ねじまきむじか」聴いてるんですけどこれもやっぱり凄い作品。
思いついてもやらないよなあ。
それでいて見事に彼らにしか出来ない、許されない作品になっているのも見事だ。
後は、ライブとか精力的にやってくれたら言う事なし!頼むぜ。