超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

marble『ヒノヒカリ、キミノコエ 2014』@TOKYO FM HALL 14.6.29

2014-07-02 21:08:59 | ライブレポ


















marbleのワンマンライブに行って来ました。













参加は冬のバースデイライブ以来だったんですけど
久々だったからかどの曲も新鮮に聴こえて兎角楽しかったです
清廉としたアコースティックコーナーがあったり、ロックバンド然としたパートがあったり
みんなでシンガロングする鉄板パートの威力も相変わらず絶大でめちゃくちゃ楽しい時を過ごさせて貰いました
基本的には盛り上がるというよりじっくり聴く感じですが時折みんなでアガるポイントがあるのが
やっぱり実に効果的に働いていて「盛りだくさん」って感じれる要因なのだと思います
どの曲も純度高くて素朴でメロディアスで私的に最高なライブでした
何度行っても飽きない魅力があると思います。

その一方で新曲群の披露も目立ったワンマンでもありました
実に7曲ぐらい一気に新曲が聴けたんですがそれがまた全部良かったんですよねえ・・・(笑
以前より歌詞が生々しいというか、遠慮がなくなって来てる感覚が嬉しかったです
前よりも自由に気ままに奏でられているイメージなので、
これからの作品やライブにも期待したいです

にしてもこのツアーは完全に何もリリースしてない状態で敢行されてたんですけど
そういうツアーを行えるようになった、というのは個人的に大きいですね
積極的にコラボを行ったり、プラネタリウムでライブしたり、何気に多作っぷりは健在だったり
のんびりまったり言ってる割には常にリスナーを楽しませようという意識の高さを感じます
このユニットを追いかけていれば自然とポップ・ミュージックの旨味を味わえ続けられる感覚すらあります
5周年を超えてまた変わって来た感覚もあるのでその辺含めて今後も楽しく追って行きたいですね。

















会場のトーキョーエフエムホールは最早毎年やってるレベルですけど
個人的にこの会場かなり好きなんですよね 最初迷いましたが慣れれば駅から近いですし
中もきれいだし時計付いてるし音も良いし、何より後ろの席からでもちゃんと表情が見えるのが素晴らしい
ある意味他の方々にも是非積極的に使って欲しいホールであります

最初はアコースティックで清廉とした雰囲気で始まり
「流星レコード」のシックな佇まいから儀武ゆう子さんの結婚式で披露したという「右手左手」
これがまた聴いててほっこり出来るような楽曲ですこぶる良かった。
個人的に大好きな「未来スコープ」はアコースティック形式によって歌の上手さが際立ってた気がします
この曲の「まっすぐな道を歩いてく」って歌詞と歌が本当に好きですね 切実な感じもするし。

バンド編成に切り替え、久々に聴いた気がする沁み入る「未来シルエット」
普段よりもリズミカルで楽しかった「芽生えドライブ」は間奏のギターソロのクオリティも高かった
流麗に鳴らされてました 
そしてもっと久々だった「水玉の空」はサビのドライブ感が非常に心地良かったですね
キラキラ感溢れるポップなアレンジもこの少し大きめの会場に似合っていました


新曲の「さかさ時計」を皮切りにロック色が強いパートに突入
次はミニアルバムらしいですがその表題曲である「白と黒」はのっけから赤裸々な歌詞が炸裂
そして爽快感溢れるサビの印象も良くて新曲なのにも関わらず相当盛りあがっていました
あまり聴き手の事を考え過ぎずフリーダムに鳴らされている心証の曲でしたね
はっきり言ってツボでした(笑

次も超メロディアスな新曲を惜しみもなく投入、ミュージカルっぽい感触もありましたが
だからこそ新鮮でヴィヴィッドに聴こえたのは中々の収穫でした
これも早く音源で聴きたいですね

去年から定番になっている「ぐるぐる」でみんなでタオル回し
この曲のメロディは本当に無添加って感覚があって個人的に大好きですね
やっぱり聴いてるとノスタルジーを感じられるあたりもツボです
もう会場で売ってないのが惜しいですね
それくらい純度の高い楽曲だと思う


キュートさ満点の「monopolize」でゴキゲンな雰囲気を作り出し更なるロック・モードに突入
この曲はアイドル歌謡の要素をオシャレに仕上げてるセンスが聴いてて最高です
菊池さんが話を振られて黙ってるのを見て
「しゃべれない人じゃないですよね? 笑」というmiccoさんの発言に笑いつつも
切実な歌詞が光る「ねがいごと」は正直今回のツアーでは聴けないかな、と思ってたので嬉しかった!
この曲あたりからバンド演奏にグル―ヴが出始めてた気がして個人的にノリノリな気分でした
この曲はとにかくサビの歌詞が好きで都合が悪い中でも「何か」をまだ諦めてない感覚が物凄くツボですね
それを「諦めない」って言葉を一切使わずにサラッと歌ってるのが余計に好きです
この曲はシングルでも良かった気はします まあ聴ければ全然良いんだけど(笑

いつもより滑らかなボーカルが光ってた「夢ぐも」も何気にバンド編成で聴いたのは久々
そんなテンション上がった「夢ぐも」に加えてパワフルに歌い切った「さくらさくら咲く」で更に加熱
そして終わり際の菊池さんのコーラスが非常に心地良かった「ハミングバード」と、
次々に定番を繰り出していく流れはやっぱり気分が高まって良かったですね
それでいていつもと違う感触も感じられたので尚更。

本編最後はこれまたここ最近の定番である「君とうたう。」、
この曲もまた何度聴いてもいいんだよなあ(笑
「Lingering Fizz」とはまた違った角度からの一体感があって素敵です
何より聴いてて物凄く「和」を感じさせてくれるのが新しいなあ、と思います
この曲は今でも物販で売られてるので機会があれば是非。名曲です。


アンコールではこの日あまり話さなかった菊池さんがまたもやアドリブで楽曲を披露
俺は福神漬け~みたいなおちゃらけた曲でしたがしっかりと格好良いのは流石の領域でした(笑

ここからは新曲を3連発
アンケートでどの曲が一番良かったか~と訊いてましたが
ぶっちゃけどれも良かったのでどれも音源化して欲しいですね
「未完成プラグ」は新境地とも呼べるポストロック的なアレンジで赤裸々な歌詞が光る楽曲
「平行線」は「幸せは365日」を彷彿とさせる純度の高いポップ・ソング
「ここに来たら、また思い出すんだ」はちょっとガレージっぽさも感じるロック色の強いラブソングでした
個人的には歌詞が好きだったのでアンケートは「未完成プラグ」に記入しましたが
どの曲も自由に気ままに鳴らされてる感覚があってとても好きでした

そして最後の最後は勿論鉄板ナンバー「Lingering Fizz」!!
もう流石というか待ってました、って感じの盛り上がりで最早ライブに於ける代名詞になってますね
毎回客席まで降りてくるパフォーマンスといいこの曲は本当に唯一無二って感じがします
目の前でニコニコ笑顔で歌ってくれるmiccoさんを観て物凄く元気をもらいました。
ありがとうございました。

















セットリスト
1.流星レコード
2.右手左手(新曲)
3.未来スコープ
4.未来シルエット
5.芽生えドライブ
6.水玉の空
7.さかさ時計(新曲)
8.白と黒(新曲)
9.新曲
10.ぐるぐる
11.monopolize
12.ねがいごと
13.夢ぐも
14.さくらさくら咲く~あの日君を待つ 空と同じで~
15.ハミングバード
16.君とうたう。

アンコール
17.未完成プラグ(新曲)
18.平行線(新曲)
19.ここに来たら、また思い出すんだ(新曲)
20.Lingering Fizz
















個人的ハイライトは「ねがいごと」ですかね
最近憂鬱というか全然だなって思う事ばっかりなので特に歌詞が突き刺さりました
この曲は是非フルアルバムに入って欲しいなあ、と思います
そして「和」のムードに思いっきり感化された「君とうたう。」も素晴らしかった

何よりまだ場数を踏んでない新曲群にその場で感情移入出来たのは大きかったですね
特に「白と黒」「未完成プラグ」が個人的にお気に入りで音源で聴きたいです!
「未来スコープ」のアコースティックアレンジも新鮮で、久々にワンマンの心地良さを味わえて最高でした。
やっぱりmarbleってライブも最高だと思いました。あらためて、ね。

余談ですがライブ前と後にこのブログにコメントを下さるきょむりんさんとお話が出来ました
しかもmarbleのファン=マブ達さんが開催しているマブ達会にも誘って下さり貴重な体験が出来ました
この場を借りてお礼をしたいと思います。この度は本当にありがとうございました。
また機会があったら一緒にライブ楽しみましょうね。


別館「君は転んで血を流す」に簡単なオフレポも書いたので良かったらチェックしてみて下さい。




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