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最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。7巻/松沢まり+アニメ13話 感想

2014-06-30 22:34:05 | 漫画(新作)

















限定版(OAD付き)を購入。通常版は7月9日発売。




















読んでて思わず泣いてしまった
というか事実後半からはずっとグスグスしながら読んでました
理由は色々あるけれど・・・多分今までずっと自分本位だった日和が
初めて「美月のために」行動してくれた、美月の本音を伝えてくれたその心意気に
感動して泣いてしまったのかもしれません
芽生えた友情というか、
今までずっと同じ時を過ごしてきたからこそ分かる気持ちというか。
おまけに夕哉に対して愛情に近い感情を抱き始めた美月の様子を観て想う所がある節をみせたり
どんどん日和が変わり始めている、または一人の少女として成長しているのが読んでて嬉しかったです
初期と比べて段々と美月の気持ちに寄り添うようなキャラクターになりつつある
彼女が寂しい時、
どうしたらいいか分からない時に抱擁を願うのも
日和の欲望であると同時に美月の気持ちを落ち着かせる為だったりもするのかもしれない
そんな風に読んでて目頭が熱くなるようなドラマチックさが横行していた珠玉の巻だったと思います
繊細な心理描写に、清廉とした雰囲気、素朴で温か味を感じさせるストーリー運びと
本来この作品でやりたかったんじゃないかなあ・・・と思っていた
総ての要素が上手く絡み合っていたのがファンとして嬉しかったですね
その空気に魅了され続けた7巻目でした。

美月が夕哉に愛情を抱く理由・・・というか過程はしっかりと描写されてきたと思ってますが
この巻の最後で完全にはっきりしましたね それは今まで知らなかった「家庭」の表現
母子家庭で忙しく普段は構ってもらえなかった子供時代に加えて
男を選んで海外に行ってしまった今現在の寂しさ
だけど、夕哉に出会って
「家庭」の良さを知った
帰って来て温かく出迎えてくれる人の頼もしさを知った―
寂しい時も辛い時も常に支えてくれた夕哉に対して芽生え始めた愛情の念
今まで積み重ねて来たものが一気に結実した美しい瞬間でした
しかも当初の不貞腐れた態度が逆に夕哉のありがたみを痛感する基礎になってるのも面白かったですね
そのカットを見て松沢まりさんは確かな構成力があるよな~って改めて感じました
だから最早ニヤニヤするようなラブコメパートはそのまんまめちゃくちゃニヤニヤしてます(笑
超頼りがいのある兄貴ですもんね 
特に乗馬発言からの赤面カットはヤバかったなあ・・・(笑
なんかもうこれ以上なく良い雰囲気になりつつあるのでこれから先を読むのが楽しみです
更に雪那姉さんも雪那姉さんで思春期らしい葛藤が発生したり本当ラブコメとして最高に面白い
何故好きになったか、なってるかが理屈でも感覚でもはっきりと分かるラブコメって早々ないと思います
この巻はラブコメとして最高にニヤニヤ出来る上に涙流す位感動出来て私にとっては最高峰の内容でしたね
松沢まりさんの表現もここまで極まって来たかあ、、、と思いながら読んでました。
どのキャラも成長してたり良い方向に歩んでいたり心証がすごく良かったです。


美月は頭では母親の気持ちも自分への愛情も理解出来ていたけど
中途半端に賢い故に決して出せなかった「本音」をひた隠しにしようとした
本心ではずっと寂しかったくせに「そういうもの」と自分の中で完結させよう、と
変な方向に努力していたいんですね
香子さんもそうやって「隠している」から美月の本心に気付けなかったんでしょうね
自分を犠牲にすることで軋轢を生むまいと必死に我慢していた美月
ある意味漫画・アニメに於ける通例の設定に対して深く切り込むような内容になっていると言えます
二人きり、という都合の良かった設定に対してメスを入れて納得に持ち込むような作劇というか
本当に誠実な作品だなあ・・・と
今勝手に感心しています
しかも香子さんを決して悪者にしないのも良いんですよね
結果として日和が良い具合にギクシャク解消のきっかけになってるのにもグッと来ますし
要所要所で支えてくれる夕哉も兄貴・子供としての役割をきっちり果たしてくれて好印象
雪那さんもその中で心地良いラブコメ要素を絶やさないのに貢献していたり
読んでて無駄なキャラクターが全然居ない事に気付きます
変にヒロインを無闇に量産したり
場を引っ掻き回していくキャラクターもいない
あくまでメインキャラ達の心情の変遷を中心に描き続けているのは
やっぱり一読者としては「誠実だなあ」って感じますし自分の理想に近い、とも思います
美月も日和も夕哉も雪那も各々の歩み方でしっかりと成長している感じが読んでて堪らないですね
今読んでるラブコメ漫画の中ではトップクラスにこれが好きです
そしてちょくちょくサービスカットも相変わらず挿入(少なくはなってる)してくるセンスを含めて
本当に傑作然としてきたなあ・・・と感じられた内容でした
とにかく、日和の行動に最大限に感情移入出来て涙も流したのは大きかったですね
この巻では日和が美月のカウンセラー役になっているような節もあって初期と比べると色々と面白い(笑
複線もいよいよ回収の一途を辿るような節も出て来ましたしこれからの変遷も実に楽しみです
もうここまで来たら後は全力でニヤニヤドキドキするだけです。
日和と美月の友情の行方も含めて今後、8巻に注目ですね。

ちなみに絵柄も結構洗練されてる感があって
更に可愛く感じられたのも収穫でした
よりドキドキする感じというか、絵に柔らかみが出て来たというか・・・
表情も豊かになってきている節もあり作画的にも読んでて至福だった一冊ですね
そしてカラーページのイラストもめっちゃ可愛いです!

最早「愛している」と形容しても過言ではない漫画です。







◆アニメ第13話「萌亜の初恋メモリー?」「16年目のハッピークリスマス」

原作でも大好きなエピソード、鳥井兄弟のお話をアニメ化!
感想でもやってくれないかな~と執拗に書いてたのでこれはすっげえ嬉しかった(笑
主人公の美月たちと比べれば複雑でなくシンプルな面白みがある兄妹だったりするので
これはこれでストレートに水面下に漂う兄妹愛を感じて頂ければこれ幸いです
そして妄想の中の萌亜情事パート(笑)がとっても官能的でした。
なんかこの二人も観てるとニヤニヤしてくるなあ。

クリスマスの方はちょいちょい原作のアレンジがあって
それが上手い具合にハマってる印象ですね
雪那姉さんと美月のスタイルを比べる描写は程よくポップにアレンジされてますし
正太郎が美月の友人の肩に手を回すシーンも更にコミカルに仕上がってます
ここでも妄想情事が炸裂してますが(笑
ある意味一番の見どころは夕哉の歌でしょうかね
とんでもない棒っぷりでこれはアニメ化されてイメージが生まれて良かった好例になってますね
美月の嫉妬描写も良かったですし相応しいエピソードになったんじゃないかな、と

両方サブと言えばサブのお話なので、進展云々については期待しない方が吉。
原作がめっちゃニヤニヤ出来る出来栄えなので続きは是非原作でね!















それにしても夕哉お兄ちゃんが香子さんに助言した台詞が名言過ぎる
香子さんが再婚した真の意図も素敵だったし自分の中で惚れ直した感じがあります。
この作品に。松沢まりさんの手腕に、ね。原作で泣いたのは7巻が初めてでした。




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