超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

旋律の行方、桜夢見月/marble

2010-04-16 14:57:21 | 音楽


さて、ちょっと遅くなりましたがmarbleの新宿タワレコ限定ミニアルバム「旋律の行方、桜夢見月」を聴いた訳ですよ。
多分ライブ会場でも売ってたんじゃないですかね。


んで、まあ、すっごく良い訳ですよ!(笑)
いつもながらに。
いつもながらっていうか、この作品はこの作品の良さもありつつ、みたいな。
聴き心地すっごくいいわあ・・・。
これ聴いてるだけで優しい気持ちになれるというか、それでいて刺激的な音世界にも潜り込めます。
音楽ってのは洗練すれば洗練するほどジャンルに関わらず刺激的になっていくと思っていて
そういう意味じゃこのCDは最高に練りこまれた超刺激的なポップ・ミニアルバムです。
私にとっては。


個々の曲を挙げていくとですね、
まず「芽生えドライブ」はこれでもう何度目かの音源化なんですけど
それでも全然飽きないのが凄い。
というかきちんと別角度からの音になってるのが凄いというか。
ちょっとアレンジかえるだけでここまで聴き心地変わるのかー、っていう。
今回のはより喫茶向けになった、って感じでしょうか。
それだけじゃなく静寂さを感じる景色や、家の中でじっくり聴くのにも適してるかも。
 「空中迷路」と「初恋limited」はどっちもライブでは御馴染みのバージョンですね。
どっちも馴染みあるから初聴きって感覚がなくて
代わりに「このアレンジを家でも聴けるんだー」って喜びがありつつ。
特に「初恋~」のアコギバージョンは思った以上にハマっていてめちゃめちゃ格好良いです。
ロックでもポップでも往けるというmarbleの本質がよく表れている曲ですね。
 別アレンジとしては唯一のアルバム曲「Tiny Sweet」。
個人的に大好きな曲なんですが
この曲は超ウィスパーバージョンになっております(笑)。
繊細な息遣いの連続に思わずじっくりと聴いてしまう。
「純粋さ」とか「素直さ」が、そのまま音になっている様は、やっぱり素晴らしいと思う。

ここからは初音源化の楽曲について。
まず「Sweet Soda In」ですが・・・これ、シングルでしょ?(笑)
や、提供曲として確かにシングルにはなっているんですけれど
そうじゃなくて、これmarbleの勝負曲にも普通に使えますよね。
飛び跳ねるようなメロディーラインが本当に面白すぎる。
同時に、ここまで質の高い楽曲を普通に提供しちゃうのも、また。
この曲音源化してくれて私的にすごく良かった。
 そして相変わらず恋愛の詞なのにそれを感じさせないボーカリゼイションも見事です。

で、「WORLD'S END SUPERNOVA」ですよ。
正直ちょっと合うのかな?って不安な気持ちもあったんです。
実際にCDで聴きたかったので、動画サイトの配信も我慢してましたし。
直接聴いて衝撃を受けたい、ってことで。
衝撃であってくれ、って願いもありつつ。

そしたらですね、きちんと衝撃的なものになっていました。
これは正直、原曲に負けてないんじゃないでしょうか。
というか完全にmarbleの曲になってる。
どこまで才能あるんだmicco&菊池達也!って思わず聴いてる最中にツッコミが。

具体的に言いますと、まずボーカルの部分ですが違和感が驚くほどないですね。
元々アンニュイで中性的なメロディや歌は、そもそもがmarbleの相性と合っていたというのが
聴いていると直で分かりますし
それでいて原曲とmarbleらしさの中間を往くアレンジも実に絶妙で
アニメのタイアップを担当する時の「両方でイケる」という特性をここでもフルで活かしております。
つまりは完全に中間です。
その中間がすっごく気持ち良い。
やりすぎでも、染まりすぎでも、中途半端でも、ギャップでもない、正しく間を取ったような好カバー。
 個人的に、原曲と並べても全然劣ってない、どころか、
むしろ角度によっては原曲より良い風に聴こえるような節もあります。
当然、原曲の良さがあっての事なんですが。
「ドゥルスタンタンスパンパン」のところなんか普通に格好良くてビビった(笑)。

ちなみに、「WORLD'S END SUPERNOVA」は高校生の頃ヘビロテしていた楽曲なんで、
その意味でも嬉しかったです。
よく通学途中で聴いていたなあ。
って事も思い出した。




個人的に最近のmarbleは働きすぎで大丈夫なのかなあ、とか
作品のクオリティに影響しないかなあ
って若干心配な部分もあったんですけど
ここまで良い作品を届けてもらうと、そんな心配も吹っ飛んでしまいますね。
それだけに買える場所が限定されてるのが惜しい、ですが
まあ、たまにはこういう形態の作品もアリ、なのかな。
取り敢えずファンであれば必聴、
ファンでなくとも入門になるので是非、ってところでしょうか。
特に後半の2曲は絶品でした。多謝。

そしてライブの予定ですが、3日後にインストアライブがあるので興味ある方は是非行きましょう(笑)。
ツアーは先週の日曜日から始まってますが、
自分がツアーに参加するのは5月です。
下北沢GARDENが追加公演で決まったのは、個人的にすっごく嬉しい。
今からワクワクして待ってます!





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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お久しぶりです (バンプ)
2010-04-17 01:21:55
記事見たらめちゃ欲しくなりました!
名古屋でライブやって売ってくれないですかねぇ…。
せめてネットで買えれば良かったのに。泣

まあそれは置いといて、最近こちらのブログの影響を受けまくって欲しい物がかなり増えてます。

牧野由依さんの「天球の音楽」やNICO Touches the Wallsの「Who are you?」、漫画ではガンスリンガーガールを買いました。
今欲しいのは清浦夏実さんの「十九色」です。
「風さがし」を聴きましたが良い曲ですね~。

ブログ更新頑張ってください!
…あんまり頑張られすぎても欲しい物増えて困るんですけどね、主に金銭面で。笑
返信する
頑張りますよ~!! (西京BOY)
2010-04-17 12:28:57
バンプさん、久々のコメント感謝です!
最近は一つの記事記述に対する熱量を上げていきたいと思っているところです。
もっともっとやれそうな気がして、
だからこそ更に真剣に取り組んでいきたいな、と。

>名古屋でライブやって
東名阪であれば良かったんですけどね・・・。
しかしまあ、いつか全国発売される可能性もあると思います。
ぶっちゃけ後半の2曲はシングルにしても良いと思うんですよ。これはちょっと限定じゃもったいないですね。

>ブログの影響を受けまくって
いや・・・何というか恐縮です(笑)。と、同時にめっちゃ嬉しいです。
色々とありがとうございます!
しかも挙げられたアーティストはどれも大好きな人達ばかりなので余計に嬉しいです。
牧野由依の「もどかしい世界の上で」は個人的にいつも助けてもらっている曲です。
NICOは先日の武道館が絶頂すぎでした。

>ガンスリンガーガール
この漫画高校生の時に大ハマリして
そこからずっと読んでるんですけど、昔よりもストーリーが盛り上がってるのが凄いなあ、って思いますね。

>清浦夏実さんの「十九色」
これはめっちゃ名盤ですよ~。
今年を代表する一作の一つって個人的に思ってます。
「風さがし」はこれからの時期にはピッタリですね。
素朴なメロディと歌声にグッときます。


恥ずかしながらブログとしてもコメントが来たの約2週間ぶりだったんで
かなりゴツい返しになってしまいました(笑)。
バンプさんからは多分もう10回以上コメントもらってると思いますが
毎回読み応えのあるコメントありがとうございます!
応援にも多謝!!
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