超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

クロス・マネジ 第31話「成果」 感想

2013-04-27 08:02:14 | クロス・マネジ(WJ系)














まずは、今期生き残りほぼ確定おめでとうございます。これからも応援し続けます。













今週はまるで自分もオーディエンスの一員になったかのように魅入ってしまいました
それくらい臨場感があって、リアルで、ちょっと漫画を読んでるって感じがしなかったですね
本当に実際に行われてる試合を眺めてるかのような嘘の無さがあったなあ・・・

ここで不成功に終わるってのは正直ショッキングな出来事で
まるで作中の人物と同じような表情で「悔しいっ!」と思ってしまったんですが(笑
それってそのくらい試合内容に熱中出来てるって事実の裏付けでもあって
予定調和では済まない写実性に唸ったのも本音です
ここから一気にカウンターを食らうと思うとゾッとしますけど
その分その後の足掻きに期待したくなるのもまた確かな今の気持ちです
この失敗にめげずにもう一度成功を目指して頑張って欲しいですね

なぜここまで必死に藤丘を感想の中で応援するかといったら、ぶっちゃけ勝つか負けるかも分からないからです
負けるパターンの方が若干優勢だと思いますけど櫻井の説得力のある理論で勝利フラグは立ってるし
本当にどっちが勝ってどっちが負けるのかが未知数に感じられるんです
そこが本当に優れてるなというか、
だからこそ本気で不成功に落胆して作中の出来事に感情移入出来るのかなって
その分また全力で頑張れ!守れ!報われろ!と強く応援もしたくなっちゃうんですよね(笑
止められたところの絶望感は正直近年でも随一の恐ろしさを感じてしまいました
蝶蘭高校、伊達じゃないですね。
和峯さんの反撃に早くもガクブル状態ですが
それでも何とか、何とか・・・!と祈るような気持ちで再来週以降を待ちたいと思います
冗談でなく止められた時涙が出そうなくらい悲しかったんですけど、その分喜びが待ってる事を信じて。
ここまで感情移入出来る作品をリアルタイムで読めていることが幸せです。
何気に都合の良い展開を阻止したとも言えるので
その意味でも更なる接戦と抵抗が期待出来そうで至極楽しみです
思ってた以上に長尺でじっくりと描いてくれそうな予感がするのが嬉しいですね
今回はダメだったけど、また再び勝負の機会を狙ってくれ!藤丘ファイト!


「クロス・マネジ」は努力描写練習描写の緻密さに加えて試合描写もリアルな事を証明しましたね
小松さんの言葉で考えるより先に勘を選択して上手くいくじゅん先輩の成果や
先週の猛獣に加えて今度はくもの巣の演出等
真っ当にスポーツマンガとして「も」どんどん面白くなってる気がします
誘導のセンスも面白かったし迫力満点のパス描写、櫻井の存在感や龍兄ちゃんの分かりやすい解説・・・
一週毎一週毎にスポ根としての魅力が増してるのが読んでて最高に楽しいですし
回を重ねる度にオールマイティに進化してるのがファンとして嬉しい

常に掲載順は沈んでるのにここまで生き残ってこれたのはある程度の地力のお陰だと思う
なんでもっともっと支持してくれる人が増えれば中堅になれる素養はあるんですよね
それがめっちゃ面白く手に汗握るレベルで描かれてるこの試合で爆発してくれれば・・・と
個人的には祈らざるを得ないです

ただ、私個人的にはこういう写実的な作風だと2クールが限界そう、とも初期から思ってはいたので
(それでも大好きだからやっぱり応援していたかった)
4クール目に突入出来ただけでもいちファンとしてある程度の幸せは感じてます。

でもね、夏の改変を乗り切ることが出来れば夢の「一周年」も夢じゃなくなってくるんです!
もうここまで来たらね、そこに辿り着ける事を願って無我夢中で応援するだけです
アンケ出して、感想書いて、メッセージも送って
出来る事は何でもしたい
ジャンプ向きとか不向きとか関係なしに私はまだまだ「クロス・マネジ」で読みたい話がいっぱいある
今期は生き残り確定だと思いますけど、だからこそ手を緩めず良さを叫び続けたいですね
伊達じゃなかった蝶蘭の凄味と畏怖すべき予感
しかし成果を出す事は出来た現実、
一歩だけ前に進む事が出来たじゅん先輩の頼もしさだったり
龍兄ちゃんを感心させた櫻井のポテンシャルの高さ・・・等々
まだまだ盛り上げる気満々の31話でした
流石に次回は決められちゃいそうだな、とドギマギしつつそこからの緩急にも期待しています。
今の「クロス・マネジ」は作品として一番熱い状態なので是非着目して欲しいですね
個人的には今のWJのスポーツ漫画で一番面白いと思っています。本音で。
絶賛覚醒中でございます!












それにしても本当に惜しかったなあ・・・
それでも本当に熱くて燃えられた展開だったと思う。
ここから櫻井がどういう風に作戦を練っていくのか
それと未だに圧倒されっぱなしの能登さんの反撃はありえるのか、
にも注目して読んで行きたい。

でも、絶対に通用する瞬間が来ると私は信じてる。努力が実る瞬間を信じてる。
そういう読み方が出来るのは今のジャンプではこの作品だけです。だからまだまだ読んでいたいんだ。


★5月2日に単行本2巻発売!改めて感想書くので宜しければ。



WJ雑記 2013年22・23号(食戟のソーマ第21話、新米婦警キルコさん第22話 ほか)

2013-04-27 06:51:13 | クロス・マネジ(WJ系)














おかえり僕らのジーニアス。












◆食戟のソーマ

やべえ・・・今週は完全に痺れてしまった
まさか審査員に喧嘩売る展開になるとは思ってなかったので鳥肌が立ってしまいました
普通こういう試験モノの場合審査員の存在と言うのは絶対に覆らないものとして描かれるのが殆どですけど
なるほど、食戟という要素がある以上下克上も普通に許されてしまうんですね
この展開は個人的に読めなかったので意表を突かれました
それは自分に想像力が欠けてるからかもしんないけど、
それでもこの展開は単純に少年漫画としてめちゃくちゃ燃えるし創真の存在も格好良い
連載ならではの進化するドライブ感を如実に感じられて正に本領発揮の一話、という感じでした

個人的には頭を下げて再試験かな?って予想してたんですよね
それがまさか審査員をぶっ潰すという展開になってしまうとは正直凄いな
どういう風に描かれるのかは未知数ですが、
しかし漫画としては予定調和から順当に外れてワクワク感も盛り沢山
何よりも個人的にお偉いさんに噛み付くという展開が相当に好みなのでその意味でも結果が楽しみです
誰もが媚びへつらう中で堂々と自分の意見を真っ当に言える創真はやっぱり主人公の風格がありますね

審査員の言う事も一理ありますけど、半分は正しい気もしますけど
「不可抗力」という創真の言葉も個人的には正しい気がするんですよね
確かに言われた通りに作る忠実さも必要ですけど
ピンチの時に成功に変えることが出来る応用力もまた評価されるべきだと思います
それと出遅れはしましたがそれでももし正常なカリフラワーだけだったならば絶対時間内に間に合ってた筈で
それが合否に関わってくるのは少々理不尽ですね
そういう食材を用意した以上それをカバー出来た功績は認めるべき。
減点対象になってはいいと思うけど、それでも田所ちゃんが良い料理人である事は事実
だからこそ創真もまた本気で庇ってくれたんでしょうね ここで彼女を失うのは損失ですから。


それにしても、田所ちゃん・・・
田所ちゃあああああん!!って感じですね(謎
多少理不尽な展開なのに関わらず健気に運命を受け入れる彼女の姿は切なくも美しかったです
一人でも十分良い料理を作れたことに成長を感じる事も出来たので
その素晴らしいキャラ性と共に是非生き残って欲しいです
最後の涙の表情も有り体に感動しましたね
今週はとみに素晴らしい回だったと思います。是非WJの主力になってくれ。




◆SKET DANCE

ビックリするくらい綺麗にまとまったでござる・・・
元ポケット団リーダーの「助っ人出来るチームになることだ」って台詞が良かったですね
憧れの人そのものになるんじゃなくて、憧れの人と同じくらい他人に影響を与えられる自分を目指す事
例えばある表現者に憧れてその業界に入ったとしても
別にその人の真似をする必要はない
自分ならではのやり方で道を切り開くこと事こそが本当に意思を継いだ事になるんじゃないかと
読んでたらふとそういう事を考えてしまいました。 世代交代の本質が描かれてて個人的にツボでしたね。

それと、すごく・・・役目を終えてバトンを引き渡す心理も表現されてるなあ、と
それは多少気が楽になるけれど、それでもどこか寂しくもあったりして
また一つ少年が大人になる瞬間を描いてくれたな、と
この漫画のこういう情緒を感じられる部分が自分は好きなのかもなあ。おセンチなのが大好きだから(笑)。
そしてウサミが過去最高に可愛かったです。自分だけで頑張ってるように見えたのが不満だったんですね。
初仕事が入部承認というのが何とも上手くまとまってて楽しめた好シリーズでした。
余韻たっぷりでええのう・・・。

んで、遂にラストシリーズ突入か?
確かにこのまま後処理だけして終わるのも寂しいですからね
最後の花火を打ち上げてくれる事に期待してます。



◆新米婦警キルコさん

所詮ゲスはゲスか・・・と失望してからの裏切り、とっても良かった(笑
初期はそういうちゃらんぽらんな部分に苦言を呈してたけど気が付けば成長してるじゃん
最初期の出来事がちょくちょく複線になってる辺りも構成の上手さを感じるし
実はスロースターター作品だったのかもしれませんね

何よりハングリージョーカーが個人的にイミフなままラストに向かってるのに対して
キルコの場合それなりに盛り上がってる感じがするんですよね
だから惜しいなって気もしますけど
まあ短期の惜作としてまとまるのもこれはこれである意味恵まれてるのかもしれないですね
実際ある程度話まとまってるもんなあ。次回作結構イケるんじゃない?

初期のキルコとゲスは私欲とか体裁の為に動いてる印象があったんですが
そこから比べると最近の二人はちゃんと少年漫画してて素敵だなあ・・・って思うんですよね
商店街の為に立ち上がったキルコに、そんな彼女を何だかんだで守ってくれるゲス
ちょっぴり感慨深さもあったりして・・・。
最初からこういうメリハリが付いてたらもう少し結果は違っていたのかも?
何にせよどういうクライマックスになるのかは素直に楽しみ。








◆次号からの新連載

私はジャンプを買ってからまず次号予告を見るんですけど、
いきなり神海英雄の絵が飛び込んできて驚きました(笑
ネタバレ情報とか一切見ないのもあって
不意打ちでしたねえ・・・
まさか神海英雄が連載復帰するとは望んでたけど半分は期待してなかったのでこの英断には拍手ですね

「あねどきっ」終了以降、ジャンプから卒業して
(〇〇が終わったら買うの止める~って常套句見る度に「うそこけ」って思ってたけど
 まさか自分がそうなるとは思っても見なかった)
「パジャマな彼女。」のお陰で再び購入し始めたからその間の漫画は単行本派の作品でしか読んでない
でも出戻りしてからその間の打ち切り漫画とかチェックしたんですけど
その中でもとみに面白味を感じたのが名作(いや怪作?)「LIGHT WING」だったので
今度はどんなファンタジーを見せてくれるのかが楽しみですね
あの漫画は何気に名台詞が多かったし、
印象に残る熱いシーンも多かったので今度のもそうなるように期待してます
多分打ち切られたとしても絶対に振り切れた出来になるだろうから何の不安もなく、期待(笑

無刀ブラックは去年のこの時期の読切でしたね
最後のは「花咲か一休」のコンビですね、でも一休は未読なんだよなー。
読切もなしにいきなり連載で復活というのは凄い。
結構意外性のあるラインナップでしたね。










今週はソーマ、スケット、キルコとツボ展開が多くて良かったです。
逆に河下水希のは原作者が付いたことで持ち味が消えちゃってるので
短期で終わらせて青年誌で思う存分また大人向けノスタルジックラブコメ描いて欲しい。切実に。

☆NEXT!の感想も書くので宜しければその頃に是非。