超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

藤村くんメイツ2巻

2010-03-23 01:43:17 | 漫画(新作)

敷誠一「藤村くんメイツ」2巻読了。



先月1巻出たばかりですが、早くも2巻目。
ちなみにこれが1巻の感想→http://blog.goo.ne.jp/nijigen-complex/e/0188a23643c61c199972747f71876244
1巻の主要キャラが出番大幅カットされた代わりに生徒会長とその側近の女、
新キャラのすばるが主に活躍しています。
で、1巻よりもかなり大雑把になってます(笑)。
大雑把っていうか、漫画太郎的な?繰り返しのネタがやたら多く
話自体も金太郎飴みたいな感じになってます。構成的に。
ただ、一応ストーリーはきちんと続いていますね。
てか、彼女募集のやつ生きてたんだ、ってことにまずビックリ。
藤村くん本当可哀相(笑)。

この書き方だと1巻からクオリティ下がったのか?と捉えられそうですが
別にそんなこともなく
方向性とかが若干変わってきた感じというか。
まず画面の作りがシンプルになってるのが大きいですね。読み易さを意識してるんでしょうか、
実際1巻よりも早いスピードで読めました。
ギャグに関しても結構大胆なものが増えてきたかな。コマ割とかも。
 あともう一つ、こっちの変化も大きいと思うんですけど中々にラブコメっぽい作りになってきたかな、と。
1巻の時点ではラブコメっていうよりも完全なギャグ漫画だったと思うんですけど。
主人公を好いているヒロインが一人しかいなかったし、そのヒロインもストーカーしてるような奴ですからね(笑)。
なんで必然的にギャグの要素のが強くなる。
それに兜の委員長と乾も登場回数多かったしね。
2巻もギャグ中心といえばギャグ中心なんですが
そんな中で生徒会長が藤村を意識するエピソードが多めにページ数つぎ込まれていたり
藤村のかつてのケンカ相手で今は更生した自称妹のすばるのエピソードが後半で展開されたりと
随分ラブ要素が多めになっている印象です。
あと100ページのえりの表情もそれっぽいですよね。
1巻のようなダラダラギャグを続けるのかと思いきや、ストーリー性のある流れに意外となってきていて
これからの展開は?みたいな楽しみ方も出来そうで3巻にも期待がかかります。
 と、いいつつ乾の出番が脇役レベルになっちゃってるのは正直寂しい!
生徒会長が良い感じになって来てるんで、その点では満足感あったんですけどね。
えりの出番も少なかった事を考えると、ある意味土台作り的な部分もあったのかな。
個人的には長く続いて欲しい作品なんで、それもアリだと思うけど。
いつか乾の単独話出来るくらい続かないかな。
またあの脱力系ギャグ思いっきりみたい(笑)。
というか乾は彼女候補にはならないんだ?それもチト寂しいかも。まあ当たり前なのかな。


しかし10話と11話の生徒会長は本当に良い表情多いなあ。
「あ・・・私に・・・欲情するなよ?」ってセリフと
「いるワケないだろそんな女子・・・」ってセリフが個人的にツボでした。
生徒会長とすばるに対してえりはどういう反応をするんだろう?それもまた、楽しみの一つですね。