神聖かまってちゃんのデビューミニアルバム、「友だちを殺してまで。」が発売された。
昨日の内に手に入れて、ずっと聴いていた。
で、微妙にやるせない気分になりました。
そう、そういった空しさややるせなさ、憂鬱な感情を掻き立てる、それを助長するのが彼らの音楽だと思うのです。
ちなみに、この日の記述で書かれていたのはこのバンドのことだったのです。ようやく書けます。
http://blog.goo.ne.jp/nijigen-complex/e/f43e41dba01045f847d7d7ec9d941508
凄い大雑把な括り方をすると、Syrup16gと銀杏BOYZを合わせた感じ、ってのが第一印象だったんだけど
それに加えてThe ピーズ、サンボマスター、ランクヘッドあたりの要素もあるのかな、って今は思います。
ただ、じゃあそれらのバンドのフォロワーか、って言ったら絶対に違う。
かまってちゃんの表現は、あくまでかまってちゃん独自の表現だと、そう感じられるんですよね。
個人的にそういう部分が凄いな、と。錬金術的というか。
なんとなくフラカンあたりも通ってきたのかな~って思うんだけど、どうだろう。
結構、ボーカルの態度や立ち振る舞いから、割とキワモノ的な扱いをされることが多いと思うんですけど
自分が聴いてる限りでは、これ本当に自分の思ってることをただ単に歌っている、それだけのような気がするんですよね。
だからこそ、ある種の純粋さのようなものが垣間見れるというか。
ただ自分が勝手に思ってることだし、勝手に受け取ってるだけですけどね。
しかし、自分にとってはどうしても単なる愉快犯には全然思えないというか、
抱え込んでるものの大きさや怖さを感じたりする方が多いんですよね。
で、重要なのは最近そういうバンドいないじゃないですか。
何をしでかすか分からない、危険な匂いのするバンドが。
80年代のパンクシーンの伝説を思わせるバンドが。
そういう系統のバンドで久々に台頭してきたのがこのかまってちゃんだと思うんですよね。
正に最凶の飛び道具。
でも、案外曲はポップで聴きやすいのもある意味矛盾していて面白いなあ。
ただ自分的には危険な匂いのするバンドを求めているかっていったら、別にそんなこともなくて
そんな自分でも何故かかまってちゃんは非常に気になる存在なんですよね。
一度ライブが観てみたい。
って思っちゃったから、思わずHPの先行でワンマンのチケット取っちゃった。
初のワンマンということで、どうなってしまうのでしょうか。
この不安とドキドキが入り混じる感覚。
今から楽しみですね。
ちなみにボーカルが千葉ニュータウンに住んでる、ってのもいいね(笑)。いつかLOOKでライブしないかな。
口ずさめる様に 神聖かまってちゃん
この曲、何気にめっちゃいい曲だなあ。音源化しないかな。