超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

「NO ALBUM 無題」を聴いた!

2010-03-11 21:30:20 | 音楽

ブッチャーズの新譜出ました。

bloodthirsty butchers「NO ALBUM 無題」。全10曲。3年ぶりのアルバム。
聴く前に少々気合というか、「よぉ~し、聴くぞ!」みたいな、そういう心持ちだったんですが
それは正直間違いでした。手に入れた時点ですぐ聴くべきでした。要は、とても聴きやすかったのです。


で、良いっ・・・!!
これだよ、これっ!ってちゃんと言えるような、そんな音になっています。
これは余裕で今の若いリスナーにもアピール出来ます。
ベテランの意地を見たり!ってところでしょうか。
私は今のオルタナとよく称されるバンドではLOSTAGE、People In The Box、THE NOVEMBERS、OGRE YOU ASSHOLEの4バンドが
特に個人的にお気に入りなのですが
それらの勢いのある若手オルタナバンドと比べても全然負けてないというか、同じくらい気持ちよく聴けるというか。
 というか、感性がいつまで経っても若いですわ。
「大人になんか分かってたまるものか」っていうかつての名フレーズのままに年を重ねてる印象で、
正直ブッチャーズがいつまでもブッチャーズのままいてくれて、
中学生から彼らのファンだった私としては非常に嬉しいです。感無量です。
ここから更に聴き込むつもり。
これはどんどんと沁みてきそう。

そう、結構この作品ってメランコリックな部分が強いというか、心の琴線にまっすぐ触れてくる感じなんですよね。
抽象的な表現であれですけど。
一つ一つのフレーズや、吉村秀樹のボーカルがいちいち郷愁感とか懐かしさを煽ってくるというか。
この独自の感覚を未だに保ち続けているのも凄い。

この間のライブレポで「新作はブッチャーズの王道になるだろう~」的な記述をしたのですが
正にその通りのアルバムになりました。私個人の感性では。
やっぱりブッチャーズはいつまで経っても大切なバンドです。私の中で。



加えて、そのブッチャーズに少なからず影響を受けたであろうノベンバの新譜もめっちゃ良い・・・!
去年の3月も良い作品揃いだったけど、
今年の3月も負けてないね。
やっぱり音楽が好きだっ。




FoZZtone/竹内電気@千葉LOOK 10.3.9

2010-03-11 02:34:50 | ライブレポ
竹内電気のガチャガチャで当たった。何故か暗くてすいません。



一度書いてる途中で消えてしまった記事なのでモチベーションがダダ下がりしてしまったのですが
それでも何とか書くんだよ!ってことで昨日行ったライブのレポ。
私は同じ事を書くのがどうにも苦手なので、少々軽めのレポになってしまったことを最初にお詫びしておきます。


ちなみに今回の対バン、FoZZtoneは「Lodestone TourⅡ」の一環で
竹内電気も「PLAY」のリリースツアーだったんである意味合同みたいな形になってるんですけれども
その前は(FoZZが)ランクヘッドでこれから先セカイイチと回ったりと対バンの数がえらい多い。
個人的にこのツアーで得るものは大きそうだなあー、とか思い。
実際彼らの呟きを観てても、すっごい楽しそうだ。



●FoZZtone
先月の横浜とは違って、今回はえらい攻めてきたな~という印象。
や、横浜が攻めてなかったんじゃなくて、モードが違ってたというか。
驚いたのは「BRUTUS」のモッシュピットですね。FoZZtoneのライブでモッシュとか初めて見たよ(笑)。
自分もそこに加わってたんだけど、あくまでゆるいモッシュだったのも彼ららしいなあ。
その前の「黒点」もパンキッシュ・モード全開で熱かった。
LOOKは小ハコ中の小ハコなんで、キッチュに攻めようというテーマだったのかな?
それとお馴染みの「JUMPING GIRL」は今や鉄板クラス、やると必ず盛り上がってるのが凄い、というか便利。
シニカルなボーカルもいつも以上に冴えてた感じが。
 新曲は横浜と同じく「Lodestone」のテーマ曲らしきものと、愛を歌った「Slow Flicker」の2曲。
前者はさほど印象は変わってなくて、緊張感のある始まりに痺れた感じなんだけど
後者に関しては微妙に柔らかくなってる気がしたな。横浜の固さも、あれはあれで良かったけれど。
冷静に言葉に耳を傾けると、相変わらず良い詞書いてんなー、とか思った。
 個人的ハイライトは最後の「the imprinting」。
個人的にLOOKでFoZZtoneを観たのは一年半前のSTAnとのツアー以来だったんだけど
その時も最後にこの曲演ってて、その時の事を何となく思い出してしまった。
相変わらずLOOKで聴くこの曲はCDの何倍も威力がある。
必要以上に力を込めたボーカルが、逆に気持ちよく響いていて感動。
「NAME」で声が裏返ってた時はちょっと心配したけど、終わってみれば余裕でいいライブだったと思います。
やっぱアンサンブルどんどん逞しくなってきてる!

セットリスト
1.Lodestoneのテーマ
2.NAME
3.NIRVANA UNIVERSE
4.黒点
5.BRUTUS
6.Slow Flicker(新曲・表記適当)
7.ワンダーラスト
8.Elevator
9.JUMPING GIRL
10.音楽
11.the imprinting

ちなみに竹電とのコラボ、と称して竹内君のギターを竹尾が弾く場面も!
何そのコラボ!?どうせなら一緒にやればいいのに!とか思いましたが、時間なかったのかな。
でも竹尾がああいうシンプルなデザインのギター弾いてるのは中々新鮮で面白かった。



●竹内電気
観るのは2回目、前回もこのLOOKだったんだけど、良い意味で変わってなくていいですね。
チケットはソールドアウト、だったそうでメンバーは非常に喜んでました。
めでたいなあ。

彼らの物販は結構可愛くてファンシーなものが多かったんですけど、音楽性も正にそういう感じですね。
ほどほどにポップで、ロック。
前回見たときも思ったんですがビークルやバンアパに何となく近い感じがしましたね。
メロディラインやアンサンブルの雰囲気とかが。
でもきちっと竹内電気、ってフィルターを通してるあたりは流石。
個人的に新譜で一番好きな「アンラッキー・レボリューション」を演ってくれたのが嬉しかったり。
歌詞が等身大でいいなあ。

と、いいつつも個人的にはやっぱ「boys be」が一番のハイライトだったかな。
なんかちょっとウルウル来ちゃったくらい。
タイトル通り本当男子向けの楽曲。
「I wanna be your boyfriend」ってフレーズはマジで好きです。

アンコールは一曲だけでしたが、アットホームな雰囲気とか千葉に対しての愛情とか、
そういうものが感じられるライブで中々良かったです。
ちょっとワンマンとかでも観てみたいかなー、とか思ったんですが
5月はただでさえ行く予定のライブ多すぎだから、ちょっと無理かな・・・。
でも機会があれば、また。
 ちょっとデパートの中(または屋上)にあるゲームセンターとか、そういう雰囲気もありますよね。彼ら。
抽象的な表現ですが。

あと個人的にミュージックスクエアのOPであった「over」をいつか生で聴いてみたいです。




という訳でFoZZtoneはそこはかとなくパンキッシュ、竹電はアットホームと、
正しく「異色対決」という煽り文句がふさわしい感じの対バンで
個人的にはそれもまた面白かったというか、アリだったな~とか思いました。

あと一度消えた割には思った以上にガッツリ書くことが出来て良かった。
本当は一曲一曲を順番に追う流れで書いてたんですよ。
でも同じ事書くの嫌だから総括するタイプのレポートにチェンジしました。
と、どうでもいい裏話ダラダラ話したところで、無事にレポートを締めさせていただきます。

もう一つどうでもいい事ですが、LOOKから出て歩いてたら下が雪でビビりました。いつの間に?