ブッチャーズの新譜出ました。
bloodthirsty butchers「NO ALBUM 無題」。全10曲。3年ぶりのアルバム。
聴く前に少々気合というか、「よぉ~し、聴くぞ!」みたいな、そういう心持ちだったんですが
それは正直間違いでした。手に入れた時点ですぐ聴くべきでした。要は、とても聴きやすかったのです。
で、良いっ・・・!!
これだよ、これっ!ってちゃんと言えるような、そんな音になっています。
これは余裕で今の若いリスナーにもアピール出来ます。
ベテランの意地を見たり!ってところでしょうか。
私は今のオルタナとよく称されるバンドではLOSTAGE、People In The Box、THE NOVEMBERS、OGRE YOU ASSHOLEの4バンドが
特に個人的にお気に入りなのですが
それらの勢いのある若手オルタナバンドと比べても全然負けてないというか、同じくらい気持ちよく聴けるというか。
というか、感性がいつまで経っても若いですわ。
「大人になんか分かってたまるものか」っていうかつての名フレーズのままに年を重ねてる印象で、
正直ブッチャーズがいつまでもブッチャーズのままいてくれて、
中学生から彼らのファンだった私としては非常に嬉しいです。感無量です。
ここから更に聴き込むつもり。
これはどんどんと沁みてきそう。
そう、結構この作品ってメランコリックな部分が強いというか、心の琴線にまっすぐ触れてくる感じなんですよね。
抽象的な表現であれですけど。
一つ一つのフレーズや、吉村秀樹のボーカルがいちいち郷愁感とか懐かしさを煽ってくるというか。
この独自の感覚を未だに保ち続けているのも凄い。
この間のライブレポで「新作はブッチャーズの王道になるだろう~」的な記述をしたのですが
正にその通りのアルバムになりました。私個人の感性では。
やっぱりブッチャーズはいつまで経っても大切なバンドです。私の中で。
加えて、そのブッチャーズに少なからず影響を受けたであろうノベンバの新譜もめっちゃ良い・・・!
去年の3月も良い作品揃いだったけど、
今年の3月も負けてないね。
やっぱり音楽が好きだっ。